大東ウーマンズ・スポーツ・アライアンス年次報告会
日時:3月4日 13:30〜15:00
会場:大東文化大学東松山校舎
大東女子アスリートの
活躍を見据えて
本日、東松山校舎にて大東文化大学の運動部の女子生徒を対象にした大東ウーマンズ・スポーツ・アライアンス年次報告会が開かれ多くの運動部に所属する女子学生が出席した。この大東ウーマンズ・スポーツ・アライアンスは昨年の11月に結成され、心身ともに健康で安全にスポーツ活動に取り組むための支援組織である。今回は2回目の集まりとなる。スチューデント・リーダーであり、陸上競技部長距離部門の元廣由美(経営4)の開会の挨拶で幕を開け、様々な報告が行われた。ロゴマークについての話も上がり、サマンサタバサにより作られたロゴマークが発表された。ピンクと白で構成され、女性の活躍を象徴するようなロゴマークに期待を膨らませられる。その他にもさまざまな種類のロゴマークが発表された。続いて各部の活動報告があり、各部活の今年度の成績が報告され、一同でその活躍を称えあった。
そして、目玉である蕪木智子准教授(スポーツ・健康科学部健康科学科)による講話が行われた。テーマに「女性アスリートのコンディショニングと栄養」について女性アスリートの問題を踏まえて食生活や栄養について具体的にお話をいただいた。講話終了後には学生からの積極的な質問もあった。最後にスチューデント・サブリーダーで女子バレー部の草柳さや(国際文化4)から講話の感想も含めた挨拶で締めくくられた。
<インタビュー>
田中博史所長(スポーツ振興センター/スポーツ・健康科学部スポーツ科学学科教授)
Qロゴマークをつける意味は何か
ロゴマークをつけることで自分たちに対して賛同してくれる企業がこんなにあるんですよってことで、自分たちのブランド価値が上がることで自信につなげて欲しいと思う
Q大東の女子アスリートについて
ざっくり言うと本学は男子が多いが女子の大学に見えるくらい女子の選手が積極的だなと思う
Qこれからについては
今は教員主導で動いているが、いずれは学生が動いて欲しい。お互いがお互いを刺激し合って、更に上を目指していってくれればと思う
工藤保子准教授(スポーツ・健康科学部スポーツ科学学科)
Q活動でこんなことをしたら面白いのではないかという案はあるか
サッカー部やバレー部が地域の子供たちを対象にスポーツクリニックをやっていますが、それらの日程に合わせてサッカーもバスケもテコンドーも色々な地域の子供たちが体験できるようにしても面白いと思いますし、そこから地域貢献にもつなげられたら学生にとってもプラスではないかと思う
Q新1年の女子アスリートに伝えたいことは
大学生になると自炊などどうしてもいろいろな意味で自立して生活していかなくてはいけなくなるので知識を持ってもらいたい。加えて女性としての特性も頭で分かっておいて、四年間上手く競技や自分の身体と向き合っていって欲しい
蕪木智子准教授(スポーツ・健康科学部健康学科)
Qこの総会に求める成果は
食事を気をつけたいなと思っていても、知識がなくてできない人が多い。これを機会に少しでも皆さんが常に良い状態で良い結果を残せることに貢献できればと思っている
Q講義の内容のほかに女子アスリートや周囲に呼びかけたいことは
今回はあまり触れることはできなかったが、月経不順や月経が停止してしまっている女子アスリートが全国的に多い。そうすると競技生活に将来的に影響が出たり、将来に出産というターニングポイントを迎えたときに上手くそれができなかったりというリスクがある。なので、月経が来ないという怖さを女子アスリートに知ってほしい
スチューデント・リーダー 元廣由美(経営4/陸上競技部長距離)
Q今後、この総会に何を求めるか
今は先生方がすごく熱心に動いてくださっているので、学生を中心に動いていけるようになったら良いなと思う
Q学生リーダーとしての活動は
設立してから半期という短い間だったのでそこまで活動することはなかった。今後この活動が広まって言ってくれたらと思う
Q入学してくるアスリートたちに一言
大学自体が盛り上がってくださっているので、こうした環境を生かしてのびのびと運動してほしい
【奈良佳織・高木彩衣・高橋芹奈】