2020年11月21日

【陸上競技部】第84回平成国際大学長距離競技会

【陸上競技部長距離】

大会名:第84回平成国際大学長距離競技会
日時:11月21日
場所:鴻巣市立陸上競技場

成長見せるも、課題残る

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▲自己ベストを更新した 川島

 秋晴れが心地よい、鴻巣市立陸上競技場にて第84回平成国際大学長距離競技会が行われた。風が吹き荒れる中のレースになり、全体的にタイムが伸び悩んだ大会となった。
 女子は、川島琴美(日文1)が序盤から先頭集団につきレースを展開、その勢いのままゴール。9分52秒88の自己ベストをマークした。男子は、シーズンベストをマークしたのが敦賀優雅(現経1)のみと厳しい結果となった。
 明日は関東学生対校選手権(関東インカレ)、明後日は10000m記録挑戦競技会とコンテンツの大きい大会が開催される。今季残り少ない大会となる。いかに本来の力を発揮できるか、また成長した走りに期待したい。

結果

▽女子3000m 7組
5着 川島琴美(日文1)9分52秒88 PB
12着 野末侑花(スポ科2)10分17秒41
24着 川ア実紗(教育2)10分52秒82

▽男子5000m8組
横浜琉星(国際文化2)DNS

▽男子5000m 11組
10着 浅野成海(教育3)15分07秒62
32着 森洸晴(スポ科1)15分35秒01
34着 鷹谷雅久(経営1)15分40秒41
35着 服部奏斗(スポ科3)15分40秒76

▽男子5000m 13組
2着 敦賀優雅(現経1)14分47秒30 SB

▽男子10000m8組
32着 寺田健太郎(経営4)31分47秒02

▽男子10000m 11組
木山凌(経営2)DNF

▽男子10000m 7組
34着 谷萩由歩(スポ科3) 32分33秒76

▽男子10000m 3組
32着 山本柊介(国際文化1) 30分47秒04 PB 

※取材については後日掲載いたします。

▼インタビュー

川島琴美(日文1)
− 今大会の目標タイムやレースプランを教えてください。
前回の記録会での反省点を生かし、苦しいところでしっかり耐えるということを意識しました。
− 大会前の調子はいかがでしたか。
いつもとあまり変わらず、調子が良いというわけではありませんでした。
− 走り振り返ってまた結果を受けていかかでしょうか。
前回よりペース自体はゆっくりでしたが、極端に1000mごとのタイムが落ちることなく、落ち着いて走ることができました。
− 見つかった課題と収穫を教えてください。
タイム自体はまだまだ目標としているものから離れています。3000mは公式の試合ではない為、練習の一貫です。しかし3000mでタイムを出すことができれば1500m、5000mに繋げることができると思うので、そこを頭に置いていきたいと思います。
− 富士山女子駅伝があります。今後の目標に向けてお願いします。
まずはしっかりと駅伝のメンバー入りをすることです。チームの底上げが課題となっている中で自分が少しでも力になれるようになりたいと思います。その為に、苦しみに慣れ、そしてそれを楽しめるように全力で取り組んでいきたいです。

 例年5月に行われる関東学生対校選手権(関東インカレ)だが、今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で10月、11月に分散開催されることに。長距離は11月22日〜23日にかけて神奈川・相模原ギオンスタジアムにて開催される。

▼関東学生対校選手権(関東インカレ)

▽男子2部10000m決勝
井田春(国際関係2)

▽女子1部5000m決勝
山賀瑞穂(スポ科2)
飯嶋優羽(スポ科2)

▽女子1部10000m決勝
今井彩月(スポ科2)

以上4名が出場予定。

 10000m記録挑戦競技会は11月23日、神奈川・相模原ギオンスタジアムにて開催される。関東学生連合チームに選出された菊地が出走予定。どんな走りを見せるか期待がかかる。

▼10000m記録挑戦競技会

片根洋平(国際関係3)
三ツ星翔(社経4)
倉田蓮(社経2)
蟹江翔太(スポ科2)
菊地駿介(国際関係1)
北川慎一郎(国際文化3)
伊東正梧(スポ科1)
小林裕輝(国際関係2)
佐竹勇樹(スポ科1)

以上9名が出場予定。

【西澤蒼馬】
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2020年01月03日

【陸上競技部男子長距離】第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)


『 𠮷井、初の箱根走る
区間9位相当の力走! 』

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▲沿道の声援に応える 𠮷井選手

 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が1月3日、神奈川・芦ノ湖から東京・大手町までの5区間109.6`で復路のレースが行われた。本学は東京箱根間往復大学駅伝予選会(箱根予選会)を突破できず、本戦連続出場が8年で途切れたが、チームトップの走りを見せた𠮷井龍太郎(国際関係3)が関東学生連合に選出された。チームエントリーの16人に入り、12月29日の区間エントリーの発表で、8区にエントリーされた。当日変更はなく、自身初の箱根路の出走となった。

 前日の往路では、オープン参加の関東学生連合は5時間34分54秒で、21チーム中19位相当で厳しい結果となった。総合成績の目標は10位相当を掲げているだけに、復路での巻き返しに期待がかかった。
 迎えた復路、8区の後半は残り6キロ地点に待つ「遊行寺」の坂の上りがあるタフなコースとなっている。𠮷井は、20番目でタスキを受け取ると、難所である「遊行寺」の坂を攻略し、区間9位相当のタイムで走り終えた。
 オープン参加のため記録には残らないが、本学はチームとして出場できなかったために、経験を積んだことはチームにとってプラスになる。𠮷井の気迫の走りから、チーム全員得たものは大きいはずだ。この悔しさを糧に成長し、来年の箱根路でライトグリーンのタスキが見れることに期待したい。

▼結果
8区(21.4km)
𠮷井龍太郎(国際関係3)66分36秒(区間9位相当)
▼総合結果
関東学生連合 11時間12分34秒(19位相当=オープン参加校)

▼選手コメント

ーー走り終えての率直な感想は。
 最初はすごく緊張していたのですが、楽しんで走れたかなと思います。
ーーレースプランや目標はありましたか。
 最初はなるべく余裕を持って入って、遊行寺の坂で力が使えるように思っていました。タイムは大東大記録の65分50秒を狙っていたのですが、そこまでいけなかったので悔しさがあります。
ーーレースを振り返っていかがですか。
 区間9位相当ということで、単純に嬉しかったです。来年チームの力として活かしていきたいです。
ーー遊行寺の坂までに体力を温存する戦略は上手くいきましたか。
 自分で思っていたよりは体力を使ってしまったので、坂で足は止まったのですが、そこからもう1回うごかせたので、それなりに上手くいったかなと思います。
ーー初の箱根はいかがですか。
 声援がすごくて、知らない人からも名前を呼んでもらえてとても嬉しかったです。
ーー給水は馬場コーチにもらっていたとお聞きしましたが。
 コーチも選手だった時に5区を走っていたので、そこで上りのアドバイスをしてもらってすごく力になりました。
ーーレースの総括をお願いします。
 目指していたタイムは達成できなかったのですが、区間1桁という目標は達成できたので、及第点はあげられるかなと思います。
ーー関東学生連合は後ろの方でタスキを渡していましたがそこについては。
 順位も順位だったので、上げるというよりも楽しむ。学生連合のためにも上げるのですが、まずは楽しむ。と切り替えていました。
ーー奈良監督が辞められることに対しては。
 今までお世話になったので、しっかり恩返しできるように走りにいきました。アップにいく前も話してそこでもアドバイス貰えて力になったかなと思います。
ーー来年の抱負をお願いします。
 しっかりチームをまとめられる4年生になり、引っ張っていける選手になりたいです。1万メートルは29分1桁、ハーフは63分台を目指してやりたいなと思います。

(写真・記事 西澤蒼馬)

【西澤蒼馬 新井美咲 長橋旺延】
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2019年12月30日

【陸上競技部女子長距離】富士山女子駅伝


『 創部10年目
総合力で準優勝を勝ち取る 』

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▲最高の笑顔で1年を締めくくった女子長距離

 2019全日本大学女子選抜駅伝競走(2019富士山女子駅伝)が12月30日、静岡県富士宮市の富士山本宮浅間大社前から富士市の富士総合運動公園陸上競技場までの7区間43.4kmのコースで熱戦を繰り広げた。
 レースの流れを左右する重要な1区は秋山祐妃(スポ科3)が出走。序盤先頭集団につくもじりじりと後退し、先頭と37秒差の15位で2区吉村玲美(スポ科1)にタスキをつないだ。吉村は差を埋めるべく力走し驚異の9人抜きで6位、3区今井彩月(スポ科1)にタスキリレー。今井は2つ順位を落とし8位で4区今泉野乃香(スポ科4)にタスキをつないだ。今泉は3人抜きで5位、5区(10.5km)は各チームのエースが集う最長区間、関谷夏希(外英4)へタスキをつないだ。5km通過は、順位を一つ上げて4位。そのまま後半強みの粘りの走りで4位通過、先頭との差が1分18秒差で6区はルーキー山賀瑞穂(スポ科1)へタスキをつないだ。山賀は順位をひとつ落とし3位、先頭とは1分52秒差でアンカー昨年同区間区間賞鈴木優花(スポ科2)へタスキリレー。鈴木は粘りの走りを見せるも、2位でゴールした。今大会区間賞はゼロにとどまったが、総合力で準優勝を勝ち取った。『日本一』を掲げていただけに選手たちからは悔し涙が溢れた。来年は、関谷夏希という絶対的エースが抜ける。その穴を埋めるべく個々の成長に期待したい。

監督選手コメント

外園隆 監督
「個の強さだけでは駅伝ではまとまらない。個の強さをいかすのにも、繋ぎ役が大切。みんな自立して心強いが、来年は更なる個の成長に期待しててください」

1区(4.1km)
秋山祐妃(スポ科3)13分27秒(区間15位)
「なんとも言えない気持ち。鈴木が2位で終わらせてくれたが、優勝を狙っていただけ悔しい。レースの点数をつけるなら20点か30点。ペースが上がったとき対応できなかったのが力不足だと思った。エースが1人欠けてしまうので1からチームを作り直す。鈴木と吉村もいるし、1年生も入ってくるし、名城に立ち向かえるようなチームにしたい。」

2区(6.8km)
吉村玲美(スポ科1)21分14秒(区間3位)
「全日本負けてから優勝を1番に考えてきたので悔しい結果に終わってしまった。全日本よりも調整だったり、自信を持ってここに来れた。自分の考えていたようなレースができたので全日本より成長した。でも、名城が見えていたのに追いつけなかったのは悔しい。来年は2年になり後輩が入ってくる中で、チームが入れ替わってくる。先輩たちの分の空いた穴を埋めるのではなく、空いた穴以上のものをみんなで作っていきたい。」

3区(3.3km)
今井彩月(スポ科1)10分38秒(区間12位)
「個人の結果に関しては悔いしか残っていないです。タイムや区間順位も良くなかったです。チームに貢献できなかったということに関しては本当に悔いの残る結果でした。結果は2位になってしまったのですが、鈴木さんを笑顔で迎えることはできて、優勝を目指していたからこそ2位はとても悔しいです。自分の走りに納得していないので、富士山女子駅伝はこのチームで走る最後のレースだったので来年もっと練習を積んで行かなければだと思いましたし、競技面だけでなく、人間力も高めて行かなければだなと思いました。今年はトラックでタイムを出せなかったので、5000でしっかりとタイムを出してチームに貢献していきたいです。」

4区(4.4km)
今泉野乃香(スポ科4)14分24秒(区間3位)
「タスキをもらった時点で前に色々な学校がいたので前しか見ずに突っ走った。悔いはない。実業団に向けて、駅伝でしっかり本戦に出るということが目標。将来マラソンをやりたいので、地道にコツコツ頑張ります。」

5区(10.5km)
関谷夏希(外英4)35分02秒(区間2位)
「優勝を目指してきたので、2位という結果で、悔しさの残る大会でした。区間賞が取れなかったのと、あとの二人に安心して走れる位置で渡せなかったのがまだまだだなと思いました。まだ強い後輩達が残るので、応援しています。」

6区(6.0km)
山賀瑞穂(スポ科1)20分14秒(区間3位)
「1番を目指していたので、悔しいです。自分の持てる力を出し切って積極的に行けたと思うのですが、自分の甘さが出て終盤1人になった時に粘れなかったです。来年こそ、来年こそと言っていつも2位なので、本当に次こそは先輩方は居ないけれど、1、2、3年生で経験を活かして次こそ名城大に勝って優勝したいです。」

7区(8.3km)
鈴木優花(スポ科2)29分26秒(区間2位)
「1位を取るという目標を掲げていたので、それを果たすことができなかったので、悔しい気持ちでいっぱいです。前半で差がなく詰めてきた中で名城大の和田さんとせるレースになると思っていたのですが、少し差がついた中だったのでよしと思って走った結果、少し気負いすぎてしまって、思ったような走りができたのか分からないような結果でした。来年は2冠を達成することを考えていきたいです。」


【西澤蒼馬 丸山カノン 新井美咲】
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2019年12月29日

【陸上競技部男子長距離】箱根駅伝事前取材 𠮷井龍太郎


 今シーズン5000メートル、1万メートル、ハーフマラソンの3種目で自己ベストをマークし飛躍の年になった𠮷井龍太郎(国際関係3)。10月の箱根駅伝予選会ではチーム1番手でゴールするも、チームとして箱根駅伝出場の切符を逃し悔しさも味わった。それだけに関東連合チームに選出され注目度も高まっている。そんな𠮷井選出に今シーズンの振り返りや箱根駅伝に対する想いを伺った。

『 飛躍の年に 』

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▲ガッツポーズをする𠮷井選手

━━3年目で初の全日本予選会、箱根駅伝予選会出走しました。振り返るとご自身にとってどんなシーズンでしたか。
 飛躍の年になりました。全日本予選会でも自己ベスト更新して、そこからいい流れに乗って夏合宿もこなせました。箱根予選会もチームでは通ることはできませんでしたが、自己ベストを更新して良かったかなと思います。

━━特に印象に残った試合はありますか。
 箱根予選会です。一番目標にしていた箱根駅伝は出れませんでしたが、悔しさも今後に繋がると思うので来年さらにしっかりやっていきたいです。

━━トラックシーズンでの成長や、課題は見つかりましたか。
 関カレとかを考えると戦えるレベルではないので、今後はスピードを磨いていきたいと思います。

━━箱根駅伝予選会ではチーム内1番手の結果についてはどう評価していますか。
 自分より強い先輩もいた中で一番でゴールできたことは良かったです。本番では暑かったですが、そこで自分の強さを発揮できたのかなと思います。

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▲箱根駅伝予選会ではチーム一番手でゴールした 

━━11月30日の日体大記録会では、1万メートル自己ベストをマークしました。どう感じていますか。
 調子が良くなかったです。正直ベストは出ないと思っていましたが、ベスト更新できたので素直に嬉しかったです。

━━5000メートル、1万メートル、ハーフマラソンと自己ベストが3種目でましたが、好調の要因はどのように考えられますか。
 試合に向けての調整の合わせ方だったり気持ちの持っていき方が2年生のときより成長しているのかなと思います。

━━初の箱根が関東学生連合と注目度が高いと思います。プレッシャーはありますか。
 プレッシャーは少しはありますが、緊張とかよりも楽しみの方が大きいです。

━━12月中旬に関東学生連合の練習会があったと伺いましたが、そこでは具体的にどのような練習をしましたか。
 練習会自体は始めてで、LINEとかでもやりとりしていたので、緊張感とかもなく楽しくできました。結構喋ったのは城西や東京経済の子だったり同じ部屋だった日本薬科大の人とも話をしました。練習自体はロードで12km走りました。レースペース3分2秒〜3秒ぐらいです。多少調整して挑みました。手応えはありました。

━━箱根までに強化していく部分はありますか。
 正直期間も短いので強化というよりは、気持ちの持っていきかただったり風邪を引かないことかなと思います。

━━ご自身の走りの強みを教えてください。
 長い距離が得意だと思っているので箱根駅伝でも活かしていける強みだと思います。

━━箱根への意気込みをお願いします。
 関東学生連合というチームで大東文化として出れない悔しさはあります。選ばれたからには、どの区間任されても区間一桁では走りたいと思います。

━━本日はありがとうございました!
取材日:12月21日

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▲箱根駅伝への意気込みを書いていただきました!

𠮷井龍太郎(よしい・りゅうたろう)
 国際関係学部国際関係学科3年、長崎・西海学園校出身。自己記録:5000メートル14分28秒12、1万メートル29分30秒28、ハーフマラソン(21.0975km)1時間05分02秒。結果の通り、3年目は着実に力をつけ飛躍の年になった。出走すれば自身初の箱根路となる。笑顔が苦手と話していましたが、2枚ともいい笑顔が撮れました!今季の𠮷井選手の活躍からすれば『幻の区間賞』の獲得は現実になるはずです!

