2019年06月11日

【相撲部】第98回 東日本学生相撲選手権大会


届かなかった2部優勝


6月9日(日)に両国 国技館にて、第98回東日本相撲選手権大会が行われた。
5月に第70回東日本学生相撲新人選手権大会では、一年生の4人が出場した。しかし、2回戦で全員が敗退する結果に終わった。そして、今期初となる団体戦となったのが今大会である。

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団体戦はA~Cの3クラスで構成されている。本学はBクラスに所属しており、上位4校に入るとAクラストーナメントに進むことができる。

初戦の相手は、Cクラス3位の日本医科大学との対戦。
先鋒の阿部剛大(写真左)が立合い後に少し押される場面があったが、見事押し出しで白星を決めた。続く二陣は小野里敬吾主将(経営4)は、相手の倍ほどの体格差で押し出し、勝利した。中堅で出場した、幡谷祐希(中文2)は昨年から相撲と柔道部の二刀流で活躍する選手である。幡谷は、相手に負けない強い力で押し出した。副将の有川真生(スポ科2)は不戦勝。
4−0で本学がリードし迎えた最終戦。大将を務めたのは、城代竜之介(写真右)。城代は序盤に少し押されるが、立て直し白星を獲得。よって、5−0で本学の勝利が決まった。

 [東]大東文化大学 決まり手
先鋒阿部剛大(スポ科1)押し出し
二陣
小野里敬吾(4)押し出し
中堅幡谷祐希(2)押し出し
副将有川真生(2)不戦勝
大将城代竜之介(社経1)突き出し
[東]大東 5ー0 日本医科大学[西]

続く二回戦は専修大学戦で勝利すれば上位4校に入り、Aクラスへの出場を獲得できる。
しかし、先鋒の阿部が体格の大きな相手に、開始すぐ押し出され黒星となる。二陣の小野里は、相手が引いた事で土俵に手が触れそうになるが、相手のまわしを掴み耐えた。その後両者とも譲らない取組だったが惜しくも寄り切りで負けてしまう。中堅の幡谷は相手の低い姿勢からの押し出しで黒星。副将・有川は攻めるも、相手が引いた時についていくことが出来なかった。大将の城代は、相手の力強い押しにより、土がついた。
専修大学に0−5で敗北した本学。目標としていた2部優勝に届かず、悔しい結果となった。

 [西]大東文化大学 決まり手
先鋒阿部剛大(1)押し出し
二陣小野里敬吾(4)寄り切り
中堅幡谷祐希(2)押し出し
副将有川真生(2)引き落とし
大将城代竜之介(1)寄り倒し
[東]専修大学 5−0 大東文化大学[西]

本学からは5人が個人戦に出場するも、橋本・城代・小野里が初戦敗退。シードで2回戦からの出場だった和田がすくい投げで黒星。有川は、寄り倒しで初戦を勝利したものの、2回戦で敗退した。



<試合後インタビュー>

一星 和仁監督
 キャプテンを先頭に、みんなで強くなることを目標に稽古をしてきた。基礎体力が無いので、トレーニングを春先から続けてきたが、全体的に力不足。一年生は、力がついて動けるようになっているので、これからに期待ができる。7月の体重別選手権では、一つでも多く勝って全国大会に出場できるよう稽古を積んで強くなりたい。

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小野里 敬吾主将(経営4)
 2部優勝をするために、すり足や四股の基礎で下半身を、器具トレーニングで上半身の強化をしてきた。今までは引かれたときに落ちてしまう事があったが、今回はついていくことが出来たのが良い点。専修大学戦で先鋒が負けた時に、二陣の自分が流れを変えることが出来ず痛かった。7月の体重別選手権では、各自がしっかりと勝って、全国大会に出場したい。

DSC_0309.JPG有川 真生(スポ科2)
 2部ベスト4に入り、優勝することが目標だった。それに向けて、3月からトレーニングしたが結果が実らなかったので、稽古不足だと思う。(団体戦の一回戦は)不戦勝だったが、嫌な緊張をせずに全員勝ち流れをつかんでいた。二回戦でも少しは勝負ができると思っていたが、強い相手にどれだけ勝負できるかが大切だと思う。7月の体重別選手権は、ベスト16に入り、全員が全国大会に出場することが目標。そのためには、今までのトレーニングを続けて、さらに今大会での改善点を見直して強化したい。


目標にしていた団体戦で二部の頂点に届くことは出来なかった本学。次は7月21日に靖国神社にて第46回東日本学生相撲個人体重別選手権大会が行われる。今回得た経験を活かし、全国大会へ進めるか期待が膨らむ。

【板谷優】
posted by スポダイ at 00:14| 相撲部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする