全日本と1部残留へ繋ぐ絆!
〜俺たち、私たちは負けられない!〜
本学空手道部はここ数年1部に生き続けている。託された先輩たちの思いを胸に10月8日に日本武道館で行われた第61回関東大学空手道選手権大会に臨んだ。
今年の大東は一味違うと思わせるような布陣で挑む本学。しかし、女子は2回戦で駒澤大学に敗れ敗者復活戦に生き残るも男子は初戦強豪国士舘大学にあたり惨敗した。だが、男子も試合がそこで終わったわけではない。1部残留をかけた負けられない戦いが待っている。
敗者復活という名の全日本への切符がかかったふたつの試合を女子は2回とも制した。四年生がいない女子は4人という少ない人数ながらも努力を重ねてきた。その努力が実を結び2年連続の全日本進出をもたらしたのである。本学空手道部にとってこのことは快挙でありとても喜ばしい勝利となった。
男子も女子に負けない結果を残した。全日本の切符をかけた試合を東京農業大学と戦うも負けてしまい1部残留戦へと進むことになったが残留に成功すれば4年連続の1部残留となりこれも快挙となる。
本学空手道部男子の生き残りをかけた試合が國學院大學との間で行われた。この試合は気合いの重さが全員違った。空気が他の試合に挑むときより強くしっかりとしていた。先鋒の鈴木完弥選手が7−1で勝利を収めると流れに乗ったように次鋒大城有貴選手も3−0で勝利、中堅の尾上太一選手は相手にリードを許すも4−2で逆転勝利し、副将戦を土屋穂高選手が相手に勢いをつけさせない戦い方で3−1と勝利し、大将の遠藤里樹選手は後がない相手に押されて1−6で勝利を譲るも、本学は試合を制し1部残留を果たした。
今回の大会で得たものが大きい本学は21日に迫る体重別と来月の全日本に向けて準備の最中である。だが今年を過ぎてしまうと男子は3人にまで人数が減ってしまう。次来たる選手権大会に参加できなくなってしまう可能性もあり、2部降格になる恐れもある。空手道部一同は1、2、3年生であれば未経験者でも力を貸してほしいと思っている。どうか興味のある方は声をかけてほしい、と空手道部の佐藤監督は言っていた。
そんな空手道部は明日に向かって日進月歩努力を続けている。
【大島拓也】