『幻の区間賞』…関東学生連合チームはオープン参加校のため参考記録となる。区間1位相当のタイムを出せば「幻の区間賞」と呼ばれる。


【西澤蒼馬】
posted by スポダイ at 17:00| 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月28日

【陸上競技部女子長距離】富士山女子駅伝事前取材 第2回 鈴木優花×関谷夏希×吉村玲美


 12月30日に行われる富士山女子駅伝。第2回目の特集です。今季2年に1度開催される、「学生のオリンピック」と呼ばれるユニバーシアードでハーフマラソンで鈴木優花(スポ科2)が金メダルを獲得し、1万メートルでは関谷夏希(外英4)が銅メダルを獲得する快挙を成し遂げた。またカタール・ドーハで行われた世界陸上に3000メートル障害に1年生ながら吉村玲美(スポ科1)が出場し、世界での走りを体感した。今回は女子長距離の3本柱と呼ばれる3人に世界でのレースの振り返り、富士山女子駅伝に対する想いを伺った。

『 世界の舞台を経験 』

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▲世界の舞台を経験した三人にお話を伺った。

━━本学女子長距離の3本柱と言われている選手ですが、お互いの印象はどのように感じていますか。
鈴木 玲美はすごく堂々としていて何にも恐れずに向かっていく姿がすごく印象的で、本当に心強い1年生だなとすごく感じています。夏希さんは、本当にいろいろ経験をされている中でしっかりと腰を据えて毎日競技に向かって大会にも集中して挑んでいる姿が、自分もそうなりたいという姿を見せてくださる、本当にキャプテンとして大きな存在だなと感じています。
関谷 鈴はどんな大会でも確実に結果を出してきていつでも冷静で物事を淡々とこなしていく姿があります。自分はやっぱり調子の波があるんですけどそれがなくて確実に結果を出す姿は自分にもすごく刺激にもなりますし、やっぱり強い選手だなと感じています。玲美は、1年生とは思えない強さというのも感じてやっぱり自分の持っている考え方とかすごく芯の強い選手で、世界陸上であったりそういう経験をしてきて自分も憧れる存在でもあるし、いろんなことを見てきている分すごく勉強になるなっていう姿があります。二人に共通して言えることは本当にこの1年間私は調子が悪い時もありました。そんな中でも二人がチームを引っ張ってくれて、練習でも常に先頭に立ってくれて二人がいなかったら練習を乗り越えて来れなかったと思うので本当になくてはならない存在です。なんか恥ずかしいな(笑)
吉村 鈴さんは、自分が入寮して一番最初に同じ部屋になって半年間なんですけどいろんなことを教えていただいて、大会の結果だったりとか本当にどんな大会でも外さないっていうのが鈴さんの印象です。練習からもキレの良さだったりとか後ろを走っていて鈴さんのすごさを身近に感じています。結果が大会につながってて、本当に自分の芯が強いというかそういうのが走りに出ているなと思っています。入学する前に富士山女子駅伝の録画とか見直してやっぱり鈴さんの強さが出ていて、本当にかっこいいなってずっと思っていて、その存在が近くにいて一緒に練習ができるっていうのが本当にすごいことだなって思いました。夏希さんはずっと憧れの存在で、この大東文化に入学してきて最初は憧れの人という感じで入ってきたので、いざ一緒に練習するとなると最初は本当にすごく緊張しました。テレビでずっと見ていた人と練習しているっていうのが自分はすごい刺激になったし、やっぱり大会とかでも「関谷夏希」という名前で、いろんなチームから知られている選手と日頃から練習できるのは本当にすごいなって思いました。憧れの存在から一番近くにいる先輩になったっていうのが自分の中ではすごく大きくて二人とも先輩の存在が大きくてこの二人の先輩がいるからこそ大東文化という強いチームができているので、本当にさっき夏希さんが言っていたんですけど本当になくてはならない存在っていうのは夏希さんと鈴さんだなって自分は思いました。

━━吉村さんは世界陸上を経験しました。
吉村 シーズンでは日本のトップで走ってきたんですけど、やっぱり世界に出てみるとまだまだ自分のハードリングの甘さだったり後半落ちてしまうことが目立ったし、日本だけに目を向けているだけでは狙っていくオリンピックだったり世界大会であったりでは戦えないなっていうことを肌身を持って感じました。

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▲世界陸上の3000m障害に出場し、世界の舞台で貴重な経験を得た 吉村選手

━━鈴木さんは、セブンヒルズ(オランダ)で好記録をマークし、実業団女子長距離記録会で学生歴代2位のタイムをマークしました。
鈴木 セブンヒルズは、世界のトップレベルの選手も一緒に走るので、世界新記録も出るような大会でした。周りの観衆の声だとかあと一緒に走っている人とかが声をかけてくださる方がいてそういうフリーな大会だからこそもあるんですけど、すごく楽しくて、そういう楽しさがあると流れにのった走りができるのかなっていうのが新たに発見したっていうのが大きな収穫でした。1万メートルの方では記録会だったので、勝負というよりかは自分の中で我慢をしていくイメージで挑んで、前の実業団のトップレベルについていってその中でも気持ちは楽にリラックスしていくと無駄な労力を使わない効率のいい走りができるっていうのが肌で感じました。ラスト2000メートルで少し苦しくなってから、落ちてしまったというところで、やっぱりラスト勝負のところで負けてしまうっていう課題が自分の大きな壁だなっていうのがはっきり知ることができたので、まだまだやることがたくさんあるなっていうところもできて、本当に良い経験ができました。

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▲初のユニバーシアード、ハーフマラソンで優勝を果たした 鈴木選手

━━関谷さんは実業団女子長距離記録会でシーズンベストをマークしました。
関谷 今回の大会はやっぱり自己ベスト更新は最低限で、31分25秒っていうオリンピックの標準記録っていうのを切ることを目標にやってきたました。でも結果は全く届かずに終わって、悔しい気持ちというか達成できなかったことに納得がいかなかった部分がありました。気持ち的に落ち込んでしまった部分もあったんですけど、でも今シーズンはなかなか思うように走れなくて、その中でセカンドベストということで久しぶりにレベルのタイムが出せたのでそこは安心したという部分もあります。そこですごく目標であったりとか自分の欠点っていうのが見つかったというのもありますし、上がってきたというのは感じられたので、次につながる試合になったかなとは思います。

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▲前半シーズン苦しむも関カレでは5000m三連覇を果たした 関谷選手

━━今年1番最も成長したと感じたレースはありましたか。
鈴木 実業団記録会です。昨年の自己ベストからちょうど1分更新でした。そこで成長を感じました。この1年間通して、いろいろなところを見直した結果だと思いますし、1年生の玲美が入ってきてスピード練でも刺激をもらいましたし、夏希さんは夏合宿一緒に走って練習してきていろんな面で勉強をさせていただきました。たくさん吸収できたことが記録につながるんだなと改めて感じることができた大会でした。
関谷 ユニバーシアードです。金メダルを目標にやってきて、銅メダルということで日本人2位に納得いかない部分もありました。前回大会のユニバーシアードから2年間ということで、やってきて前回はメダルもとれませんでした。今回はメダルをとれたことがすごく自分の競技生活において大きなものになりました。目標を達成できなかったからこそ次を目指したいと思ってきたので、次に向けてやっていきたいと思えた試合でした。それが一番貴重な経験でした。
吉村 日本選手権の優勝です。1年前に日本選手権に出たときに陸上やめようと思って出た大会でした。でもそこで8位入賞したことで大学でも続けてみようと思いました。臨んだ1年後の大会で優勝できるとは思っていませんでした。目標にしていたタイムが確実に見えたのが日本選手権なので1年間で8位から優勝まで成長できたことが嬉しかったです。

━━今年の駅伝でのご自身の調子はいかがですか。
鈴木 流れのある中で自分の走りを出していこうって挑んだ大会でした。特に全日本は合わせていったにも関わらず走っている間は競りっぱなし抜くことができずに流れをとどまらせてしまったのを感じています。実業団記録会でいい記録を出したことが自信になっているので富士山はそのままの勢いでいくことをイメージできています。
関谷 今年は本当にチームの中で勢いをつけなきゃいけない区間を任されていましたが、2レースとも特に関東は自分のとこで失速してしまって全日本も最低限の区間賞を取れなかったです。2レースともに不甲斐ない結果に終わってしまいました。富士山は最後でもあるので勢いのつける走りをして終わりたいです。
吉村 全日本が初めての駅伝でした。全日本の前の調整期間だったり、記録会とかでも5000m走ってなかったです。自分がどれくらい走れるかわからない状態で臨みました。1区で区間賞取りますって言って飛び出しましたが、結果は5番。1区で、勢いをつけて2区の先輩にタスキを渡したかったです。走り込みや調整がピークを合わせられなくて一番いい状態では走れなかったです。富士山女子駅伝に向けて調整してきて記録会も出ているのでこれぐらいで走れると自信をもっています。全日本よりは自信を持って本番を向かいたいと思っています。あとやっぱり大東で注目されるのは夏希さんと鈴さんなので二人の負担を少しでも和らげられるようにいい順位で次の選手に渡したいと思っています。

━━関谷主将は現状のチームの雰囲気や状態はどう感じていますか。
関谷 全日本は優勝が見えたレースでした。そこから優勝に対する気持ちが強くなりました。最近のチームの状況は、やる時はやる、練習以外はリラックスするというメリハリがある生活ができています。富士山女子駅伝に向けての優勝の気持ちは強くなっていますが、それを楽しんでいます。全日本前とは違ったいい雰囲気になっていると思います。

━━自身の走りの強みはどこですか。
鈴木 一人になっても攻めた中で自分のリズムを押していくところです。監督に言われてから意識するようにはなりました。高校から一人で走ることが多くてそれで自分で練習するしかなかった環境が、今考えると大きかったなと。それが強みになっています。
関谷 長い距離で後半あげていけるところです。後半キツくなってから追い込めることが強みかなと思います。
吉村 監督が言ってくださるのは、冷静な判断をして走るところって言われます。レースの流れを見てここで抜く時のタイミングだったり、判断することが強みかなと。あとはラストのスパートが強みかなと思います。

━━最後に富士山女子駅伝に向けた目標、意気込みをお願いします。
鈴木 まず一番はチーム全員で日本一をとるということです。まだわからないですけど最終区間(7区)を走りたいです。走れば2回目なので昨年の自分を超える走りをして最初にゴールテープを切りたいなと思います。
関谷 チームとしては優勝して監督を胴上げすることです。学生最後の駅伝となるのでキャプテンとして勝負を決められるような、区間賞以上の走りができるように頑張りたいです。
吉村 チームとしては日本一になることです。全日本では区間賞を取れませんでした。富士山女子駅伝では区間賞とる勢いで走りたいです。

━━本日はありがとうございました!
取材日:12月21日

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▲色紙から伝わる熱い想い、富士山では日本一の笑顔を見れることに期待です
(左から吉村、関谷、鈴木)

関谷夏希(せきや・なつき)
 外国語学部英語学科4年、千葉・市立船橋高出身。自己記録:5000メートル15分33秒95、1万メートル31分50秒17。5月の関東インカレでは、5000メートル三連覇の快挙を成し遂げた。7月のユニバーシアードでは、1万メートルで銅メダルを獲得した。9月の日本インカレで、5000メートル7位入賞。12月の実業団記録では1万メートルでシーズンベストをマークした。駅伝では9月の関東女子駅伝5区区間4位。10月の全日本は5区区間2位。主将として走りでチームを牽引した。富士山で優勝の胴上げに期待したい。

鈴木優花(すずき・ゆうか)
 スポーツ健康科学部スポーツ科学科2年、秋田・大曲高出身。自己記録:5000メートル15分37秒71、1万メートル31分37秒88。ハーフマラソン(21.0975km)1時間11分27。5月の関東インカレでは、1万メートルで優勝。7月のユニバーシアードでは、ハーフマラソンで金メダルを獲得。9月の日本インカレで、1万メートル4位入賞。11月オランダで行われたセブンヒルズでは、48分48秒の好記録で4位入賞。12月の実業団記録会では1万メートルで日本歴代2位のタイムをマークした。駅伝では9月の関東女子駅伝3区区間1位(区間新記録)、11月の全日本は3区区間賞。2年目となる今季は、着実にタイムを伸ばし世界レベルの走りを体現した。

吉村玲美(よしむら・れいみ)
 スポーツ健康科学部スポーツ科学科1年、神奈川・白鵬女子高出身。自己記録:5000メートル15分52秒50、3000メートル障害9分49秒30。5月の関東インカレでは、1500メートル・3000メートル障害で2冠を達成した。6月の日本選手権の3000メートル障害では9分50秒44のU20日本新記録で優勝を果たす。9月の日本インカレで、3000メートル障害で優勝。国際陸連のインビテーション(推薦枠)で9月のドーハ世界選手権(世界陸上)3000メートル障害に出場した。駅伝では11月の全日本は1区区間5位。今季はスーパールーキーとして存在感を示した。特に今季3000メートル障害では、大学界で頭一つ飛びぬけた存在であった。


【西澤蒼馬 高橋芹奈】
posted by スポダイ at 07:15| 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月27日

【陸上競技部女子長距離】富士山女子駅伝事前取材 第1回 白石紗彩 主務


 12月30日に行われる富士山女子駅伝。第1回目の特集は白石紗彩(教育4)主務です。高校時代にインターハイ、都大路にも出場し選手として実績を残し本学に入学した。だが、中長距離を専門としていたため長距離への対応に苦しむ。葛藤もありながらも、大学2年生の夏に選手を支えるマネージャーに転向し現在は、監督と選手の間に入り、チームの運営を務める主務にいたる。富士山女子駅伝を控え、選手のそばに寄り添い、共に戦ってきた白石主務にお話を伺った。

『 監督と選手の考えをつなぐ 』

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▲お話を伺った 白石主務

━━選手として入部した理由を教えてください。
 高校3年間でインターハイ出場し、都大路も走りました。それで自分がどれだけできるのかを試したかったです。テレビで大東文化大学を見て雰囲気がいいなと感じました。高校2年生の時北海道合宿に来てたので練習見学をさせていただきました。そこで外園監督ともお話ししたりした中で、大東の魅力を感じて入学しました。私は800m、1500m、マイル(4×400m)を専門種目としていました。それは距離が短かったので、大学で距離を踏むとなると思うように走れないことが多かったです。練習の波があったので、現状の力で練習を続けていくのは厳しいなと思いました。大学2年の夏に監督と現松尾コーチとも話して、マネージャーになりました。そこで走りじゃない形で力になりたいと思いました。葛藤もありましたが、別の形で最後まで続けること決意しました。

━━マネージャーは普段どんな仕事をしていますか。
 最初は松尾コーチや4年生の先輩がいました。そこで給水だったり選手のマッサージとかご飯づくりや練習のタイムを測ったりしていました。料理はフリーの日とかは選手が作ったりしますが、基本的にはマネージャーが作ります。朝と夜作ります。選手時代からも料理をすることは好きでしたが、管理栄養士さんに教わりながら料理をしています。

━━マネージャーになって良かった瞬間はどこにありますか。
 選手が結果をだしたときや練習の中でいい練習ができた時が一番うれしいです。

━━マネージャーとしての理想像はありましたか。
 私の中では今の松尾コーチがマネージャーのイメージです。でも私は選手もやってたので、選手の立場を知った上で監督の考えと選手の考えをつなぐ役割だと思います。そこをマネージャーとしてできたらいいなと思っています。

━━マネージャーになって一番印象に残っているレースはありますか。
 関谷選手が三連覇を果たした時です。ホームスタンドから見ていましたが感動しました。1年生の時から夏希は努力する選手で同級生からも尊敬がありました。今シーズンの前半は苦しんでいただけに執念で3連覇を達成したときは自分のことのように嬉しかったです。

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▲一番印象に残っている関東インカレの紙面を持つ 白石主務

━━今のチーム内の雰囲気はどうですか。
 関谷キャプテンを中心に、より富士山に向けて緊張感は日に日に増していますがチームの雰囲気は和やかです。この前誕生日会をやった時、みんなでたくさん笑って美味しいもの食べました。監督も言っていたんてすけど、「こんなチーム」は他にないんじゃないぐらいに楽しく過ごしました。毎日一緒に生活しているので家族みたいな存在です。今の1年生元気がいいので新しいものをより良くしていこうという学年でもあるので、チームにプラスになっていると思います。

━━富士山女子駅伝で注目している選手を一人挙げるとしたら誰ですか。
 一番注目したいのは夏希かな。でも山の女神としては、鈴木かなと。昨年も7区で一気に差をつめて、実業団記録会でも日本学生歴代二位の記録を出して勢いある選手でもあります。あと吉村も含めてこの3人は世界を経験しているのでチームに良い刺激になっていると思います。あと同期の今泉と北脇はラストイヤーです。苦労して頑張っていることも知っているので走ってほしいです。一人は選べないですね(笑)

━━富士山女子駅伝へ向けて選手へのメッセージをお願いします。
 照れるな〜。まずはチームのみんな1年間ありがとう!最後は本当にこのチームの集大成として、関谷キャプテン、外園監督して胴上げして笑顔で終わろうね!

━━本日はありがとうございました!
取材日:12月21日

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▲富士山女子駅伝の想いを色紙に。

白石紗彩(しらいし・さや)
 文学部教育学科4年、北海道・旭川龍谷高出身、小学校1年生から大学2年生の夏まで選手として陸上を続けた。春からは地元に帰り、先生になる。初めての取材ながら1つ1つの質問に丁寧に答えてくださりました。関谷キャプテン、外園監督を胴上げして、最後はみんなで行きたい場所があるみたいです。富士山で選手またスタッフも笑顔で終わってほしいです。


【西澤蒼馬】
posted by スポダイ at 07:25| 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月02日

【陸上競技部男子長距離】第275回日本体育大学長距離競技会・5000b

川澄、奈良
ベストを尽くし有終の美を飾る

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▲自己ベストをマークした 川澄▲シーズンベストをマークした 奈良 

 第275回日本体育大学長距離競技会が12月1日、神奈川・日本体育大学健志台陸上競技場で開催された。本学は男子5000mに7人出走し、川澄が自己ベストをマーク、山内と奈良がシーズンベストをマークする力走を披露した。川澄は「最後にベストが出て良かった」と笑顔で話した。奈良は「最後はいい走りができた」とレースを振り返った。今年1年主将・副主将としてチームを引っ張ってきた二人。エースとして実力を発揮する走りを見せ、ライトグリーンのユニフォームに別れを告げた。それぞれが実業団に進み、次のステップを見据えている。新たな舞台でも素晴らしい活躍を見せてくれるに違いない。

結果
▼男子5000m
浅野成海(教育2) DNS(23組)
山内滉士郎(国際関係2) 14分36秒07(33組2着)SB
塩田祥梧(国際関係1) 14分47秒00(33組19着)
松尾晃汰(経営3) 14分59秒17(34組29着)
服部奏斗(スポ科2) 15分00秒90(41組40着)
川澄克弥(スポ科4) 13分55秒25(43組8着)PB
土本剣汰郎(現経3) DNF(43組)
奈良凌介(国際関係4) 14分08秒48(44組18着)SB

選手コメント

川澄克弥(スポ科4)
━自己ベスト更新おめでとうございます。率直なお気持ちはいかかですか。
 まだいけるかなという気持ちとベスト出せて良かったという気持ちです。
━今大会のレースプランはありましたか。
 14分10秒を設定して最低限このタイムを切ることを目標にしていました。今年一年間自分がキャプテンとしてやってきた中で走りでチームを引っ張れなかったので、最後ぐらいはキャプテンとして良い走りをすることを目標としていました。
━レースを振り返っていかかですか。
 タイムを狙うレースとしては良かったです。ラスト1周になった時点でトップと勝負できなかったです。先頭は高校生なので勝ちきらなきゃいけなかった。ラストスパートが持ち味なのでラスト1周でくらいついていけなかったところが反省点です。
━今日の走りは何点ですか。
 設定タイム以上の力を出し切れましたが、納得いかない部分があります。70、65点ぐらいの走りでした。
━今後の目標をお願いします。
 マラソンで世界で戦うという目標があるので、その目標を叶えるには最高の場所(実業団)だと思います。達成するために頑張っていきます。

奈良凌介(国際関係4)
━目標とレースプランを教えてください。
 自己ベストが出せればいいかなと思っていました。
━今日のレースを振り返っていかがですか。
 最終組でそれなりに速かったです。もうちょっと上手くレースできれば良かったと思います。
━今日の課題と収穫は見つかりましたか。
 もう少し体幹とかをしっかりしないと後半粘れないので、今後しっかりやっていきたいです。今までやってたことを見ても昨日の下級生のレースを見ても川澄や自分の走りを見てもやってきたことは間違いないなと、感じました。後輩たちは来年の箱根駅伝予選会に向けて頑張ってほしいです。
━今後の目標をお願いします。
 後輩たちが先輩すごいなって思ってもらえるランナーになって奈良先輩が、ここまでできるなら自分たちも、と結果を出せるようになってほしいです。この冬が大事だと思うので自分に甘えずしっかりやっていきたいと思います。


【西澤蒼馬】
posted by スポダイ at 21:25| 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月01日

【陸上競技部男子長距離】第275回日本体育大学長距離競技会・男子1万b

11人が自己記録更新!
片根、ついに28分台へ!

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▲28分台をマークする快走をみせた 片根

 第275回日本体育大学長距離競技会が11月30日、神奈川・日本体育大学健志台陸上競技場で開催された。本学は男子10000mに14人出走し、11人が自己記録を更新する収穫の多い記録会となった。片根は、28分49秒33と28分台をマーク。学生のトップ選手レベルの目安のタイムをたたき出した。片根洋平(国際関係2)は、「素直に嬉しいです。きついところで粘れて良かった」と約1年ぶりのベストにも喜びを表した。

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▲1年生の中で最速のタイムをマークした 倉田

 片根と同じ組で出走した倉田蓮(社経1)は29分13秒24で自己ベストをマークした。出走した1年生は全選手自己ベストをマークするなど若手の活躍が光った。倉田は「まだ上を狙える」と成長の可能性をまだまだ秘めている。本学に入学してから、出場するごとにベストを更新し続ける倉田。倉田始め1年生の成長はめまぐるしい、チームの主力として欠かせない存在になりそうだ。

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▲力走し、自己ベストをマークした 吉井

 第96回箱根駅伝の関東学生連合の16人に選出された吉井龍太郎(国際関係3)は、29分30秒28で自己ベストをマークした。吉井は、先週の関東学連1万b記録挑戦競技会に欠場し、今大会に出場した。吉井は、「ベストを更新できたが、(29分)30秒を切りたかった」と悔しさを語るも自己ベストをマークし、箱根出走へ大きなアピールとなった。

結果
▼男子10000m
船倉悠希(社経2) 30分55秒98(4組10着)PB
谷萩由歩(スポ科2) 32分17秒44(4組36着)
谷口辰煕(スポ科1) 30分15秒83(5組1着)PB
藤崎将匡(社経2) 30分33秒44(5組7着)PB
小林裕輝(国際関係1) 30分40秒73(5組10着)PB
北川慎一郎(国際文化2) 31分17秒87(5組23着) 
井田春(国際関係1) 29分15秒51(11組11着)PB
大野陽人(社経1) 29分19秒67(11組14着)PB
蟹江翔太(スポ科1) 29分21秒17(11組16着)PB
吉井龍太郎(国際関係3) 29分30秒28(11組28着)PB
金田龍心(スポ科1) 29分56秒06(11組39着)PB
稲留涼斗(現経3) 30分44秒77(11組42着)
三ツ星翔(社経3) DNS 
片根洋平(国際関係2) 28分49秒33(14組4着)PB
倉田蓮(社経1) 29分13秒24(14組25着)PB

選手コメント

谷口辰煕(スポ科1) 
━今日のレースを振り返っていかがですか。
 1週間前にハーフマラソンを走って今大会は、いけるとこまでいこうと思っていました。7000mまでは我慢して、最後の3000m出ようと思っていました。でもラスト2000mでまだ余裕があったのでいけるとこまでいきました。
━今日の課題と収穫は。
 ずっと一定のペースでリラックスして走れました。もう29分台はみえているので、次の法政大記録会でタイムを狙いたいです。
━今後の目標をお願いします。
 29分台出し前のグループでくい込んで、全日本予選会や箱根駅伝予選とかを任せてもらえる選手になりたいです。

井田春(国際関係1)
ー目標プランはありましたか。
 自分のベストが30分40秒8で、とりあえず30分をきれればいいなと思っていました。レースの流れにのって走っていたら結構楽に終盤まで走れていたので、これは狙っていくしかないかなと思って、切り替えました。
ー今日のレースを振り返っていかかですか。
 全体的に振り返って今季の中のトラックではいい感じで走れたので、こういうレースで記録をつくれたのはよかったです。
ー今日の課題と収穫は。
 課題は後半ペースは上がりましが中盤のペースが落ちてしまったので、そこを安定して落とさずに走り切りたい。次は28分台を目指して、練習を積んでいきたい。
ー次の目標は。
 次のレースは未定です。やるべきことは体幹を鍛えたいです。まだまだ上半身が弱いので、トレーニングしていきたいです。目標タイムは28分50秒を目標にしていきたいです。

大野陽人(社経1)
━今日のレースを振り返っていかがですか。
 もっといけたかなと思いました。初の10000mのレースだったので、どこでやればいいかわからなかった、感覚で走ったので、もうちょいといけたかなと思った。点数をつけると80点ぐらいですかね。5000mまではスローペースに感じました。でもちょっと妥協というか、初めてのレースで前に出たらつかれてはなれそうかなと思っていたので、なかなか攻めの走りができなかったです。
━今日の課題と収穫は。
 課題はレース展開、レースをうまく走れるようにして、28分台を出すことです。収穫はインカレのA標準をきれたのは来年につながると思います。
━今後の目標をお願いします。
 今後は長い距離、ハーフマラソンを来年走りたいと思っているので、冬場にいいトレーニングを積んで、来年のインカレで戦えるような選手になりたいです。

蟹江翔太(スポ科1)
━今日のレースを振り返っていかがですか。
 最初はゆっくりめにはいって、後半からの勝負ということで、A標準は突破はできたが、29分20秒をきれなかったのは残念です。点数だと80点ぐらいで、またまだ課題が残るレースになりました。
━今日の課題と収穫は。
 今日は後ろから入ってしまったので、次のレースは前で走って、上のレベルを感じたいです。
━今後の目標をお願いします。
 今年は箱根駅伝予選会で突破できなくてすごく悔しい思いをしているので、来年箱根予選を突破して、箱根駅伝で自分は6区走りたいので頑張りたいです。

吉井龍太郎(国際関係3)
ー今日の目標タイムとレースプランは。
 自己ベストを更新できたのは嬉しい反面、あと1秒、(29分)30秒を切れなかったので悔しいです。
ーレース展開を振り返っていかがですか。
 中盤ちょっと離れて、一人たびになることになったので、そこでしっかり着いていけたらもっといい記録になったと思う。
ー収穫と課題は。
 収穫は自己ベスト更新、課題は離れてからの余裕を持つことができていなかったです。離れてからついていけなかった、そこを克服していきたい。12月でもう一回自己ベストを更新したいです。

片根洋平(国際関係2)
━今日のレースを振り返っていかがですか。
 28分台狙っていたので、素直に嬉しいです。キツイところでも粘れて、しっかり力を出しきれたので良かったです。
━今日の課題と収穫は。
 位置取りが上手くできればもう少しタイムが出たと思います。
━今後の目標をお願いします。
 冬はしっかりと走り込んで夏トラックシーズンで力を発揮して、最終的には箱根予選を勝ちとって箱根駅伝出場したいです。

倉田蓮(社経1)
ー自己ベスト更新への率直な気持ちは。
 同じ茨城の先輩が28分台で走って負けてしまって少し悔しい気持ちがあります。でも思っていた以上のタイムが出たので、普通に嬉しい気持ちでいっぱいです。
ー今日のレースを振り返っていかがですか。
 他の1年がタイムを出していたので、自分も負けないように今日は前にでて勝負していこうと思っていました。でも後半あまりよくなかったんですけど、しっかりと粘りきれてよかったです。井田(春)のタイムを見て、改めて頑張ろうかなと思っていました。
ー今日の課題と収穫は。
 高校の時の自己ベストで5000m通過してもしっかり粘り切ることができたましたが、まだまだです。同じ茨城の片根(洋平)先輩にかなわないのでしっかりと勝てるようにしていきたい。
ー次の目標は。
 まずは5000mで13分台を出して、いずれかは片根さんに次ぐエース的な存在になれるように頑張りたい。

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▲左上から 谷口、小林、井田
▲左下から 大野、蟹江、金田


【西澤蒼馬 高橋芹奈】

posted by スポダイ at 08:50| 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月23日

【陸上競技部長距離】10000m 記録挑戦競技会


 10000m 記録挑戦競技会が11月23日(土)、慶應義塾大学日吉陸上競技場で行われた。本学は2人出場した。雨がふりしきり、肌寒い中でのレースは厳しい結果になった。

▼結果
奈良凌介(国際関係4)30分32秒12(10組24位)
北脇亮子(スポ科4)35分45秒09(2組21位)
吉井龍太郎(国際関係3)DNS
秋山祐妃(スポ科3)DNS
吉村玲美(スポ科1)DNS
山賀瑞穂(スポ科1)DNS

【西澤蒼馬】
posted by スポダイ at 20:59| 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月21日

【陸上競技部男女短距離】第103回日本陸上競技選手権リレー男子4継 事後取材

『 男子4継、5年連続入賞!
“強さを証明” 』

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▲4位入賞を果たしたリレーメンバー


 第103回日本陸上競技選手権リレーが10月26日から27日、福岡県北九州市の本城陸上競技場で行われた。本学からは、男子4継(4×100メートルリレー)、男子マイル(4×400メートルリレー)、女子4継(4×100メートルリレー)の3チームが出場した。男女ともに決勝進出を果たし、男子4継は4位、男子マイルは6位、女子4継は8位入賞を果たした。男子4継は、予選は2着で危なげなく予選を通過すると、決勝ではシーズンベストを更新し、4位入賞を果たした。男子4継は5年連続の入賞の快挙を成し遂げた。決勝を走った、前田涼平(社経4)、安田圭吾(スポ科2)、平野翔大(スポ科1)、假屋直幹(スポ科1)の4人に日本選手権リレーの振り返り、今後のシーズンでの意気込みを伺った。

結果
▼男子4×100メートルリレー
予選
(師田−安田−平野−假屋)39秒85(3組2着)
決勝
(前田−安田−平野−假屋)39秒46(4位)

━安田さん、平野さんは国体出場しましたが、振り返っていかがでしょうか。

安田 4継3連覇かかっていました。順調に決勝まで進んで、決勝で成年の方が怪我で出れなくて別の人に急遽変更でした。結果は5番でした。優勝したかったです。いつも国体の時は調子が良くなくて今年もそうでした。デンカチャレンジでは、1年間で1番落ち着いて200m走れました。
平野 準決勝で全体で10番でした。決勝にはいけなかったですが、戦えないことはないなと思いました。得意なスタートで上手くいかなかったです。U20日本選手権では、優勝の欲がでて全体的に固い走りになってしまいました。高校生に負けてしまったのが悔しいです。

━今大会の目標を教えてください。

前田 日本一を獲って2連覇することが目標でした。
安田 強豪の大学もあまり出場しないということで、チャンスでもありました。優勝だけを掲げていました。
假屋 昨年日本選手権リレーで優勝されている先輩もいるので、優勝目指して走ることを目標としていました。
平野 優勝して、来年のゴールデングランプリに走ることを目標としていました。

━決勝での走りはいかがでしたか。

前田 大きな大会で人生最後ですし、学生で最後だから楽しんでやろうとアップを取り組んでいました。走り自体記憶が飛んでいてないですが、楽しんで走れました。今までで1番いい走りができました。
安田 決勝は前田さんの走りを見てて、練習とかで見てる走りよりも速くて最後にいい走りを見せてもらいました。やってやるぞと気持ちになりました。昨年も黄良々(スポ科2018年度卒=現セレスポ)さんからバトンをもらった時に同じ気持ちになりました。それで今年で1番か2番目ぐらいにいい走りができたと思います。
假屋 前田さんの走りが速すぎて自分の気持ちが高まりました。優勝できるんじゃないかと思いました。隣の中大と同じタイミングでバトンをもらいましたが、最後は約10mぐらい離されて負けてしまいました。まだまだ実力が足りないと思いました。3位との差が0.01秒で悔しかったです。最後前田さんにすみませんと言いました。前田さんは「この悔しさを忘れるな来年頑張ったらいい」と言ってくださったのでこれがいまのモチベーションになっています。
平野 前田さん最後のレースだったのでせめて3位入賞したい気持ちが強かったです。前田さんの最後の走りは速くてすごいなと思いながら見ていました。安田さんからバトンをもらって最後肉離れをおこしてしまって、それがなければ3位入賞できたかなと思います。

━今年1年振り返り総括してどうでしょうか。

前田 悔いは絶対残したくないと思っていました。就職活動と重なっていたのでそこの両立をしなければ結果を残せないなと思っていました。個人としては3年時のタイムが自己ベストになってしまいましたが、今年は確実にレベルがアップしてるなと実感していました。全カレ、日本選手権リレーも走れて全体的にいい1年だったと思います。
安田 冬季に怪我をしてしまい長引いて春先まで引きずってしまいました。今年のシーズンはユニバーシアード、世界陸上と学生は世界大会が挑戦できる年でもありました。世界陸上は無理でもユニバーシアードに出場したいと思っていました。でも思うように結果が伸びませんでした。少しずつ昨年よりはパワーアップしてるかなでも、満足いくようなシーズンにならなかったです。陸上人生の中で初めて自分の記録に満足することなく終えてしまったなと言う年でした。自己ベストは出ましたがもっと上にいける。悔しさが残った年でした。
假屋 入学してきた時の新入生歓迎会で「1年生から4継メンバーとして試合に出る」と言いました。その目標が達成できたのが良かったです。全カレで4継に選ばれていい波に乗れたことが関東新人でいい結果につながったと思います。
平野 高校から大学への環境の変化で自己ベスト出せるかなと思っていましたが、結果として100.200mでベストを出せたことが良かったです。

━前田さんは4年間の陸上競技生活を振り返っていかがでしたか。

前田 苦しい時期が多かったです。でも終わりよければすべてよしというように、最後に自分らしい一番いい走りができました。苦しい時期を乗り越えたからこその走りができたのかなと思います。結果的に苦しかったですが、楽しかった4年間でした。関わったすべての人に恵まれた陸上生活だったと思います。日本選手権リレーが終わって陸上の楽しさが実感したので今後もやめられないですね。

━来年の個人とリレーの目標タイムと意気込みを教えてください。

前田 陸上と関係ない世界に進みますが、より良い方向に進むために試行錯誤していこうと考えています。
安田 100m10秒25きること。200mは20秒3台を挑戦します。来年、東京五輪があります、何かで選手として関われればいいなと、冬季練頑張ります!
假屋 100m最低でも10秒3〜2台、200mは20秒9〜8台です。チームの中でも怪我で走れてない先輩や同期がいるので負けないように冬季練苦手なウェイトなどを強化していきたいです。来年は何か1つ大会で優勝したいです。
平野 100m10秒3、200m20秒8を目指します。

ー本日はありがとうございました。

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▲ガッツポーズをするリレーメンバー

前田涼平(まえだ・りょうへい)※写真1番右
社会経済学科4年、新潟・東京学館新潟高出身、自己記録:100メートル10秒62、200メートル22秒23、ラストイヤー、リレーメンバーで大舞台で初出走。全カレ、日本選手権リレーと快走を見せた。今年度は主将としてチームを引っ張った。

安田圭吾(やすだ・けいご)※写真右から2番目
スポーツ科学科2年、東京・日本工業大駒場高出身、自己記録:100メートル10秒47、200メートル20秒83、今シーズンは、エースとして存在感を示した。来シーズンは“東京五輪”を目指し、さらなる活躍が期待される。

平野翔大(ひらの・しょうだい)※写真左から2番目
スポーツ科学科1年、熊本・熊本国府高出身、自己記録:100メートル10秒47、200メートル21秒27、第35回U20日本陸上競技選手権で100メートルに出場し、2位に入り表彰台に上った。国体でも自己ベストをマークするなど1年を通して飛躍する年になった。

假屋直幹(かりや・なおき)※写真1番左
スポーツ科学科1年、大阪・枚方高出身、自己記録:100メートル10秒55、200メートル21秒43、100メートル、200メートルと自己ベストをマークし、ルーキーイヤーで大きなインパクトを残した。


取材日11月14日

【西澤蒼馬】
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【陸上競技部男女短距離】第103回日本陸上競技選手権リレー 男子マイル 事後取材

『男子マイル6位入賞!
来シーズンへ弾みをつける』

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▲大東ポーズをするマイルメンバー

 第103回日本陸上競技選手権リレーが10月26日から27日、福岡県北九州市の本城陸上競技場で行われた。本学からは、男子4継(4×100メートルリレー)、男子マイル(4×400メートルリレー)、女子4継(4×100メートルリレー)の3チームが出場した。男女ともに決勝進出を果たし、男子4継は4位、男子マイルは6位、女子4継は8位入賞を果たした。男子マイルは、3年ぶりの入賞。男子4継に負けじと力を見せた。そんな、予選、決勝の舞台で走った、富岡優也(健康3)、細井ブライアン(経営2)、吉野颯太(社経3)、野田龍太郎(スポ科4)の4人に日本選手権リレーの振り返り、お互いの印象や今後のシーズンでの意気込みを伺った。

結果
▼男子4×400メートルリレー
予選
(富岡−細井−吉野−野田)3分10秒81(1組2着)
決勝
(富岡−細井−吉野−野田)3分10秒93(6位)

━今大会臨むにあたっての調子はどうでしたか。
富岡 今シーズン安定してタイムをだせていたのでそれで力は発揮できました。
細井 全カレでも調子が上がらなくて、調子は良くなかったです。
吉野 全カレでは調子は上がらなかったですが、大会前の調整で上手くいっていました。
野田 調子はすごく良かったです。最後のレースなので意地でも調子を上げたろっていう気持ちでした。

━日本選手権リレーまでに強化してきたところはありますか。
富岡 今年は記録を安定させることができたので、日本選手権リレーまでにつなげてくことを意識して頑張ってきました。
細井 今年は試合に自信を持って臨めませんでした。自信とかを意識しないで全力で走ることを心がけました。
吉野 食事を気をつけることとか、走りでは練習でラスト100mで他の選手を抜くことを意識して頑張ってきました。
野田 ラストスパートでスピードを上げることを意識して練習してきました。

━今大会の目標を教えてください。
富岡 メダルは確実に獲ることです。野田さんが最後なのでいい順位で渡すことが目標でした。
細井 決勝進出して、最低でもメダル穫ることでした。
吉野 メダルを目指すことと、1着でバトンを渡すことが目標でした。
野田 日本一。メダル獲得を目標にしていました。

━予選での走りはいかがでしたか。
富岡 タイム的にはそこまで速くなかったです。順位的にはいい位置で渡せました。レースプラン通り走れました。
細井 全カレでラストたれて抜かされてしまいました。今回も最後たれてしまい4着でバトン渡しになってしまいました。
吉野 予選は、監督からためてラスト抜かせとの指示が出ていたので、そのプラン通り走れました。
野田 前半ためて後半勝負のレースプラン通り走れたので良かったです。

━決勝での走りはいかがでしたか。
富岡 予選での課題を直していこうと考えていました。1番で渡すことで挑みました。でも上位で渡せなかったのでそこは力不足だと実感しました。
細井 ラスト100mたれないことを意識しました。それでラスト上げれたので予選よりいい走りができました。
吉野 決勝はタイム自体速くなかったですが、レースプランで今までで1.2を争うぐらいの走りができました。でも1着で渡せなかったのが、力不足だなと思いました。
野田 3着でもらえたのに、イマイチ力が出し切れなかったです。でも全力は尽くせたので悔いはないです。

━今大会の課題と収穫はみつかりましたか。
富岡 1走を任せられることが多かったです。周りのレベルも上がっていると感じています。もっと個人のスピードを磨いて来シーズンにいい記録を出してマイルにも生かしていきたいと思います。
細井 前半はついていけるんですけど、2走とか4走は強い選手が多いです。ラストおいていかれます。リレーは最後まで粘ることと、個人でも決勝まで残れる選手になりたいと思います。
吉野 課題は自信をつけるために冬季練習頑張っていきます。ラスト勝負で粘れる選手を目指していきます。
野田 3人のおかげで決勝まで残れました。最後入賞できてこのメンバーで走れて幸せに思います。

━野田選手にとって最後の日本選手権リレー入賞という結果についてはどう感じていますか。
野田 辛いことが多かったです。最後の1年が特に辛かったです。最後入賞できて、みんなで練習する日々が楽しかったです。でも練習は辛いです。けどそれを乗り越えたときの安心感とか達成感とかがすごく楽しかったです。最後まで陸上を続けられたことにいろんな人に感謝したいです。

━関カレ、全カレ、日本選手権リレーと同メンバーで挑みましたが、今季を振り返るとどうでしたか。
富岡 大会を積むにつれて、流れやテクニックが上手くなってきてメンバーの個々の力が発揮できるようになったと思いました。
細井 マイルは高校の時から走っていました。でも大学では周りの人が速くて打ちのめされました。それで自信をなくしていました。でも先輩たちが引っ張ってきてくれて、マイルは自分一人じゃないなと実感させられました。
吉野 関東インカレは自分のミスで予選敗退してしまい、悔しかったです。でも自分はこのメンバーの中で実力は一番下です。控えメンバーとも競い合ってきました。全体的にいいチームになったと思います。
野田 1年間やってきて安心感があります。関カレ、全カレはかみ合わなかったですが、最後かみ合って入賞できたので嬉しいです。

━個人種目をふり返っていかがですか。
富岡 ベストが出なかったのが残念です。でも今シーズンは記録が安定していたので、これを自信にして課題を見直して来年頑張っていきたいです。
細井 今年はダメでした。高校の時の自分にも及びませんでした。
吉野 今シーズン自己ベストは出せていましたが、納得のいけるタイムは出せませんでした。
野田 1年から3年まで100m、200mをずっとやっていました。今年から400m中心に走っていました。400mやったことでマイルの結果にもつながったので、良かったです。

━お互いのそれぞれの印象はどう感じていますか。
富岡 ブライアンは、すごくフレンドリーで真面目です。吉野は後輩や周りに対して気配りができて面倒みがいいです。野田さんは、練習に対する意欲が高く持たれていて自分も見習っていきたいです。
細井 富岡さんは、先輩後輩関係なく親しみを持ってくれて趣味とかも共有してて楽しい先輩だなと思います。吉野さんは、練習中
辛いのが好きらしくてそんなところで元気をもらってます笑。野田さんは、辛いときでも皆を励ましてくれてそれでついていこうと思える先輩でした。
吉野 富岡は、ライバルです。練習とか試合にも富岡には負けたくないなと意識しています。ブライアンは、フレンドリーで交友関係も広くて嫌な顔を見せないとか、雰囲気を良くしてくれる後輩です。野田さんは、途中で400mブロに入ってそれでも俺らを引っ張ってくれて尊敬しています。
野田 富岡は最初クールに見えましたが、以外にフレンドリーで気さくな性格です。ブライアンは、マジぬけとる色々と笑。一緒に遠征行くときがあったんですけど、ホテルの予約を違う日のとったり、飛行機も…。けど親しみやすいく、可愛らしいです。吉野は、鉄人。真面目やし、責任感が強い。主将を任されたので責任感が強い分周りを頼ってチーム作りをしてほしいです。
吉野 ありがとうございます!

━4年生と過ごした時間はどうでしたか。
富岡 学ぶことが多くて憧れな存在でした。練習のモチベーションに関しても良い影響を受けさせてもらい関われて良かったです。
細井 野田さんは、途中から4ブロに入ってきて練習中はそれまで会話することがなかったですが、入ってきてからちょくちょく話してくれて、いらいろいじってくれて好きになりました笑。
吉野 野田さんもそうですが、今年の4年生は優しいというか、包容力がある?受けとめてくれる先輩達で憧れる存在でした。

━新主将になってチームの目標は決まっていますか。
吉野 昨年も掲げていましたが、「日本一」を獲ることです。関東インカレでは2部に降格してしまったので1部に昇格することが、チームの目標です。

━意気込みを教えてください。
吉野 俺たちの代は先輩たちの包容力には遠く及ばないので、陸上部全体として全員で1部昇格を狙っていきたいと思います。

━野田さんは副主将でしたが、かける言葉はありますか。
野田 僕たちの代のようなチームにしたいというのは嬉しいです。でもいろがあると思います。自分たちの良さを生かしずつ自分たちなりにチームを作ってほしいです。

━野田さんは次のステップの目標、富岡さん、細井さん、吉野さんは個人とリレーの目標と意気込みをお願いします。
富岡 400mでは、46秒30。マイルは関東インカレ2部で大会新記録で優勝することを目標に頑張っていきます。
細井 今年の大会では決勝残れなかったので来年は常にファイナリストに残れる選手になりたいです。
吉野 400mで、46秒台をだす。47秒前半台で安定して1年間タイムを出すことが目標です。マイルは2部の大会新記録。全カレ、日本選手権リレーでメダルを獲ることを目標に頑張っていきます。
野田 1つ取り組みたいことがあります。自分は300mが得意で鹿児島国体の種目になるので、頑張って練習を続けて、出場することが目標です。

━本日はありがとうございました。

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▲部内で流行った「最強!」ポーズの発案者
野田さん(右から2番目)がやって下さいました。
・野田さんは「就活に臨む気持ちで取材受けるから(笑)」と記者の緊張をほぐしてくださいました。ありがとうございました!

富岡優也(とみおか・ゆうや)※写真1番左
健康科学科3年、神奈川・鵠沼高出身、自己記録:400メートル47秒28、今季200メートルで自己記録をマークし力をつけている。今季はレースにも多く出場し経験を積んでいる。マイルの主力として期待がかかる。

細井ブライアン(ほそい・ぶらいあん)※写真左から2番目
経営学科2年、群馬・前橋育英高出身、自己記録:400メートル47秒06、前橋育英高時代で3年時の山形インターハイでは、400メートル5位入賞と実績を残し、1年時からマイルの主力として活躍している。

吉野颯太(よしの・そうた)※写真1番右
社会経済学科3年、埼玉・深谷商業高出身、自己記録:400メートル47秒87、200メートル、400メートルと今季自己記録をマークし好調。主将に就任しチームを引っ張っていく。

野田龍太郎(のだ・りゅうたろう)
スポーツ科学科4年、三重・津東高出身、自己記録:200メートル21秒57、400メートル47秒59、チームの盛り上げ役を担い、チームの中心となったムードメーカー。ラストイヤーで400メートル中心に出場。自己記録をマークし、日本選手権リレーを入賞に導いた。

取材日11月13日(聞き手・西澤蒼馬)

【西澤蒼馬 新井美咲】

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【陸上競技部男女短距離】第103回日本陸上競技選手権リレー 女子4継 事後取材

『女子4継
2年ぶり8位入賞』

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▲笑顔を見せた 左から村上、吉田

 第103回日本陸上競技選手権リレーが10月26日から27日、福岡県北九州市の本城陸上競技場で行われた。本学からは、男子4継(4×100メートルリレー)、男子マイル(4×400メートルリレー)、女子4継(4×100メートルリレー)の3チームが出場した。男女ともに決勝進出を果たし、男子4継は4位、男子マイルは6位、女子4継は8位入賞を果たした。女子4継は昨年は予選落ち、今年は雪辱を果たす結果となった。今回は予選、決勝の舞台で走った、村上穂(スポ科3)と吉田のぞみ(スポ科3)の二人に今大会の振り返り、また新主将の村上穂には主将の意気込みなどを伺った。

結果
▼女子4×100メートルリレー
予選
(萩原−鶴田−村上−吉田)46秒08(3組3着)
決勝
(萩原−鶴田−村上−吉田)46秒56(8位)

萩原千春(国際関係4)
鶴田玲美(教育4)
村上穂(スポ科3)
吉田のぞみ(スポ科3)


━今大会臨むにあたっての調子はどうでしたか。

村上 調子はよくなかったのが正直なところです。1週間前に試合があったのですが、そこで思うようなタイムが出せなくて調子が悪い中で臨んだ大会だったので、不安はありました。
吉田 私もあまり調子が上がらなくて「大丈夫かな?」と思っていました。

━日本選手権リレーまでに強化してきたところはありますか。

村上 とにかくバトンとかよりも自分の調子が良くなかったので、私自身の調子を上げようと思って、練習に取り組んでいました。
吉田 今シーズン最後の大会だったので、いつも以上に気持ちを入れて練習にも臨んでいました。

━今大会の目標を教えてください。

村上 4年生と走る試合がラストだったので、結果よりも4年生が最後楽しんで終われることが目標でした。
吉田 4年生の先輩が最後なので、いいタイムで終わりたいなと思っていました。

━予選での走りはいかがでしたか。

村上 思った以上に先輩方が1・2走でいい順位できたので、自分が走っててびっくりした部分があったのですが、いい走りができて、繋げられたのでよかったです。
吉田 私は練習の時にバトンが渡らなくて不安でした。でも試合ではしっかりもらえたので、あとは走るだけだと思いました。

━決勝での走りはいかがでしたか。

村上 予選を通ったことで、心が落ち着いてしまった部分があって、上手く個々の走りを生かして走れなかったので、少し悔いが残っています。
吉田 バトンをもらって前に追いつこうと思ったのですが、自分の力が足りませんでした。

━今大会の課題と収穫はみつかりましたか。

村上 日本選手権リレーという日本のリレーの最高峰の大会で決勝に残れたということは私たちは来年にも繋がるので、その点は良かったと思います。でも決勝で力を発揮しきれなかったのが課題だと思いました。
吉田 先輩が引退する姿を見て、あの先輩のように来年自分もラストいい形で終わりたいなと思いました。

ー村上さんは新主将となりますが、チームの目標はありますか。

村上 男子は選手層も厚く、強くて、注目も浴びています。女子は人数も少ないし、竹内が走高跳で活躍している部分はあるのですが、チームとしてはまだまだ個々が力を発揮できていない部分があります。なので、短距離女子チームも強いところを見せることができるようにまずは、関東インカレ全員出場という目標を持ち、決勝にみんなで立てるように頑張っていきます。

━来年の個人とリレーの目標タイムと意気込みをお願いします。

村上 個人としては全日本インカレで決勝に残ることで、リレーは45秒3を出して全日本インカレで3番以内に入ることが目標です。
吉田 関東インカレと全日本インカレで決勝に残って決勝で強い人達と戦うのが目標です。

━本日はありがとうございました。


村上穂(むらかみ・みのり)
スポーツ科学科3年、福島・橘高出身、自己記録:100メートル11秒92、200メートル24秒69、今年の関東インカレ、全日本インカレの4継で3走を務めた。主将に就任し、チームを引っ張っていく。

吉田のぞみ(よしだ・のぞみ)
スポーツ科学科3年、埼玉・狭山ヶ丘高出身、自己記録:100メートル12秒09、100メートルハードル13秒82、100メートルハードルで関東インカレ、学生個人、国体予選と13秒台を突破し、好調ぶりをアピールした。ハードルでも期待がかかる。

取材日11月13日(聞き手・新井美咲)

【西澤蒼馬 新井美咲】

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2019年10月27日

【陸上競技部女子長距離】第37回全日本大学女子駅伝対校選手権大会


『追い上げを見せ、6度目の準優勝』

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▲表彰式で笑顔を見せた 主将の関谷

 第37回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都大学女子駅伝)が10月27日、宮城・弘進ゴムアスリートパーク(仙台市陸上競技場)をスタートし、仙台市役所前市民広場にゴールする6区間38.1kmのコースで行われた。本学は、過去6大会で5度の2位とあと一歩で優勝を逃している。本学女子長距離は創設10年目を迎えた今季は、全日本と富士山の2冠を目標として掲げていた。迎えた今大会は、2時間7分5秒で2位。名城大学との差が2分29秒で初優勝を逃したが、強豪校の意地の走りで過去7大会で6度目の2位にはいった。

監督、選手コメント

外園隆 監督

「悔いの残らない走りをしようと言ってきました。レースの中で成績というのは付き物ですが、皆きっちりやっていたと思います。エントリーについては悩みました。3人を配置して、その間の繋ぎをどうするか。2区は昨日決めました。富士山の目標は優勝しかないです。夏希も言っていたけど皆が上がっていくと思いますよ。」

1区(6.6q)
吉村玲美(スポ科1)21分46秒=5位

「日本一を目指している中で最低限の走りしかできなくて悔しいです。少しでも1位に近づけるように後半走りましたが、自分の走りも結果も悔しいです。でも、タスキがゴールまで繋がって良かったと思います。」

2区(3.9q)
北脇亮子(スポ科4)12分36秒=4位

「今までずっと日本一を目指してきていたので、2位という結果は本当に悔しいです。1区の吉村が前の方で来ると思っていました。相手が強いのはわかっていたので、自分を見失わずに冷静を心がけた。優勝争いをする名城との差を7秒でタスキを渡せたので、最低限の仕事はできたと思います。」

3区(6.9q)
鈴木優花(スポ科2)21分44秒=1位、区間賞

「悔しい思いもありますが、皆の力を出し切った2位なので良かったです。自分もまだまだだと思うので次に向けて頑張りたい。富士山女子駅伝では絶対に日本一を取りたいです。」

4区(4.8q)
秋山祐妃(スポ科3)18分00秒=22位

「自信を持ってスタートラインに立てたが、気負いが走りに現れてしまったかもしれない。最後の最後まで諦めず、襷を渡す一心に走った。レースを終えて振り返ると、1年を通じて積み重ねることが大事だと痛感しました。今回不甲斐ない走りになってしまったので、まずは信頼を取り戻し、自分の強みを磨いていく、このチームで日本一を取る最後のチャンスなので、走りで監督はじめチームの皆に恩返しをする。」

5区(9.2q)
関谷夏希(外英4)29分53秒=2位

「優勝を狙っていたので悔しい。アンカーに安心して走れるように、タスキを渡そうと思っていました。ひとりひとりが頑張って力を出し切った結果なので、良かったと思います。」

6区(6.7q)
山賀瑞穂(スポ科1)23分06秒=4位

「今のチームは日本ーを目標にやってきたので、アンカーに選ばれたからには1位でゴールテープを切るという事を目標にしていました。監督はじめみんなから自分の力を出し切れば良いと言われていたので、それに集中する事ができました。富士山駅伝は四年生と挑める最後の駅伝なので、夏希さんを1位にさせてあげたいし、富士山ではもっと立役者になれるように頑張りたいです。」

補欠
飯嶋優羽(スポ科1)
今井彩月(スポ科1)


【西澤蒼馬 木彩衣 板谷優 丸山カノン 馬場修平 小山智也 長橋旺延 新井美咲】
posted by スポダイ at 17:00| 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年10月26日

【陸上競技部男子長距離】第96回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会

「8年ぶり、箱根駅伝出場逃す」

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▲箱根駅伝出場を逃した本学

 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会(箱根駅伝予選会)が10月26日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地をスタートし、国営昭和記念公園にゴールする21.0975kmのコースで行われた。昨年度の箱根駅伝で総合19位に終わり、予選会へ臨むことになった本学が11時間6分22秒で18位に終わった。本学は上位10校に与えられる、箱根駅伝の切符を8年ぶりに逃した。

監督、選手コメント

奈良修 監督
「学生が必死に走ってくれましたが、箱根にいけなかったことは申し訳ないです。」

川澄克弥(スポ科4)
=1時間8分4秒(252位、チーム9番目)
「チームトップを目標にやってきましたが、情けない悔しい走りをしてしまい申し訳なく思っています。今後は競技を続けます。マラソンで世界を狙うためにも全力で努力していきたいと思います。」

奈良凌介(国際関係4)
=1時間6分51秒(180位、チーム6番目)
「悔しいの一言です。自分が力を出せなかったことが後ろの選手にも影響してしまったと思います。自分は競技を続けるので、後輩に自分たちはもっとできると思ってもらえるような選手になります。」

豊田紘大(経営4)
=1時間6分29秒(158位、チーム5番目)
「個人としてもチーム共に悔しさしか残りません。何か変えようと取り組んできたことが全く上手くいかなくて悔しいです。結果は18番で次に繋がるか分からないのですが、寮で過ごす残りの時間で後輩達に伝えられることを伝えたいです。自分は競技を引退するのですが、地元に戻って地区の大会に出るので、そこで大学4年間でやってきたことを発揮したいです。」

佐藤弘規(日文4)
=1時間7分19秒(211位、チーム8番目)
「足りない部分があったから予選会に落ちてしまいました。15キロ地点過ぎからもうちょっと上に上がれていたら少し流れも変わったのかなと思いました。自分はもう陸上は続けないが、組織運営と言う面で一人一人が意識を通わせて縦と横の繋がりをもっと持てるように勉強していきたいです。」

三ツ星翔(社経3)
=1時間5分25秒(82位、チーム2番目)
「悔しい気持ちでいっぱいです。公園内入ってからはキツくなると思っていたのでそこで粘れる走りをしたかったです。今年の4年生にはまだ力及ばないですが、その2人をしっかり追い抜いて今年以上にチームを引っ張っていける走りをしたい。」

吉井龍太郎(国際関係3)
=1時間5分2秒(55位、チーム1番目)
「(予選は)通ると思っていたので、悔しいです。上級生でありながら、目標タイムにも届かなかった。でも、チームトップの成績で走れたのでしっかり来年につなげていきたいです。今後のレースでは上級生として自分の記録を更新して、チームの平均を上げていきたいと思います。」

稲留涼斗(現経3)
=1時間8分18秒(259位、チーム10番目)
「チームで予選会を通るのが一番大事で、素直に悔しいです。上級生として走らなければならない立場で、今回役割を果たせなかったのが一番申し訳ないです。暑さがあったので、前半はなるべく力を使わずにスローペースでいって、公園に入ってから勝負するプランで走っていました。 ラスト3 km をペースアップ出来なかったのが敗因の一つだと思います。」

片根洋平(国際関係2)
=1時間5分38秒(97位、チーム3番目)
「チームで箱根に出場できず悔しいです。前に出てタイムを稼ぐという役割を果たせなかったです。この悔しさをバネにまずは1万メートルで28分台を目指して来年はチームのエースとしてこの舞台で走りたい。」

倉田蓮(社経1) 
=1時間6分6秒(130位、チーム4番目)
「箱根駅伝本戦に出たかったので、かなり悔しいです。初めてのハーフマラソンだったので、もう少し考えて走ればよかったです。1万メートルで29分台と5000メートルで13分台を狙っていきたい。」

蟹江翔太(スポ科1)
=1時間7分10秒(199位、チーム7位)
「一年生で出させてもらっているのに先輩たちに申し訳ない気持ちです。 最初の5kmを15分以内で通過するのが目標だったが20秒遅れてしまって、そこからペースが遅れてしまった。後半15kmからペースを上げることができなかったのも課題だと思います。来年もう一度予選を走って、次こそは笑顔で箱根駅伝を走りたいです。」

井田春(国際関係1)
=1時間9分4秒(282位、チーム12位)
「違う緊張感や暑さもあり思うように体を動かすことができなかった。15kmまでは100位集団にいて、そこから自分のペースで抜け出したかったが、暑さで意識で朦朧としてしまった。練習不足と気持ちが弱かったと思います。これからまた1からやって、来年本戦出場を掴み取らなければいけないと思います。」

金田龍心(スポ科1)
=1時間8分23秒(263位、チーム11位)
「悔しいです。こんな結果じゃ、大学では戦えないと思いました。悔しい思いをしないように今後頑張りたいです。」

補欠
土本剣汰郎(現経3)
山内滉士郎(国際関係2)


【西澤蒼馬 木彩衣 板谷優 奈良佳織 馬場修平 小山智也 長橋健太郎 高橋芹那 長橋旺延 新井美咲】
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2019年09月30日

【陸上競技部女子長距離】第25回関東大学女子駅伝対校選手権大会


『鈴木が3区区間新!
好走も、及ばず総合3位』

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▲関谷の区間記録を5秒塗り替えた 鈴木

 9月29日(日)秋空の下、第25回関東大学女子駅伝対校選手権大会が千葉ニュータウン周回コースにて行われた。本学は、10月27日(日)に仙台で行われる全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都女子大学駅伝)のシード権を獲得しているため、タイム、記録を争うレースとなった。昨年の本大会では、関谷夏希(外英4)と鈴木優花(スポ科2)が区間記録をマークするも準優勝に終わった。今大会は、昨年の雪辱を晴らすため「優勝」を掲げ臨んだ。
 レースは、1区北脇亮子(スポ科4)がトップと24秒差の7位で出遅れるが、2区ルーキーの飯嶋優羽(スポ科1)が区間3位で5位に順位を上げた。3区鈴木優花は、ユニバーシアードのハーフマラソンで優勝の実績もあり今季好調。格の違いを見せつける好走を見せ区間新記録をマークして順位を2位上げる。4区今井彩月(スポ科1)が区間3位でまとめると、5区の関谷夏希が区間4位の走りで2位をキープ。アンカーは今泉野乃香(スポ科4)、昨年も6区を経験し期待がかかった。だが、順位を1つ落とし総合3位で終えた。
 今大会は、秋山祐妃(スポ科1)と吉村玲美(スポ科1)の主力を欠く中での総合3位。だが、創部10年目の女子長距離が目指す杜の都、富士山の優勝。厳しいスタートとなったが、それぞれが現状を確かめてやるべきことを明確にしている。杜の都まで約1か月。今大会の思いをぶつけ優勝を取りに行く。

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 ▲表彰では笑顔を見せた、杜の都での初優勝に期待がかかる。
左下から関谷、北脇、鈴木、今泉。
左上から山賀、飯嶋、今井、秋山。


総合結果(6区間)29.9q
1位
城西
大学
1:39:09
2位
日本体育
大学
1:40:10
3位
大東文化
大学
1:40:26
4位
中央
大学
1:41:37
5位
東洋
大学
1:41:53
6位
東京農業
大学
1:42:00
7位
拓殖
大学
1:42:08
8位
玉川
大学
1:42:15
9位
順天堂
大学
1:42:33
10位
筑波
大学
1:45:03
11位
帝京科学
大学
1:45:40
12位
白鷗
大学
1:45:55
13位
亜細亜
大学
1:47:05
14位
城西国際
大学
1:47:30
15位
立教
大学
1:49:33
16位
松蔭
大学
1:50:05
17位
日本女子体育
大学
1:50:55
18位
国士舘
大学
1:52:09
19位
東京女子体育
大学
1:52:26
20位
東京学芸
大学
1:53:45
21位
津田塾
大学
1:57:57
22位
上智
大学
1:58:49
OPN
東京農業
大学B
1:50:11
DNS
東海
大学
 
本学個人記録
区間通過順位氏名通過記録区間順位区間記録
1区
(4.8km)
7位
北脇 亮子
(スポ科4)
16:137位16:13
2区
(3.3km)
5位
飯嶋 優羽
(スポ科1)
27:073位10:54
3区
(5.6km)
2位
鈴木 優花
(スポ科2)
44:551位17:48
4区
(3.9km)
2位
今井 彩月
(スポ科1)
58:123位13:17
5区
(6.7km)
2位
関谷 夏希
(外英4)
1:20:554位22:43
6区
(5.6km)
3位
今泉 野乃香
(スポ科4)
1:40:269位19:31


北脇亮子(スポ科4)
━ 今大会の目標、レースプランはありましたか。
 1区はチームの流れを作る区間です。集団の流れに乗って冷静に余裕を持って走り、先頭が見える位置でタスキを渡し、全区間に流れを作るという役割を果たすためにスタートラインに立ちました。
━ レースを振り返っていかがですか。
 2年ぶりの駅伝ということでスタートラインに立てるという喜びと感謝をもって、ワクワクした気持ちでした。でも結果として大東の1区を走る選手として相応しくない走りをしてしまい、1区である私がちゃんと渡すことが出来なかったのが後半の区間に響いてしまいました。
━ 結果についてどう捉えていますか。
 順位もそうですし、先頭とのタイムが23秒もあいてしまいました。総合結果で3位というのにはその悪い流れが続いてしまった結果だと思います。
━ 収穫と課題はありましたか。
 今の自分の現状を知れました。全日本(杜の都)で1位を取るために自分が何をしなければいけないのかが明確になったので、それを頭に置いて残り一ヶ月ないのですがそれをやっていきます。3キロあたりで集団が動いた時に付いていけなかったところが、監督も言っていたように中盤粘れなかったということです。中盤で走れないと勝負するべきラストスパートで勝負できる所にいないということなので、やはり中盤や後半で最後まで走れなかったことが課題となりました。
━ 今後の練習の中で意識していきたいことはありますか。
 決められた練習の中で、しっかりこなすのは当然のことですが、決められた練習にプラスして200メートルや400メートルを最後全力で追い込むという練習を自分で入れていこうとおもいます。
━ 杜の都への意気込みをお願いします。
 日本一をとるという気持ちでチーム全体もやってきています。日本一をとるためにどうしていかなければいけないのかということを、再度チーム全員だったり個人でも考えて4年生としてチームを背中で引っ張っていけるように、チームをまとめていきたいです。


飯嶋優羽(スポ科1)
━ 今大会の目標、レースプランはありましたか。
 全日本につながる大会だったので、優勝と区間1位を目指していました。レースプランは前半ゆとりをもって、後半上げていく予定でした。
━レースを振り返っていかがですか。
 練習は2週間前くらいから作り上げて自信があってスタートがきれたました。中盤から後半のレースがこなしきれなかったのが課題です。全日本(杜の都)ではそれを克服して走り切りたいです。
━ 今後練習の中で意識していきたいことはありますか。
 後半が上げられる選手になりたいです。そこを意識して練習したい。
━ 杜の都への意気込みをお願いします。
 同期の吉村が帰ってくるので、メンバー争いが激しくなります。しっかり争ってメンバーに入り、今大会での課題をこなして走りたいです。


鈴木優花(スポ科2)
━ 今大会の目標、レースプランはありましたか。
 最初から攻めた中で最後先頭に立つということが自分の役割だと思って、スタートしました。
━ レースを振り返っていかがですか。
 先頭との差が20、30秒くらいで入スタートしました。少し追いつかなきゃという気持ちが強くなりすぎてしまって自分の冷静さを欠いてしまったというのが1つ目で、監督も仰っているのですが、自分の我慢という点で、弱めないようにしていたとしても力がまだ出せていなかったので、最後追いつけなかったと思います。なので、自分にも責任がすごくあると思います。
━ 結果についてはどう捉えていますか。
 全体としては、悔しい結果で、全日本優勝を目指す中でそれが見えない訳ではないけれど、まだ手に届かないので、やはりこの1ヶ月間しっかり直さなければいけないなと思います。個人の区間としては、目標記録が17分50秒という中で48秒だったので、最低限の走りはしました。でもやはり内容的にはまだまだ余裕も持てていないので、去年の全日本を思い出すとまだまだ差が大きいなと思います。去年の自分を超えるのをまず、全日本で掲げてしっかり練習していきたいなと思います。
━ 収穫と課題はありましたか。
 やはり中盤で落ちないということ、中だるみをしないということ。最後突っ込んだ中でもラストをしっかり上げるという理想的なレースプランを有言実行できるようにすることです。
━ 今後練習の中で意識していきたいことはありますか。
 今年度本当に気持ちも困憊の中でラスト出し切る、絞り出す練習をしていきたいです。レースは待ってくれないので、その経験さえ積んでいけば、勝てると思うので、そこを頑張っていきたいです。
━ 杜の都への意気込みをお願いします。
 まず、杜の都では、絶対に優勝。個人としてはやはり、区間賞。簡単には破られない記録をつくろうという気持ちで頑張ります。


今井彩月(スポ科1)
━ 今大会の目標、レースプランはありましたか。
 最低でも3番でタイムは13分で走ることでした。前の区間が鈴木優花さんだったので、上位で帰ってくること想定してトップで自分が走って夏希さんに渡すということを目標としていました。
━ レースを振り返っていかがですか。
 合宿で力をつけて自信もついていたので、自信を持ってスタートラインに立てました。でも、監督が仰っていたように中盤で落ちてしまうというのが1番の課題だと思います。
━ 結果についてはどう捉えていますか。
 区間2位で目標は最低でも3番でした。タイムが目標よりも15秒遅いので全く満足はしていません。本番は1ヶ月後の全日本なので、この関東の結果をしっかり今は受け止めていきたいです。今の自分の力がわかったので、本気で取り組んでいかないとダメだと思いました。このチームでの1番の目標は1ヶ月後の全日本で優勝することなのです。関東の結果は3番でしたが、1年の吉村も世界陸上にいっていて、枠が1個空いてのオーダーでした。合宿でやってきたことが今日の結果に出ていると思うので、今日の結果は受け止めて、逆に3番だというのがわかったので、1ヶ月後に向けてチームで頑張っていきたいと思っています。
━ 収穫と課題はありましたか。
 個人としては、見える位置に城西大学がいたので、そこは追って攻めの走りをして、その中でも色々な方に言って頂いた冷静さを意識して走れました。でも中盤になって先頭との差が開いたのを自分でも分かったので、そこで攻めの走り、自分の走りができなく、同じリズムを刻んで走ることができませんでした。チームとしては、監督が仰っていたチーム全体が中盤が落ちているのは事実なので、後半一人一人がペースを押していけるようにならないと全日本でも結果がついて来ないと思うので、そこが課題だと思います。
━ 今後練習の中で意識していきたいことはありますか。
 キツイ所で同じリズムで押していけないということが今日のレースで分かりました。勝つためには苦しい練習もしなければならないと思います。一人一人が全日本で優勝するという思いで残り1ヶ月過ごしていきたいと思います。
━ 杜の都への意気込みをお願いします
 チームとしては絶対に優勝して、今日のレースで大東文化の応援が色々な所で肌で感じたので、しっかり応援してくれる人に優勝という形で感謝の思いを伝えたいです。メンバーに入れたとしても、強い大学と戦えるように切り替えて28日頑張っていきたいと思います。


関谷夏希(外英4)
━ 今大会の目標、レースプランはありましたか。
 全体としては優勝を狙っていました。抜けているメンバー以外の中から今上がってきているメンバーを選んでもらっていました。1区と5区と6区に4年生がいて、1.2年生が安心して走れるような環境にするというのがプランでしたが、どちらかと言えば下級生に助けられることが多かったです。4年生として、しっかり勝たせたかった思いです。
━ レースを振り返っていかがですか。
 キャプテンとしても、最長区間を任された自分が、区間4位で本来の役割を果たせなかったです。足を引っ張ってしまいました。
━ 収穫と課題はありましたか。
 収穫とは言えないですが、チーム全員が現状を身をもってしっかり感じれました。変化できるきっかけにはなったと思います。
━ 今後練習の中で意識していきたいことはありますか。
 監督も言っていましたが、中盤の粘りが出来ていなかったということだったので、全体としても自分自身としても強化していきたいです。
━ 杜の都への意気込みをお願いします。
 今まで「日本一」を掲げてきて、こういう状況にはなってしまいましたが、目標は変わらないです。もう一度作り直して、まずは「日本一」を目指せる位置に立って優勝を目指していきたいと思います。


今泉野乃香(スポ科4)
━ 今大会の目標、レースプランはありましたか。
 目標は優勝でした。
━ レースを振り返っていかがですか。
 この順位になったのは、自分のせいで今はそうとしか考えられないです。
━ 結果についてはどう捉えていますか。
 夏希からタスキを前のランナーが見えるすごくいい位置で貰ったのに、前を捉えることができなかったです。悔しい気持ちと、情けない気持ちです。
━ 収穫と課題はありましたか。
 杜の都の目標は優勝なので、今大会のレースで先頭を走るイメージをつけるつもりだったのですができなかったです。全日本までの残された日、しっかり考え直してやり直していかなくてはいけないとわかりました。
━ 今後練習の中で意識していきたいことはありますか。
 監督の言われた通り、中盤の粘りという部分とスタート地点に立った時、「絶対負けない」という自信を持てるようにしたいです。
━ 杜の都への意気込みをお願いします。
 創部10年目の節目の年、自分達の代で初優勝を飾りたいです。そこに向けてみんなで頑張っていきます。



【新井美咲 西澤蒼馬 木彩衣 丸山カノン 長橋旺延】
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2019年09月25日

【陸上競技部男子短距離】全日本インカレ事後取材

『男子4×100メートルリレー8位入賞!
課題と収穫をつかむ』


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▲笑顔でポーズをとるリレーメンバー


 『学生日本一を決める』天皇賜盃 第88回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)が9月12日から15日の4日間にかけて岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われた。本学、男子短距離は4×100メートルリレーで8位入賞を果たした。2年連続の入賞となったが、大会1週間前にアクシデントがあり、直前でメンバー変更になった。出走することになったのは、主将の前田涼平(社経4)。今まで補欠メンバーで正規メンバーに入ったことがなく、今大会が初めての出走。予選では役割を果たし、チームを決勝の舞台へ導いた。決勝では8位だったものの1年生が2人出走し、若い力の台頭に期待が高まっている。そんな予選、決勝の舞台で走った、太田匡哉(スポ科4)、前田涼平(社経4)、平野翔大(スポ科1)、假屋直幹(スポ科1)、安田圭吾(スポ科2)の5人に全日本インカレの振り返り、お互いの印象や今後のシーズンでの意気込みを伺った。
※取材日 9月17日


━今大会臨むにあたっての調子はどうでしたか。

太田 調子は良かったです。絶好調でした。
前田 多少腰が気になっていました。でも走っている中では気にならなかったので調子は良かったです。
平野 九州選手権で自己ベストを出して自信がついていい状態でした。
假屋 前日の練習で監督にも調子がいいとおっしゃってもらったので調子が良かったです。
安田 富士北麓でのレースでも1年振りにベストが出たので調子は良かったです。

━全日本インカレ出場にあたって強化してきたところはありますか。

太田 リレーの出が苦手だったのでアドバイスをもらって何回も練習をしました。
前田 コーナーの走り方を中心に準備をしてきました。
平野 関東インカレでは周りとの格を実感しました。なので走力を上げれるように体が細いのでウェイトとかでフィジカルを鍛えました。
假屋 関東インカレでメンバーに入れなかったです。それで悔しくて朝練とか行き始めてウェイトトレーニングとかで筋力をアップしました。専門が100メートルですがコーナーも走れなくてはダメだと思って、200メートルの練習もしてどこの走順でも走れるように準備してきました。
安田 8月入るまで練習が出来てない状態でした。約1ヶ月、基礎トレーニングと走り込みをして体力や筋力を戻すことを取り組んでいました。

━今大会の目標を教えてください。

太田 昨年の全日本インカレでアンカーで抜かれて4位でした。それが悔しくて表彰台に上ることが目標でした。
前田 自分は補欠でしたが、昨年の日本選手権リレーで優勝しています。昨年とは違う立ち位置で臨むので優勝を掲げていました。
平野 個人としては決勝で走ってベストを出すことで、リレーは1番を取ることです。
假屋 補欠でしたが、いつでも走れるように準備していました。走れた時は日本一を目指していました。
安田 今季最初のリレーが岩壁杯がバトンのミスがあって関東インカレも予選落ちでした。昨年日本選手権リレー王者なのに不甲斐ない結果でした。白石黄良々(スポ科2018年度卒=現セレスポ)さん凄かったね、といわれても仕方なかったです。黄良々さんがいなくても強い大東を示したかったので日本一を目標に掲げていました。個人では200m王者に輝いてた、山下潤(筑波大学)選手に勝ちたいと目指して走りました。

━予選での走りはいかがでしたか。

太田 スピードものれて走れたので良かったですが、決勝走れない状態になってしまったので悔しいです。
前田 落ち着いて臨めましたが、実感動きが固くなってしまい、修正する部分もあり反省として残りました。でも結果的に決勝に繋げたのでよかったです。
平野 固くなってしまい、バトンでヘッドスライディングしないと届かないバトンパスになってしまいました。でも決勝にいくとの思いでバトンを繋げれたので良かったです。
安田 1走が大会直前に変更になりましたが、気持ち的には決勝に残る思いで予選は臨めました。3走太田さんが少しスピードが落ちていましたが、冷静な気持ちで走りました。

━1週間前に変更になりましたが、その経緯を教えてください。

前田 バトンパスの練習で正規メンバーの1年生が肉離れをおこしてしまって直前での怪我でした。それで自分と假屋でトライアルをしてタイムや風の状態、スタートの加速を監督が総合的に判断して自分が1走に決まりました。

━直前に決まりましたが、気持ちの面ではどうでしたか。

前田 いつでも走れる準備はしていました。怪我での交代でしたが、気持ちは変わらずに挑みました。

━決勝での走りはいかがでしたか。

前田 直前の円陣では何言ってるのか分からないぐらいでした。でも予選よりは落ち着いていて決勝の舞台で勝ちたい思いでした。走りも悪いとこなく走れましたが、動画でみたら自分の力のなさを感じて4年生として不甲斐ないな、と感じてしまいました。
平野 気持ちが高まっていた状態でした。予選同様固くなってしまい、3走(假屋)とのバトンも遠くなってしまったのが課題です。
假屋 太田先輩が負傷してしまい、代打での形となりました。大学でのリレーのデビュー戦が全日本インカレ決勝と贅沢なデビュー戦となりました。直前のアップで脚をつってしまい、満足のいく走りができませんでした。せっかくいただいたチャンスを活かし切れなかったこと、4年生の先輩方に申し訳ないと思いました。
安田 昨年の3走よりは落ち着いて臨めました。1走前田さんも自分の走りを楽しんでいて部長の覇気を感じてその姿をみて、がむしゃらに走りました。結果エースと言われていて1人も抜かせなくて悔しい思いが強いです。

━今大会の課題と収穫はありますか。

太田 調子いい時ほど体に対して敏感になるべきでした。怪我しないように、調整の段階でできたことがあったのかなと思いました。
前田 今回チームとして若いチームで挑んで全日本インカレの舞台で走れて自分も走れました。 若いと言うことなのでまだ後輩たちはチャンスがあるので今回出てしまった弱い部分を克服して、チームベストだったり順位を上げていって全国で優勝してほしいとの思いです。
平野 周りと比べて体が細いです。フィジカルももっと強くなっていきたいのと、メンタルもまだ弱くていつも通りの走りが出来ない状態でした。大舞台でもベストの状態で走れるメンタルをつけたい。収穫は若いチー厶で走れたことは収穫です。200メートルでは予選で、ベストが出たのでそこが収穫です。
假屋 本番に弱いと実感しました。普段の練習からの取り組み方を考えさせられました。個人としてもリレーでも日本一を狙っていける選手になりたいです。
安田 200メートル2本走っただけなのに体への疲労が大きかったです。調子がいい中、自分の体をどれだけコントロールできるかが課題です。

━主将として挑んだ1年で手応えと成長はありましたか。

前田 一つ上の主将が白石黄良々さんでした。同じやり方はできないと思っていました。なので自分らしくチームを引っ張っていければいいと思っていました。新体制になって昨年とは違うチームの色になりました。その中で、人とのコミュニケーションを大切にしていました。その基礎を作れたのかなと思います。

━平野さん安田さん、は国体の選手に選出されましたがそこに向けて目標をお願いします。

平野 自己ベストが10秒47です。国体シーズンの頃は調子がいいので、10秒35あたりを出したいです。
安田 九州チャンピオンの平野くんとは違ってリレーだけなんですけど(笑)。東京都の4継は女子は3連覇男子が2連覇、昨年出場した時はアベックで優勝でした。でも足の状態はあまり良くないですが昨年も良くない状態でした。成年で出場するので周りの足を引っ張らないようにしたいです。

━次にお互いの印象について教えてください。

太田 主将はとても面白い人なので笑わせてもらってます。平野はかわいいです。假屋はすごく真面目で真面目です。安田は部内で2番目にイケメンです。1番は野田龍太郎ですけど(笑)。
前田 匡哉はクレイジーな人間です。頭がおかしなところがありますが、何か一緒にいて楽しいし落ち着けるしいい関係なんかな。3時間一緒にいると突然クレイジーな部分が出てきます(笑)。平野は最初は物静かな子でしたけど最近はいい意味で調子にのってますけど(笑)。かわいらしい後輩です。假屋は1年生の中で一番真面目なんじゃないかなと思います。
假屋 ありがとうございます!
前田 でも僕に対しては何かフランクに接してくるとこがあるのでもっとみんなにそうしてもらえればと思います。主将にいけるならみんなに(笑)。安田は、明るくてにぎやかでただ競技に関しては誰よりも真面目に考えています。僕も見習いつつ。
平野 太田さんは真面目と思ったのですが、先輩と感じないくらい接しやすくていい先輩です。前田さんは主将として尊敬できる部分が沢山あってこういう人間になりたいなと思うぐらい尊敬しています。
前田 ほんと思ってんの(笑)
平野 假屋は真面目で1年生をまとめてくれる大事な存在だと思います。安田さんは競技に対して僕に無いものをもっています。尊敬しています。僕に無いものをもっています。
安田 それが聞きたいですよね(笑)。
平野 表現出来ない僕に無いものを持っています(笑)
假屋 太田先輩は、第一印象は静かなイメージでしたが、壊れるというか何考えてるか分からないとこがありますが、でも面白い先輩でこの前も緊張していた時に声をかけて下さったので優しい先輩だと思います。前田先輩は少しあごが長いんですけど(笑)
前田 少しじゃないよ。いやそこじゃなくて(笑)
假屋 とても接しやすい主将で壁がなくて何でも聞いたりできるので一番接しやすい先輩かなと思っています。平野は同期で自分より自己ベストが速いので目標であってライバルであっていい刺激を毎日もらっている人です。安田先輩は練習中とそうでない時のギャップがすごくて練習外の時はたまに怖い時があります(笑)。練習中とか試合の時は顔が違うので、真面目でストイックで陸上が心の底から好きなんだろうな、といろいろと走りについて考えていらっしゃるので尊敬しています。
安田 匡哉さんは、以前寮でお世話になっていました。その頃は一番面倒を見てもらっていました。昨年もリレーメンバーでも一緒だったので面倒を見てもらっていました。何か気がくるっていらっしゃるというか(笑)そういう面も含めて面白くて笑いたえないです。チームの隠れムードメーカーだと思います。他のチームには居ない貴重なタイプの人です。前田さんは黄良々さんとは違うタイプの主将で、僕にはできないような周りとの接しかたであったり、こんなに寛大で器が大きい人にはあんまりあったことがないです。ほんとに凄い人だなと。人として尊敬しています。にも関わらず周りから多分一番いじられてるんじゃないかなと思うぐらいですけど(笑)怒った姿を1度も見たことないです。そんな人いるのかってぐらいいい人です。平野は生意気です(笑)。
平野 間違いないです。
前田 間違ったことしてんだろ(笑)
安田 たまに出るタメ語が
平野 反省します
安田 Theやかましい奴って感じですが、明るくていいと思います(笑)。
平野 ありがとうございます。
安田 假屋は真面目で固すぎるかなってとこがありますが、固い男って感じです。でも1年生2人にもチームを引っ張っててもらうので、頑張ってね。
平野 はい!
假屋 はい!

━次は真面目な質問になります。4年生の2人にお聞きします。4年間佐藤真太郎監督のもと競技を続けてきましたが4年間どうでしたか

太田 1、2年生の時から地道に練習してきて、3年でタイム狙えたらいいかなと思っていました。4年になる前、黄良々さんの言葉で「陸上に対してはどれだけ熱いものをそそげるか」って言葉を聞いて思うものがありました。最終的に全日本インカレで正直あっけなく終わってしまいましたが、大学院でも続けるので来年にでもこの悔しさをぶつけていきたいと思います。

前田 僕は、大東の代表としてリレーを走ったのが今回が初めてでした。今までは入れて補欠でした。4年生のこの時期まで悔しくて辛い時期が続いていました。でもその中でもしっかりやってきました。相当苦しかったし、辛かったですけどここまで頑張ってこれたので、4年間実りある陸上生活を過ごせたのかなと思います。

━最後になりますが、次戦への目標と意気込みをお願いします。

太田 自分は怪我をしてしまったのでみんなに頑張ってもらいたいです。
前田 次は日本選手権リレーです。多分最後の試合になります。それまで練習と調整しっかりおこないます。また走れない人の悔しさを重々分かっているので、そういった人分までしっかりと走れるように頑張ります。
平野 次は国体です。主力選手が世界陸上で出ないので成年200メートルで決勝に上がれたらいいなと思います。その後にU20日本選手権があります。同世代の中で1番をとることを意識して頑張ります。
假屋 今週関東新人が迫っていて100、200、4継とハードな日程ですが、調子が良くてそのままの流れて走れれば自己ベストが出ると思うので、3番以内を目標に頑張ります。
安田 国体になります。4継頑張ります。個人は、U20日本選手権100、200メートルに出場するか、デンカチャレンジ2019の200メートルに出場するか決まっていませんが、どっちに出てもタイムを残してランキングを上げれるようにしていきたいと思います。

━本日はありがとうございました。


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▲部内で流行っている「最強!」のポーズをとる選手。


太田匡哉(おおた・まさや)※写真左から2番目
スポーツ科学科4年、青森・木造高出身、自己記録:100メートル10秒50、200メートル21秒61、100、200メートルと今季自己ベストをマークし好調。大学院に進む予定。

前田涼平(まえだ・りょうへい)※写真中央
社会経済学科4年、新潟・東京学館新潟高出身、自己記録:100メートル10秒62、200メートル22秒23、苦しみながらも掴んだ全カレの舞台で役割を果たした。次戦は日本選手権リレー、最後の大会で有終の美を飾ってほしい。全員から愛されている、頼れる主将。

平野翔大(ひらの・しょうだい)※写真1番右
スポーツ科学科1年、熊本・熊本国府高出身、自己記録:100メートル10秒47、200メートル21秒27、昨年の国体では少年男子Aで3位と表彰台に上がった。また今季8月の九州選手権で100メートル10秒47と自己ベストをマークし優勝。注目の1年生。

假屋直幹(かりや・なおき)※写真1番左
スポーツ科学科1年、大阪・枚方高出身、自己記録:100メートル10秒55、200メートル21秒43、全カレ後の関東新人では100、200メートルで自己ベストをマークし100メートルでは5位入賞を果たし、注目の1年生。

