2019年06月11日

【硬式野球部】春季リーグ1/2部入れ替え戦 第三戦 桜美林大学戦

日時:6月8日()11時00分〜
会場:上柚木公園野球場


粘り踏ん張って掴んだ勝利7季ぶりの1部へ昇格

主将石原、執念の先制3点タイムリー!

〜次は令和元年秋季リーグ、目指すは昭和47年以来2度目の1部優勝だ!〜


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(試合が終わり昇格が決まった瞬間。マウンドで喜びを分かち合う)





チーム名
桜美林大学0000010012
大東文化大学30000001×4


[桜美林]●松葉、飯村、土井ー鈴木
[大 東]○清岡−濱田


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(左、竹内の好返球で相手のタッチアップを防いだ/右、最後の打者をセカンドフライに打ち取ったシーン)



 第一戦を勝利し昇格に王手をかけるも、第二戦で接戦をものに出来ず、昇格の命運はこの第三戦へともつれ込んだ。この試合の結果で全てが決まる。という中でこの試合を迎えた。
 相手の先発は松葉。第一戦でも対戦した相手のエースだ。そして本学の先発は4年生の清岡。今季リーグ戦の成城大学戦で初めて1軍登板を果たし、先発としてはこの試合が初登板。速球派の本田、江村の登板を予想していた相手ナインは変化球を主体とする清岡に苦戦。この戦略が当たり、相手にチャンスを作られても中々崩されない粘りのピッチングをみせる。
 そして攻撃面では初回、主将の石原が走者一掃のタイムリー2ベースで3点を先制する。この3点が本学に流れを呼び込む。そこから毎回のようにランナーを背負いピンチを迎えるも、踏ん張りをみせる。三回にはセンター竹内の好返球で相手の本塁生還を阻止するなど、選手全員で清岡を支える。六回には相手も意地をみせ一点を返されるも、最少失点で切り抜ける。八回に1アウト3塁のチャンスから佐伯が内野ゴロ、その間に一点を追加し勝負あり。最終回にも相手が意地を見せるも最後のバッターをセカンドフライに打ち取り、本学がついに1部昇格を決めた。

 試合後、選手たちは皆涙を流していた。そこには嬉しさという感情も当然あっただろうが、それ以上に、ここまで自分たちのやってきたことが実を結び、ここまで辿り着いたからこその涙であろう。


 今の選手たちは、全員が初めて1部リーグを経験することになる。1部での優勝は、昭和47年春季リーグでの一回のみ。選手たちはこれまで戦ってきたように、「粘りの野球で試合を楽しむ」ことをモットーに、強豪揃いの一部リーグでも爪痕を残してもらいたい。


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監督インタビュー
監物靖浩監督

「最後ではあったけどいつも通り楽しんで落ち着いてやっていた。頑張ったことが成果として現れる経験というのは選手たちもやはり最高のことだと思う。試合前勝たせてあげたいと思っていたが、逆に選手たちに勝たせてもらった。(先発の清岡投手について)多分桜美林大は清岡が出るとは全く思っていなかったと思う。フォアボールも出さないし牽制も上手く出来ていた。まぁ今まで休んでいたわけだから、あれぐらいやってもらわないとね(笑) (初回の石原選手のタイムリーについて)ずっとこのチームを支えているんだから、初回にあのチャンス(二死満塁)で回ってきたら絶対気持ちは入る。頑張った選手が活躍してほしいし、これでいいスタートが切れたから流れに乗ることが出来た。そして自分たちの力を全て出して、自力で勝つことができた。これから失うものはないし、せっかく1部に上がるんだから、この2ヶ月で出来る限りの準備をして、実力をつけて結果を恐れず、目標を上に向けて上手くやっていけると思う。」


コーチインタビュー
羽鳥均コーチ

「速いボールのピッチャーが続いたし、相手は流れからすると当然本田を予想すると思ったので、制球力があって変化球もある清岡で行こうと思った。もし序盤で1点を取られても連打をされないようにと考えていた。最初の3回でランナーを背負いながらも無失点でピンチを切り抜けられたのが大きかった。ずっと使うぞ使うぞと言ってきたけど今まで投げさせてあげられなかったので、今日こうやって出来て良かった。でも周りのピッチャーもみんな安定しているからこういう起用の幅も広がるし、みんな競い合ってくれる。そして相手も点が取れないから焦りが見えて、自分たちに落ち着いて流れを持って来れたと思う。この春季リーグ全体では失点も終始少なく、頑張っていたと思う。これからは秋に向けて底上げして、秋季リーグでもまず1勝をピッチャーには目指してもらって、そこから残留、上位争いに向かっていきたい。」


選手インタビュー
石原与一選手

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「今までで一番長いリーグ戦で、試合終わったら倒れるくらいでやろうと話し合っていたんですけど、そういう勢いのまま試合に入れたので良かったと思う。最近結果が出てなかったので、自分の発言とか態度とかプレーでチームを引っ張っていけたらなと思っていた。初回のチャンスは調子が上がってない中で、みんなが回してくれたのでどんな形でも打とうと思って入った。ただ、戦って課題も多く見つかってきたので、これからの練習で詰めて1部でも勝てるチームになっていきたい。」


清岡龍哉選手

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「あまり投げてなくてデータがほぼ無いから、監督とかにワンチャンあるから準備しとけよと言われつつ、9試合投げなかったので自分では不安だった。それもあって初回の立ち上がりは緊張してしまってヤバイなと思ったんですけど、だんだんと尻上がりにいつも通りのピッチングができたので良かったと思う。人生で初めてというか、あまり9回まで投げきったことは無かったので、すごい嬉しい。先制してくれたので僕的にもとても投げやすかったです。テンポよく投げることが出来た。ただ最終回に1点取られた所とか、球数を投げないと1部には通用しないかなと思ってます。コースにしっかり投げないと抑えられないと思うので、厳しいコースにも投げられるように、これから秋まで練習して頑張りたいと思う。」



【小山智也/馬場修平】
posted by スポダイ at 13:00| 硬式野球部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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