18日から開幕した全日本大学軟式野球選手権大会に本学軟式野球部が出場!
それを記念してスポーツ大東新聞7月号に掲載した活躍が期待される小柳友哉(スポ科2)投手と仲川友基(英語2)捕手へのインタビューの完全版を公開!
注目のバッテリーに迫る!!完全版
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▲気合い十分の 小柳と仲川 |
それでは、対談インタビューを始めたいと思います。よろしくお願いいたします。
小柳:はい!よろしくお願いします!
まず、それぞれに改めて春季リーグの振り返りをお聞きしたいです。
小柳:一ヶ月半前田からあんまり覚えていないんですけど、(すみません 汗)優勝した瞬間はとても喜んでいたのを覚えています。
仲川:リーグ初戦が負けで始まってしまったのでヒヤヒヤしていましたが、いろいろな試合を経験して一つ一つ勝ち進み、最後はなんとか勝ち残れて安心しています。
そうですね。なかなか難しい流れだったと思います。大東の試合は今まで見てきた中、立ち上がりを狙われることが多かったと思いますが春季リーグでそのような流れは全体的にどうでしたか?
小柳:俺の立ち上がりが悪かったことを言っているんですね?(笑)
仲川:その通りで、ほとんどの試合は後半勝負になってしまい、タフなリーグ戦でした。得点も同様で、後半の得点シーンが多かった印象です。
なるほど。後半勝負というのは、後半でどのように考えながらプレーしていたのですか?
小柳:バッテリーはとにかく抑え続けるしかなかったので、早く打者に点を取ってくれと願うばかりでしたね。
仲川:チームの雰囲気が、序盤に負けていていつでも後半取り返せる!!と言う雰囲気でしたので、考えながらと言うより後半なんとかなる!!みたいな感じでした。
小柳:たしかに。ただ、ピッチャーからしたら凄いプレッシャーでした。(汗)
タフですね(笑) 決勝戦の相手は1部の中で一番強い東京学芸大学でしたが、どのような印象を持っていたのか具体的に教えてください。
小柳:俺は立ち上がりが悪い傾向にあるので、そこら辺は少し気をつけていたんですけど、やっぱりフォアボールやデッドボールを出してしまってヤバいとは思ったんですが、バックにも助けられなんとか完封できました。
仲川:一度リーグ戦で負けていたのでもう失うものは無い!と言う考えで思い切り勝負すれば勝てる!という感じでした。しかし、正直完封で勝てるとは思ってなかったです。
確かにリーグ戦では負けていましたね。私も驚きました。今まで東京学芸大学の試合を見ていて、学芸大は打線が上手くつながるというような印象がありましたが、それについてはどう捉えていますか?
小柳:学芸は練習量が多いし、頭良いから色々仕掛けてくるし、単純に上手い人ばっかりだし誰がどう見ても格上ですね。四年生残ってるし、ジャパン(日本代表)いるし。
仲川:捕手である自分からすると一度やった打線だったので攻め方は分かっていました。リーグは林が投げて、決勝は小柳と投手も違ったので、こちらの打つ策はたくさんありました。
東京学芸大学内に日本代表いらっしゃるんですね!それは初耳でした!
仲川:四番のそいつ(ハマくん)を抑えたことが勝因でしたね。
小柳:(笑顔)
四番は打者の中で一番実力のある選手ですよね。打つ策はたくさんあったとおっしゃっていますが、例えばどのような策ですか?
小柳:それはもうキャッチャー様にお任せしていました。
仲川:ストライクゾーンを広く使う、相手の打ち気を利用してボール球を振らせる、小柳のストレートを信じる。
なるほど、色々考えていたのですね。試合の中でバッテリーとして意識共有や狙いはありましたか?
仲川:決勝ですか?リーグ戦ですか?
決勝戦ですね。
仲川:9回を投げきる予定で、変化球を上手く使いながら配球を組み立てました。無駄なランナーを出さないようにした。勝負所ははっきり三振を狙う。
私は野球の経験はありますが何しろ知識が浅いので小柳選手の変化球の持ち玉が何かは分かりません(笑)持ち玉は例えばどのようなものがありますか?
小柳:ストレート、縦のスローカーブ、横のスライダー、カットボール、チェンジアップです!
結構種類が豊富ですね!凄いなと個人的に思います!決勝戦で仲川選手がHRを打ちましたが仲川選手自身どうでしたか?また、小柳選手は仲川選手の決定打を見てどう感じましたか?
小柳:そのときのようすをVTRにまとめたのでどうぞご覧ください。
ーVTR鑑賞後ー
仲川:6回で整備明けの先頭打者だったので相手は必ず甘い球を投げてくると思ったので真ん中に絞って思い切り打ちました。この日は調子が悪くて普通に打ってもどうせ打てないので全打席HRを狙ってました笑
小柳:整備明けの先頭バッターのHRで先制点だったので流れが完全に来たな、と思いました。そして8番バッターだったので誰一人HRなんて期待していなかったと思います笑 それだけにインパクトも絶大でした!
思ったのですが、整備明けだと有利な部分はあるのですか?
小柳:整備明けは流れが一度リセットされるんです。だからそこから流れを掴んだ方が後半戦の主導権をつかめるんです。
仲川:インターバルが整備のため何分か入るため、集中力が切れたり、流れが変わります。しかもあの試合は0−0だったのでなおさらです。
小柳:めっちゃ勉強集中していたのに強制的に終わりにされてそこから再開しなきゃいけないみたいな。相手からするとその初球が狙い目です!
そういう部分があるのですね。全打席HRをめざすとはかなり強気ですね笑
仲川:正直捕手の方に集中していて打撃はシンプルに考えていました。
ここで一旦お二人について聞いていきます。仲川選手は神奈川の高校、小柳選手は長野の高校とばらばらですが、どうして大東に入ろうと考えたのでしょうか?また、入学してすぐに野球部に入ろうと考えていたのですか?
仲川:入学理由は滑り止めです笑
小柳:大東は滑り止めです笑 本命だった日本体育大学に落ちました笑
仲川:軟式野球部に入った理由は野球が好きで大学でも続けたくて、そこにとても好都合なこの軟式野球部があったからです。
小柳:俺は野球はやるつもりで、硬式野球も練習見に行ったりいろいろ聞いたりしたんですが寮生活なことと、勉強ができなさそうだなということと、一般入試で入学してきた人が硬式に入部する人が2〜3人しかいないと聞いてやめました。部活が良かったのでサークルは頭にありませんでした。
仲川:硬式野球も考えましたが、予算、勉学、体力面で考えると断念せざるを得なかったです。
小柳:田中元気さん(昨年度の軟式野球部主将)の持っていた軟式野球部のビラを真っ先に取りに行きました。
そうだったのですね!お二人が初めてバッテリーを組んだのはいつ頃でしょうか?また初めて会ったときの第一印象はお互いどのように思っていましたか?
小柳:代が変わって一番最初の練習試合(早稲田大学戦)です。
仲川:野球の印象になってしまいますが、良い球投げるなあといった感じです。普段の第一印象は自分が土曜授業があり、なかなか練習に行けなかったのでよくは覚えていませんが、ハンサムボーイだなあと。
小柳:第一印象は俺らの学年、人数が多過ぎて誰が誰だか分からなかったですけど、友基が1年生の頃、土曜授業でなかなか練習に来れなかったので、もっと練習に来れば東日本大会の時の秋季リーグ戦の時からキャッチャースタメンで出れただろうなという印象です。ハンサムボーイありがとう(笑顔)記者さんはどう思いますか?
確かに同年代のメンバーが多いですよね。そうですね、小柳選手を初めて見たときが小柳選手が一年生の時だったので、一年生なのに凄い良い球を投げるなあと思ってました。確かにイケメンだと思います!
小柳:無茶ぶりに応えてくださってありがとうございます。家宝にします。
バッテリーというと信頼関係が強くないといけない印象がありますが、お二人にとってバッテリーというものをどんな風に考えていますか?
仲川:ピッチャー>キャッチャーな気がします。言葉にしづらいですが、ピッチャーあってのバッテリーなのでキャッチャーはピッチャーが気持ちよく投げれるようにキャッチングや声かけをするようにしています。
小柳:俺はキャッチャーがどっしり構えていてピッチャーの無茶ぶりを受け止めてくれる印象です。主に配球の意思疎通はしていたいですね。友基はそれに関してはキャッチングの音も良いですし、声がけもポジティブなことが多いので凄く投げやすいです。
仲川:たしかに。
配球はとても大事な要素ですよね。ちなみに小柳選手の無茶ぶりを受けたことはあるんですか?
仲川:無茶ぶりと言うより意見ですかね。こうしてほしい、ああしてほしい。
小柳:たしかに。今日寒いからカットボールはあんまり投げたくないとか。
なるほど。バッテリーを組んでいる中で、これまで嬉しかったことや悔しかったことはありますか?
仲川:嬉しかったことは2人の気と間合いと配球があって三振を取れたこと。悔しかったことはリーグ戦の明星戦で負け投手にしてしまったこと。
小柳:嬉しかったのは、やはり相手の考えを読んで裏をかいた配球で打ち取れたときです。悔しいのはやはり負けたときですかね。
仲川:スライダーを止められなかったときも悔しいですね。
やっぱりバッテリーの息が合うと喜びも凄く大きいですよね。小柳選手のスライダーというのは仲川選手にとっては捕球が難しいのでしょうか?
小柳:これ投げたいなーって思ったときにそのサインが出るととても嬉しくなって何度も首を縦に振ってしまいます(笑顔)
仲川:(スライダーは)キレが凄いので、やはり難しいですがおかげで自分の能力もレベルアップすることができます。
次にお互いを色にたとえるなら何色ですか?その理由も合わせて教えてください。
仲川:黒。何にも染まらず自分の道を良い方向に進めている気がする。
小柳:青。理由はキャッチャーは落ち着いている印象があるから。でもプライベートでたまにネガティブな発言をするから。
結構対照的な印象ですね笑 バッテリーとして一つと考えるなら何色でありたいですか?
(少し考えてから、お互いに感じた色をいっせーのの合図で言う)
小柳:白
仲川:緑
派手さも落ち着きさも兼ね備えていると思ったので緑。またしっかりとした色も持っていると思ったので。
小柳:俺らのバッテリーはまだまだ発展途上なので何色にも染まれる白だと思いました。
仲川:ではそうなりましょう!笑 白と緑で薄緑ってことで。
そしてお互いに自分の武器だと思っていることと、バッテリーとしての武器を一言で言うとしたら何か教えてください。
仲川:自分の武器は投手に気持ちよく投げてもらう力。バッテリーの武器はこの2人がグラウンドにいれば抑えてくれると思わせてくれる安心感、落ち着き。
小柳:俺の武器はストレート。バッテリーの武器は意思疎通が取れるところ。意思疎通が取れれば試合毎に相手や自分たちの調子や試合状況に応じて柔軟に配球を対応させられる。
それぞれに良いところが組み合わさって今のバッテリーになったんだなというのが伝わりました。8月に行われる全日本についてですがどのような印象を持っていますか?
仲川:未知の世界ですが、学芸大レベルのチームがたくさんいるという印象です。油断は決してできないですね。
小柳:強いチームがたくさん来るんだろうなって思っていますが、決勝戦やリーグ戦が楽しすぎて、全国でも楽しくやるんだろうなって思っています。だから楽しみです。
仲川:ただ弱気にある理由もないのでリーグ戦、決勝トーナメント同様みんなで思い切り楽しんでいきたいです。
確かに未知の領域ですよね。最後の質問になりますが、お二人が全日本でこれは絶対にやるぞという目標とすることを教えてください!
小柳:ベストのプレーをするのはもちろん楽しむ!大学軟式野球は楽しんでなんぼなのでいつも通りわいわい楽しく戦ってきます!
仲川:応援に来てくださる方々のためにも印象に残る一打を打つ!小柳だけでなく投手陣全体をまとめて全員で楽しんで野球をする!
長い時間でしたがインタビューを受けていただきありがとうございました。
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▲インタビュー時の 様子 |
【奈良佳織】