安田圭吾(やすだ・けいご)※写真右から2番目
スポーツ科学科2年、東京・日本工業大駒場高出身、自己記録:100メートル10秒47、200メートル20秒83、9月の富士北麓で200メートルを1年ぶりに自己ベストをマークし、自信をつけている。100、200メートルと現チームトップのタイム(100メートルは平野(スポ科1)と同タイム)をマークしておりエースとして期待されている。


【西澤蒼馬】

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2019年09月24日

【陸上競技部女子長距離】全日本インカレ事後取材


「吉村が3000メートル障害V!それぞれが現状を確かめ駅伝シーズンへ」

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▲関カレ、全カレと優秀な成績を収めた女子長距離(写真は関カレ)

 天皇賜盃第88回日本学生陸上競技対校選手権大会(全日本インカレ)が、9月12日から15日にかけて岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われた。今大会は学生日本一を決める大会で、本学女子長距離は駅伝シーズンにつなげる走りを目標に臨んだ。5名出場。3000メートル障害では吉村玲美(スポ科1)と秋山祐妃(スポ科3)が出場。吉村は序盤から独走態勢を築く、本人は「9分40秒切りを狙っていた」と自己ベストよりも速いタイムに設定するなど他を寄せ付けない走りで優勝を果たした。秋山は、1000メートル付近で2番に立ち「想定よりも動いたので吉村に追いつこう」と目標を定めた。結果、自己ベスト(10分10秒33)に近いタイムでゴールした。また、5000メートルでは関谷夏希(外英4)が7位入賞。1万メートルでは、鈴木優花(スポ科2)が4位入賞を果たした。今泉は同20位。
 この結果に外園隆監督は「5000、1万メートルで表彰台に立てなかったが、レース内容を考えるとマイナスではない」と評価し、駅伝シーズンに向けて「シルバーコレクターと言われているなか、選手全員が歴史を変えるために日々頑張っているので楽しみにしててください」と駅伝に懸ける思いを語った。創設10年目となる女子長距離、関東インカレと全日本インカレでは優秀な成績を収めた。杜の都は8回出場し5度の準優勝を飾っているが、まだ優勝はない。節目の10年目となる今年、「ライトグリーンのユニホーム」が頂きに立つのを期待したい。

◇女子長距離結果

▽女子1万メートル決勝
4位 鈴木優花 33分29秒96
20位 今泉野乃香 35分9秒84
DNS  関谷夏希

▽女子5000メートル決勝
7位 関谷夏希 16分11秒37
DNS 鈴木優花 

▽女子3000メートル障害決勝
1位 吉村玲美 9分59秒95
2位 秋山祐妃 10分13秒49 SB

SB:シーズンベスト

関谷夏希(外英4)

━関東インカレから合宿や練習面で強化してきた部分はありますか。
 合宿では距離を踏むことを重点としていました。その中で、アメリカ合宿で走り方が大きく変わりました。それはストライドが広くなってスピードが出やすくなりラスト勝負での動きが良くなりました。
━今大会の目標とレースプランを教えてください。。
 優勝すること、タイムは15分40秒です。レースプランは最初から速いペースで、ラストで勝負することを考えていました。
━7位入賞を果たしましたが、この結果についてどのように捉えていますか。
 全日本(杜の都)を控えてることとしても最低限表彰台を考えていました。良くなかったレースと思いますが、現状を把握できました。改善点も見つかったので走ったことに価値があると考えています。
━課題と収穫はありますか。
 スピードがまだ戻ってきていないので、スピードを磨いていきたいです。収穫は現状に気づけたのと、フォームを変えてから初めて出たレースなので改善点が見つかりました。
━駅伝シーズンに向けての目標をお願いします。
 全日本、富士山優勝することです。個人としては4年間最後の駅伝になるので納得のいく走りをしたいです。

今泉野乃香(スポ科4)

━関東インカレから合宿や練習面で強化してきた部分はありますか。
 合宿(菅平)でフォームを直すことをしてきました。腰が落ちてしまい、後半勝負できない走りになってしまいます。そこを改善する走りにするために強化してきました。
━今大会の目標とレースプランを教えてください。
 最低でも8位入賞、タイムは34分切りを目標にしていました。
━レースを振り返っていかがですか。
 普段のレースは後ろの方で走っている展開が多かったです。それでは勝負できないので前の方で走ることを考えていました。その結果6000メートル過ぎまでは先頭の鈴木(スポ科2)の後ろで走れました。でも後半の失速が結果にひびいてしまいました。
━課題と収穫はありましたか。
 スローペースの展開でしたが6000メートルの間でペースの変動がありました。全日本インカレ初出場で前で走れたことは収穫です。でもそれ以降離れてしまったのは合宿で得たフォームを活かしきれてないと思いました。
━今季の調子はいかがですか。
 3000メートルとか自己ベストは出たのですが、その後の個人選手権で結果を残せなかったです。結構調子の波があるので安定した走りをしたいです。
━駅伝シーズンに向けての目標をお願いします。
 目標は、全日本(杜の都)の優勝なので最低でも区間賞をとる事です。それを達成するために関東駅伝や今週の大東ナイターでベストを出して自信をつけていきたいです。

秋山祐妃(スポ科3)

━関東インカレから合宿や練習で強化してきた部分はありますか。
 関東インカレでいい結果が残せず落ち込みました。でもそこからやるべきことを明確にして夏合宿に挑みました。最後の走りがまだまだなので練習でも最後しっかり上げて練習することを強化していきました。
━夏合宿で成長した面はありますか。
 チームでは、夏希さんと鈴木と吉村の3人が3本柱となっています。私はそれに食らいついていくことを目標にしていました。合宿ではその3人に食らいつく練習ができていたので成長した部分かなと思います。
━今大会の目標とレースプランを教えてください。
 表彰台が目標でした。
━レースを振り返っていかがですか。
 想定したよりも足が動いて前を走っていた吉村に少しでも近づこうと走れました。1000メートル過ぎた辺りから自分のリズムにできました。
━課題と収穫はありますか。
 中間の走りが落ちなかったことが今回の収穫かなと思います。
━評価はどのようにしていますか。
 全国で初の表彰台でした。自己ベストに近いタイムで走れたので納得のいく走りができました。
━前半の総括をお願いします。
 4月の上旬まで怪我をしていました。他の人よりかも調子が上がらず苦しみました。でも日本選手権や個人選手権で最低限の走りができたので良かったと思います。
━駅伝シーズンに向けての目標をお願いします。
 関東、全日本、富士山で優勝することです。関東ではいい走りができていますが、全日本で結果を残せていないので区間3位以内を目標にやっていきたいと思います。

鈴木優花(スポ科2)

━関東インカレから合宿や練習面で強化してきた部分はありますか。
 スピードを切り替えた時の動作を気をつけて練習を重ねてきました。アメリカでの合宿では、体の深部の部分を鍛えることをしてきました。動きが変わって流れにのれるようになりました。
━今大会の目標とレースプラスを教えてください。
 1万メートルの1本に絞って出場しまし、優勝を狙っていました。レースプランは中間まではリラックスして6000メートルから7500メートルの苦しい部分も集中して走れるようにして、ラスト先頭にでて突き放すレースプランでした。自己ベストを狙う勢いで走りました。
━優勝しましたが、結果についてどのように捉えていますか。
 アメリカ合宿で鍛えてきたスピードトレーニングを活かした走りをしたかったですが、活かせなかったです。そこが敗因だと思います。優勝しようと思って周りを見すぎてしまって、悔いに残るレースとなりました。
━課題と収穫はありますか。
 循環器系の能力が高まっている中で、思い切った走りをしていかないと学びました。スピード勝負になった時に焦らず、リラックスして走っていくことをしていきたいです。
━駅伝シーズンに向けての目標をお願いします。
 全日本インカレでの悔しさを強さに変えて、全日本と富士山で2冠を達成すること。個人として、最低限区間賞と区間新をとることを達成したいです。

吉村玲美(スポ科1)

━関東インカレから合宿や練習面で強化してきた部分はありますか。
 ハードリングなど技術の面を強化してきました。あと接地を変えることをアメリカの合宿でやってきました。日本に帰国した時に監督や同級生に走り方のフォームが変わったねと言われるぐらい変わりました。結果効率的に走れるようになりました。
━今大会の目標とレースプランを教えてください。
 9分40秒を切ることでずが、レースプランは自分との勝負になると考えていたので、最低でも自己ベスト(9分49秒)を更新することを目標にしていました。
━レースを振り返っていかがですか。
 2000メートル過ぎた辺りから自己ベストには届かないと思ったので、最低でも大会記録を破ることに切り替えました。結果は優勝ですが素直に喜べないレースになりました。アメリカ合宿でやってきたことを活かしきれなかったので悔しいです。
━課題と収穫はありましたか。
 走力が足りなかったのとハードルの面で技術を磨いていかないと思いました。
━今季の調子はどうですか。
 高校の時はトラックシーズンは調子がいいのですが、駅伝で失速してしまうイメージがあります。大学に入学してからは3000メートル障害を中心にやり始めて結果が出てきて海外のレースにも行けて経験がつめています。いい形できているのでいい調子で駅伝が向かえられそうです。
━駅伝シーズンに向けての目標をお願いします。
 長い区間を走って区間賞、区間新をとって優勝に貢献できるように頑張りたいです。


▼駅伝日程

・9月29日(日)
第25回関東大学女子駅伝対校選手権大会@千葉・印西市千葉ニュータウン周回コース
・10月27日(日)
第37回全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都女子大学駅伝)@宮城・仙台市
・12月30日(月)
2019全日本大学女子駅伝競走(富士山女子大学駅伝)@静岡・富士市


【西澤蒼馬】
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2019年09月23日

【陸上競技部男女短距離】第30回関東学生新人陸上競技選手権大会 兼 関東学生リレー競技会

自己、シーズンベスト更新。
今後へ手応えをつかむ。


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▲5位でゴールした假屋。
100、200メートルで自己ベストを連発した。


 第30回関東学生新人陸上競技選手権大会兼関東学生リレー競技会が、9月20日から22日の3日間にかけて神奈川県の相模原ギオンスタジアムにて行われた。関東インカレと同じ舞台となった今大会は、関東インカレや全日本インカレと出場に恵まれなかった選手も数多く出場した。男子100メートルでは假屋直幹(スポ科1)が自己記録を更新し5位と健闘。女子400メートル障害では寺本光里(現経2)がシーズンベストを更新し3位に入り、表彰台に上がった。また男子4×100メートルリレー(4継)のB決勝では、予選からメンバーを2人入れ替えで臨んだ。その中でも予選よりタイムを上げて1位でゴールした。予選決勝共に全走者が1年生という若い力で挑んだ。経験が少ない中で1位でゴールしたことは大きい収穫といえる。新人戦で得た経験を糧にして、今後の大会に注目だ。

結果(決勝のみ)

▽男子100メートル決勝(+1.6)
5位 假屋直幹(スポ科1)10秒55 PB

▽男子4×100メートルリレー決勝
1位 大東大B 40秒89
須藤涼太(スポ科1)
師田誠也(経営1)
竹内璃生(経営1)
假屋直幹(スポ科1)

▽男子走高跳決勝
4位 佐藤駿平(スポ科1)1メートル95

▽男子走幅跳決勝
16位 松岡晃輝(スポ科1)6メートル98

▽女子400メートル障害
3位 寺本光里(現経2)1分2秒13 SB


假屋直幹(スポ科1)

━レースを終えて振り返っていかがですか。
 100メートル3本、4継2本、200メートル3本の8本走りきることが目標でした。それを達成できなかったことは残念です。
━100メートル5位入賞ですが。
 記録は、2年振りの自己ベストです。昨年怪我をしていたり、なかなか記録が出なかった中でやっと記録が出てホッとしています。でも競った中で5位だったで、同期の子に勝てなかったのは悔しいです。
━4継ではどうでしたか。
 予選からメンバーが二人変わってバトン練習もほぼできなかったですが、レースではキチンとバトンが渡ったので良かったです。自分も疲れている中で走ったのでこの先が楽しみだなと思いました。
━課題と収穫はありますか。
 自己ベストが出てくすぶっていたものが何か出ました。新しい自分になれたのかなと思いました。前まで焦っていた気持ちがあったので、今はもっと楽しくできるかなと思います。同期の齊藤(スポ科1)だったり、平野(スポ科1)だったりと遅れていたので少し追いつけたかなと。でも久しぶりに100メートルを3本走って高校生の時はそんなに疲れなかったですが、今は疲れが出ていて体力がない事が反省点です。良かったことは自己ベストが出たこと後半スピードが出過ぎたときに動きがバラついてしまったことがわかったので一番の収穫かなと思います。
━今後の目標をお願いします。
 次が上尾の記録会とレースが続きます。シーズンの終わりにはチームで一番速いとは言わないですが安田(スポ科2)さんや平野に並べるぐらいのタイムを出したいです。


【西澤蒼馬】
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2019年07月22日

【陸上競技部女子長距離】第30回ユニバーシアード競技大会/事後取材 関谷夏希・鈴木優花


 第30回ユニバーシアード競技大会の陸上競技は7月8日〜7月13日にかけてイタリア・ナポリで開催された。学生オリンピックとも呼ばれ、2年に一度の本大会。本学は、1万メートルで関谷夏希(外英4)が銅メダルを獲得し、ハーフマラソンで鈴木優花(スポ科2)が金メダルを獲得する快挙を成し遂げた。関谷は、台湾・台北が舞台だった2年前の前回大会は、5000メートルと1万メートルともに出場したが、入賞を逃した。今大会は雪辱を晴らす大会でもあった。鈴木は、3月の日本学生女子ハーフマラソン以来の自身2度目のハーフマラソンながら、世界の舞台で物怖じぜずにレース展開を繰り広げた。今大会のメダル獲得を自信に、国際大会での経験をさらなる飛躍につなげてほしい。
 本学から、ユニバーシアードで2人のメダル獲得となった女子長距離。女子長距離は、節目の創部10年目で、ユニバーシアードでのメダル獲得は歴史に名を刻んだ。秋には駅伝シーズンが控えており、エース区間を任されることに違いない。4年生中心で考えた「桜梅桃李(おうばいとうり)〜10年間の笑顔を頂点に〜」のスローガン。創部10年で成し遂げていない、杜の都(=全日本大学女子駅伝対校選手権大会)と富士山女子駅伝(=全日本大学女子選抜駅伝富士山女子駅伝)の`2冠´へ、確実に近づいている。

▽第30回ユニバーシアード競技大会

女子1万メートル決勝
関谷夏希(外英4)34分05秒84(3位)銅メダル

女子ハーフマラソン決勝
鈴木優花(スポ科2)1時間14分10秒(1位)金メダル

団体(日本)
金メダル:8個、銀メダル:6個、銅メダル:5個(1位)


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▲7月号を笑顔でもつ左から鈴木と関谷

《事後取材》ユニバーシアードと今後の意気込み聞きました。

関谷夏希
『悔しさ半分嬉しさ半分』

―銅メダル獲得おめでとうございます。率直な気持ちをお聞かせください。
 金メダルを目指してきました。3位は悔しい部分がありますが、2年前からの目標である、メダル獲得ができて素直に嬉しいです。でも、日本人2位ってことと金メダルではなかった悔しさが大きいです。まだまだ強くなっていきたい気持ちが芽生えた試合でした。
―目標はありましたか。
 金メダル獲得です。
―現地入りして調整はどのようにしていましたか。
 到着してから試合まで日にちが少なかったので、感覚が合わない部分がありました。でも上手くあわせていけたかなと思います。海外遠征ではいつも体調は行きは大丈夫ですが、帰国した時の方が大変です。昨日とかは、疲れてて約13時間寝てました。
―会場について、日本との違いはありましたか。
 到着して次の日にサブトラックで練習をしにいったんですけど、バスが、時間通りにこないとか、人が多すぎて乗れないとかで大変でした。それがあってからは早めの行動を心がけました。あと現地は暑かったですけど日本と違って湿度が高くなかったので、過ごしやすかったかなと。日差しが強かったですけど、日本より走りやすかったです。
―レースプランは考えていましたか。
 ラスト勝負になると想定していました。でも自分でレースを引っ張っても利用されるだけなので、5000メートルまでは周りの様子をみてついていってそこから仕掛けていくことを考えていました。
―レースを振り返っていかがですか。
 最初、あまりにもスローペースでした。これは、良くないなと思ったので、2000メートルぐらいで前に出ました。ラスト2000メートルで仕掛けて、ラスト800メートルで海外勢が仕掛けたのは対応できました。ラスト1周では、4番にはいった選手が疲れてていたので、いけると思ってぬかしました。でも五島(=莉乃、中央大学)さんについていきたかったですが、力不足でついていけなかったが現状で、世界ではまだ勝てないなと思いました。
―ユニバーシアードを経て成長を実感した部分はありますか。
 世界大会に出場しても、序盤で離されてしまって勝負できなかったですが、今回初めて勝負できる位置でレースができました。同時に世界の強さをまじかで体験できたことが刺激になりました。
―逆に課題はみつかりましたか。
 1万メートルは持久力はもちろんですがペース変化に対応できる力が必要です。まだ短い距離に苦手意識があるので、克服していかないと思いました。
―結果についてどう評価をしていますか。
 4月の時期で調子が上がってこなかったので不安がありました。でもその中でも記録を上げてこれて今までやってきたことに間違いがないなと思いました。結果には喜んでいいのか悔しがるのかが分からなくなりました。でもメダルをとれたのは前回とは違ったことだし、喜んでもいいのかなと。でも力不足と弱さが知れました。嬉しさ半分悔しさ半分ですね。
―1万メートルは男女通して日本勢が表彰台を独占しましたが、どう感じていますか。
 大学生の中でも、勝つための強さっていうのが、世界で戦う上では必要と感じました。前回大会よりもメダル獲得が多かったことはすごい良かったなと思います。でも金メダルをとっている人もいるので負けてられないなと思いました。
―ユニバーシアードを通しての大会の雰囲気はどう感じていますか。
 2回目でした。でもまた違った雰囲気で、他の大会とは違う。熱気や雰囲気も凄かったです。盛り上がりも凄かった。出てよかったなと思いました。
―イタリアの雰囲気は楽しみましたか。
 レースを終わったあとは観光にいきました。コーチ(=昨年の女子長距離の主務、松尾順菜)とカプリ島とかに。凄いキレイでした。食べ物とかは、ピザとかチーズが美味しかったです。あと女子1万メートルの五島さんと、男子の1万メートル組で行動していました。4年生が多かったので仲良くなれました。
―ユニバーシアードを終えてトラックと駅伝シーズンへの目標を教えてください。
 12月山口で日本実業団陸上競技連合女子長距離記録会で自己ベストを出すことと、学生新記録をだすことです。その前にある全日本インカレでは優勝して駅伝に繋げていきたいと思います。富士山もありますが、まず杜の都で区間新で優勝したいと思います。
 
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▲まずは、杜の都で優勝します!

★関谷夏希(せきや・なつき)
外国語学部英語学科4年。千葉・市立船橋高出身。自己ベストは1万メートル31分50秒17(2018年)。昨年の三大駅伝(関東、杜の都、富士山)では、全て区間賞の活躍をみてチームに大きく貢献した。今年度は女子長距離の主将に就任した。
好きな食べ物は「焼き肉」、レース後に食べるのが楽しみ。最近ハマっていることは「映画鑑賞」、主に洋画。


鈴木優花
『団体金メダルに貢献できて嬉しい』

―金メダル獲得おめでとうございます。率直な気持ちをお聞かせください。
 金メダルというのはずっと目標にしてきたので、嬉しいです。タイム的には遅かったですが、ユニバーシアードで1番になれたというのは、これから競技をやっていく上でも良い経験をさせてもらいました。
―目標はありましたか。
 金メダルを獲得です。それと、チームジャパンで団体金メダルを獲得するのを目標としていたので貢献できて嬉しいです。
―現地入りしてからの調整はどのようにしましたか。
 約1週間の中で、食事の面で日本食じゃないので、食べるものを考えなければなりませんでした。でもイタリアだと日本人の口に合うものが多かったのでその面は良かったなと思います。あと、日がとても長かったので、眠る時間とかもすごく気をつけました。それぞれの場面で自分の調子を崩さないように上手く対応していくというのを特に気をつけました。
―会場について、日本との違いはありましたか。
 日本はやっぱり時間にしっかりと合わせて動くのですが、海外は時間にルーズな面もあってバスに乗り遅れたのが大変でした。
―レースプランは考えていましたか。
 はい、前に出るのも自分の走りだとは思っていたのですが、残り5、6キロまではしっかりリラックスして、勝負所で絶対負けないというレースプランを考えていました。
―レースを振り返ってみていかがですか。
 前の人に引っ張ってもらいながらその中でリラックスしながらついていけたので、ラスト5キロから前に出ることができたと思います。
―ユニバーシアードを経て成長を実感した部分はありますか。
 スタッフの方々が競技者の数に比べて少なかったので、自分で動いて確認して自分で全てマネジメントするということがすごく勉強になりました。
―課題は見つかりましたか。
 ラストきつくなった時に腕振りが前後ではなく横ブレしてしまったことで、上手くスピードが出せなかった。もう1回しっかりと腕振りの形作りから見直していきたいと思います。
―結果については、どのように評価していますか。
 金メダルが、目標だったので達成できたかなと思っています。
―ハーフマラソンは男女通して表彰台を独占しましたが、それについてどう感じていますか。
 チームジャパンでみんなで戦うぞ、というのはスタッフの先生方もおっしゃっていたので、そういう面ではすごく嬉しいですし、みんなで笑って終われたというのが1番良かったなと思います。
―ユニバーシアードの大会の雰囲気はどうでしたか。
 各国の応援がすごく熱かったというのと、ハーフマラソンだと、町の人達も勢ぞろいで集まって応援してくださったので、そういう面では海外の方は陸上競技ににすごく関心を持っているなと感じました。日本でももっと地域の方々が、誰でも思いっきり楽しめるような雰囲気になって欲しいなと思うので、自分ももっと結果を残して盛り上げていきたいと思いました。
―ユニバーシアードを終えてトラックと駅伝のシーズンへの目標を教えてください。
 トラックでは、全日本インカレが控えているので、そこでしっかりと5000メートル、1万メートルに対応できるスピードを磨いたり、スピードが速い中でもしっかりとリラックスして走っていけるようにしたいです。駅伝に向けてはしっかり距離踏みをして、やっぱり1人で走ることになるので、普段の練習から後半上げるというのを意識して毎日の積み重ねを大事にしていきたいと思います。

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▲区間新でチームに貢献します!

★鈴木優花(すずき・ゆうか)
スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科2年。秋田・大曲高出身。自己ベストは、ハーフマラソン(21.0975キロ)1時間11分27秒(2019年)。昨年の三大駅伝(関東、杜の都、富士山)で全てで区間賞。富士山では、最終区で区間新の快走で、チーム過去最高の準優勝に貢献した。
好きな食べ物は「うなぎ」、勝負メシにしてるぐらい好物。最近ハマっていることは「絵を描くこと」、小さい頃から好きで、チームメイトの似顔絵を描いたりするほどの腕前。

※取材日 7月18日

【西澤蒼馬 新井美咲】
posted by スポダイ at 15:40| 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月24日

【陸上競技部男子長距離】第51回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学連推薦校選考会


「2年連続で本戦出場の切符を逃す」

 第51回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学連推薦校選考会が6月23日、神奈川県相模原ギオンスタジアムで行われた。本大会への出場枠は「8」から「5」に減少し狭き門となった。昨年本学は出場枠最後の8位に42秒差で逃し、涙をのむ結果に。今年は3つ枠が減っただけに厳しい戦いになると予想されていた。
 迎えた今大会。1組目の吉井龍太郎(国際関係3)と2組目の金田龍心(スポ科1)が大舞台で自己新をマークするが、2組終了時点で総合タイムで差をつけられる。しかし3組目の奈良凌介(国際関係4)が4位、三ツ星翔(社経3)が6位の快走をみせ、総合タイムで順位をあげて10位に。運命の最終組4組目の川澄克弥(スポ科4)が先頭集団で勝負する積極的な展開を見せるも、中盤ペースが落ちて後方にいた片根洋平(国際関係2)に抜かれた。片根は21位、川澄は23位で最後の組を終えた。
 結果本学は総合結果4時間01分52秒58の9位で終え、本戦への切符を逃した。川澄主将は「悔しくて情けない結果」と自身の走りとチームの結果に肩を落としたが、報告会では「この結果を真摯に受け止め、箱根駅伝で強い大東を見せられるように努力していきます。」と語るように雪辱に燃えている。次の主要大会は10月の箱根駅伝予選会(=東京箱根間往復大学駅伝予選会)となる。まずは予選会でどれだけの結果を出せるか、試練の夏を乗り越え、成長した姿を見せ好記録を出すことに期待したい。

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▲チームトップの快走を見せた 奈良

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▲終盤追い上げて組6位に入った 三ツ星

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▲報告会で課題と今後の意気込みを話す 川澄主将

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▲本戦への出場を逃した

▽結果(男子10000m)

(1組)
吉井龍太郎(国際関係3)30分20秒66(17位)
豊田紘大(経営4)31分03秒15(31位)PB

(2組)
浅野有紀(経営4)30分51秒87(21位)
金田龍心(スポ科1)30分53秒92(23位)PB

(3組)
奈良凌介(国際関係4)29分35秒77(4位)
三ツ星翔(社経3)29分36秒74(6位)

(4組)
片根洋平(国際関係2)29分37秒39(21位)
川澄克弥(スポ科4)29分53秒08(23位)

総合結果
4時間01分52秒58(9位)

※各校1組2名ずつ、10000mを4組でレースを行う。8名の合計タイムで競われた。

▽コメント

奈良修 監督  
―大会に臨むにあたり、どのような目標を立てていましたか。
 5番を争えるように、と。本当は走らなくてはいけない選手がいたが、この大会に合わせられなかったので。1組目、2組目と初めて出場する選手がいました。1組目、2組目を乗り越えて3組目、4組目で争うようにしたかったのですが…力が無かっただけだと思います。練習してなかった訳ではありませんが。
―大会前、選手へアドバイスした事などはありましたか。
 競技とは、自分で考える事ですから。3組目、4組目に関しては任せていました。1組目、2組目に関しては3、4組目に負担がかからないように相手よりも自分のベストを尽くすことをお願いしたんですが…全く力が出せなかったものですから。そこはしっかりやっていきたい。
―レースをご覧になって足りなかった所、逆に良かった点を教えてください。
 3、4組は箱根を走った選手ばかりですから。4組目が少し物足りない気はしますが、新しい戦力が先輩を倒すつもりでやってもらいたいです。
―今年度の最終的な目標を教えてください。
 箱根駅伝のシード権を獲得すること。

吉井龍太郎 (国際関係3)
―今大会の具体的な目標やタイム、レースプランを教えてください。
 目標は5位以内でしたが、上に少し強い選手がいたのでその人たちを前に出して後ろでしっかりレースをするという目標でした。でもラスト2000m〜3000mで集団から離れてしまって、そこを我慢できなかったのが自分の弱さだと思います。
―レース展開はいかがでしたか。
 最初余裕を持ってついていくことができたのですが、離れたところでペースダウンして、そこでついていけなかったです。
―ご自身の走りの評価はどうですか。
 目標が5位以内だったので、達成できなかったのですが、一応自己ベスト更新ということでそこは評価していい点かなと思います。
―今回のレースを踏まえて今後どのような練習されていきますか。
 夏合宿で距離も増えてきて、箱根予選会だったりハーフの距離になるので夏の合宿でしっかり距離を踏んでスピードも鍛えてしっかりペースに対応できるようにしていきたいと思います。

豊田紘大 (経営4)
―今大会の具体的な目標やタイム、レースプランを教えてください。
 組で10位以内に入ることと、チームで本戦通過することを目標としていました。
―レース展開はいかがでしたか。
 1組目に速い選手がきていることでレースに臨んだが思ったよりペースが上がらなくていけるかと思いましたが、後半足が止まってしまった。チームに勢いをつけれなくて申し訳ない気持ちです。
―ご自身の走りの評価はどうですか。
 4年生として公式戦初のレースでした。後輩の吉井も自己ベスト更新している中で自分がブレーキしてしまって後半の組に負担をかけてしまったので評価は0です。
―今回のレースを踏まえて今後どのような練習されていきますか。
 次の目標は箱根駅伝予選会となるので自分としても失敗してしまったので、夏走り込むのは当然です。4年生としてチーム力を上げれるようにやっていきたいと思います。

浅野有紀 (経営4)
―今大会の具体的な目標やタイム、レースプランを教えてください。
 初めての公式戦で自己ベストを少しでも更新する事を目標としていました。30分を切って29分台を走る事が目標でした。5000mを15分前後で通過して、後半レースアップする事を予想してそれに合わせてラスト2000mを5分切って走るのが自分の理想のプランでした。
―レース展開はいかがでしたか。
 最初遅いというのは考えていたのですが、1000mが3分15秒、その次2000mが2分55秒まで上がって1000mのラップで20秒近くアップダウンがあったのは思った以上に体力を奪われてしまったかな、と思います。目標の5000mまでに体力を消耗していたので後半粘るだけのレースになってしまった。
―ご自身の走りの評価はどうですか。
 0点ですね。自分が4年生として、チームを引っ張れなかったというのは箱根を考える上で下のメンバーが上がってこなければいけないということ。4年生の責任はそれだけ重いものだと思っていて、初の公式戦とはいえ思ったように走れなかったのは悔しいの一言です。
―今回のレースを踏まえて今後どのような練習されていきますか。
 自分は今まで故障が多かったので、まず夏合宿をしっかり走ること。きついポイント練習だけでなく自分で任されているジョグ練習もしっかり距離を踏んで20kmに対応できるようにしたい。

金田龍心 (スポ科1)
―今大会の具体的な目標やタイム、レースプランを教えてください。
 現実的に考えて、10番以内でこないとチームとして本戦に出場できないと思っていたので、先頭の方でレースを進めて10番以内を目指していましたが、想定していたレースと違って難しかったです。
―レース展開はいかがでしたか。
 最初3分15秒ぐらいで入って次2分55秒位に上がったんですけど、そこであまり考えていなかったので動揺してしまった部分があります。もっと練習積んでいかないと。5000m越えた時点でだいぶキツくなってきたので、力不足だなと思います。
―ご自身の走りの評価はどうですか。
 全く今日は走れなかったので、10000m走れなかったら、箱根駅伝予選会のハーフマラソンとか20km以上で走れないと思います。これからもっと練習を積んでいきたいです。
―今回のレースを踏まえて今後どのような練習されていきますか。
 本当に10000mでこんな結果だと、ハーフマラソン本当に走れないと思うのでもっともっと距離を増やして故障しないように、まず夏合宿は1年生らしく元気よく怪我せずに乗り越えていきたいと思います。

奈良凌介 (国際関係4)
―今大会の具体的な目標やタイム、レースプランを教えてください。
 自分で流れを変えたかったです。集団をうまくつかって残り500mでスパートの予定でした。
―レース展開はいかがでしたか。
 集団がかたまってたので、残り1000mでスパートをかけました。残り400mぐらいで置いていかれたのは反省点です。
―ご自身の走りの評価はどうですか。
 個人の結果よりもチームの結果を重視していたので、もっと速く走れたのかなと思います。
―今回のレースを踏まえて今後どのような練習されていきますか。
 あとは箱根駅伝なので、箱根ではみんなが喜べるような結果を出せるように頑張っていきたい。

三ツ星翔 (社経3)
―今大会の具体的な目標やタイム、レースプランを教えてください。
 チームとしての目標は本戦への出場で、個人としては3組目のトップに近いタイムで走りたいなと思っていました
―レース展開はいかがでしたか。
 自分としてもすごく良いペースで、しっかり自分の中でもリズムに乗って走ることができたのがすごく良かった。上手く引っ張っていってくれる人達を利用して走ることができたと思います。
―ご自身の走りの評価を教えてください。
 前半もしっかりついていくことができて、後半もしっかり粘ることができて、ラストにしっかりつないでいけたので自分の中ではいいレースができたと思うのですが、細かいところで、自己ベストに近い記録ではあったのですが、自己ベストではないので細かい所を今後もやっていって自己ベストを更新して次に繋がるようなレースにしていきたいです。
―今大会を踏まえて今後どのような練習をしていきたいですか。
 やっぱり、後半のスパートが短く、ラスト1000メートルというところでしか出せないので、走る距離や走力をしっかり伸ばしていってスパートを自分から仕掛けてもいけるようにしていきたいです。

片根洋平 (国際関係2)
―今大会の具体的な目標やタイム、レースプランを教えてください。
 目標タイムは29分10〜20秒ぐらいで、積極的なレースにしようと思っていました。
―レース展開はいかがでしたか。
 留学生が先頭を走る中で、誰も出なかったのは予想外だった。最初はしっかり出られたが、後半しっかりついていけなかったのが課題だと思いました。
―ご自身の走りの評価はどうですか。
 30点くらいですかね。後半粘れなかったのと、目標タイムに届かなかったのと。
―今回のレースを踏まえて今後どのような練習されていきますか。
 夏合宿は実業団のレベルで合宿させていただくので、そこでさらに上を目指して走り込みをしていきたい。

川澄克弥 (スポ科4)
―今大会の具体的な目標やタイム、レースプランを教えてください。
 日本人先頭についていくという気持ちで積極的に前にいくことを目標としていました。
―レース展開はいかがでしたか。
 中盤までは感覚も良くて自信をもっていけたが5000m以降レース展開が動くと分かっていた中で対応できなかった。後半で課題が残ってしまった。
―ご自身の走りの評価はどうですか。
 3組目終了時点で微妙な状態でした。その中で4組目キャプテンとして任された時点でチームをおしあげる走りをしなければならなかった。自分と片根が任された、自分は4年生としてなんとしても上位にはいりたかったです。でも全然良い走りができなかったので評価する価値もないです。悔しくて情けない結果です。
―チーム全体の結果について
 8人の選手が選ばれた中で、各組で4年生が1人走る中でもっと先頭で走りきらなければならなかった。奈良以外しっかり走れてなかった。強い上級生をつくらなければならないと思いました。
―今回のレースを踏まえて今後どのような練習されていきますか。
 個人としては動きがぶれてしまうところがあります。でも故障を恐れずに自分ができる限界まで努力していきたい。チームとしては、まだまとまりきれていない部分があるので戦う意識をチームでもっていかなければならないと思います。



【西澤蒼馬 木彩衣 新井美咲】
posted by スポダイ at 08:05| Comment(0) | 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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