2018年12月13日

【ラグビー部】選手権開幕直前企画 「One Team‼︎」 vol.4 畠中豪士

選手権開幕直前企画 One Team!!

vol.4 畠中豪士 

『チームのために』

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 大学日本一への初陣を16日に迎える『モスグリーン軍団』。今回の企画では、注目選手を全6回にわたって紹介していきます。4回目は畠中豪士(スポ科4)。2年次から本学のCTB(センター)を背負う畠中の、学生最後の選手権へ挑む心境とは__。


 SH(スクラムハーフ)南昂伸(社経2)やFB(フルバック)鈴木匠(スポ科2)、両WTB(ウィング)の朝倉健裕(スポ科1)と土橋永卓(環境4)など、スピードや多彩なテクニックに強みを持つ選手を多くそろえる本学BK(バックス)陣。その中で、毎試合低く突き刺さるタックルで相手のアタックを防ぎ、アタックではスピードあふれる突破でゲインラインを押し上げるなど、常にチームのために攻守で体を張ったプレーを見せるのが、畠中だ。


楕円球との出会い

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 そんな畠中にとって、ラグビーは小さいころから当たり前なものだった。父親がラグビーのコーチをやっていた影響で、家にはラグビーボールが置いてあり、幼稚園生のときも地元の函館ラグビースクールに遊びに行くことがあったという。小学1年次に函館ラグビースクールへ正式に入ると、その後はただひたすらにラグビーへ打ち込んだ。畠中が尊敬する人物として挙げた中川和真(2017年度スポ科卒=キヤノン)とも、中学時代のラグビースクールで出会った。「兄貴のような存在」という中川とはその後、高校・大学でも一緒にプレーすることになり、「(中川がいたことで)大東に来てものびのびできた」と、自身にとって中川という存在の大きさを畠中は語った。

 函館工業へと進んだ高校時代。「全部員が30人もおらず、ラグビーをやる環境もあまり整わない状況だったが、みんなでラグビーをできたことは誇りの思っている」と、畠中は当時を振り返る。高校最後の全国大会予選は、函館支部予選を2位通過するも南北海道大会で初戦敗退。花園出場には遠く及ばなかった。「(初戦で勝てば)次は札幌山の手で、そこまでは行きたかった。でも最後の大会だったので、悔いを残さないようにしっかりできた」と畠中は言う。

 高校最後の大会を終えた後、工業高校ということで周囲には卒業後に就職を選ぶ人が多く、畠中自身も就職を考えていた。しかし、北海道選抜に選ばれた経験や先輩の中川から勧められたこともあり、大学でもラグビーを続けることを決めた。そして2015年の春、畠中は中川のいる大東文化大学ラグビー部へと入部した。


あの『瞬間』

 高校時代に負った肩のけがの影響もあり、本学入学直後の春シーズンはリハビリの期間に。デビュー戦は入部から約4か月遅れの8月17日、菅平でのCチーム対東京学芸大学の試合だった。「ディフェンスで体を張ることでどんどん上に上がれたと思っている」という畠中は徐々に力をつけ、Bチームへ上がり定着。すると2年次のリーグ戦、Aチームで負傷者が出る中ではあったものの、10月23日の拓殖大学戦でいきなりスタメンデビューを飾った。

 だが、畠中のデビュー戦でのプレー時間は20分という短い時間に終わる。前半途中、果敢にタックルへ行った際に頭を打ってしまい、そのまま負傷退場となってしまった。それでも畠中は、当時を「勇気をもって前に出てタックルができた。退場はしたが大けがにはならずすぐに復帰できたので、次へのステップアップとしていい経験だった」と前向きにとらえていた。

 そしてもう一つ、畠中にとって忘れられない試合は昨年度の選手権準決勝、明治大学戦だ。結果は21−43と敗れてしまったものの、「観客の声援などもあり、あのような場でラグビーをすることの楽しさを感じた」と振り返る。この経験によって、大学でラグビーを終えるつもりもあったという畠中は社会人でも続ける意思を固めた。まだ確定ではないものの、釜石シーウェイブスへ進む予定だという。


「自分の1トライよりもチームの1勝」

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 土橋や朝倉など同じBKにはトライゲッターが多くいる中で、畠中がトライする場面はあまり見られない。2年次から出場したリーグ戦でも、11月25日の東海大学戦で挙げたトライが自身にとって最初で最後のリーグ戦のトライとなった。しかし、『トライを取りたい気持ちは?』という質問に対し、畠中は「その気持ちはあるが、自分の1トライよりもチームの1勝の方が大事。自分がトライを取れなくても、トライできる人は他にたくさんいる。自分が体を張ったことでトライが生まれれば、それは自分のトライ以上に嬉しい」と答える。自身の強みを「ディフェンス」というように、畠中は常にチームのために体を張ることを心掛けている。

 「一試合一試合に悔いを残さず全力でプレーしたい」。大学最後の大会へ挑む畠中は、選手権でもチームのために体を張り続ける。



【姜 亨起】


posted by スポダイ at 15:20| ラグビー部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする