第31回関東学生ラクロスリーグ戦2部Bブロック 対神奈川大学
日時:10月20日(土) 10:40〜
会場:大宮けんぽグラウンドSフィールド
未だ見えぬ勝ち星…
大敗喫し3部との入替戦確定
▲入替戦が決まった本学 |
大東文化 | 神奈川 | |
1Q | 1 | 2 |
2Q | 1 | 3 |
3Q | 1 | 2 |
4Q | 2 | 5 |
計 | 5 | 12 |
「応援に来てくださる人たちの前で一勝も出来ていないのが悔しい」。試合後にそう語った若山大毅主将(中国4)の表情は悔しさに満ちていた。10月13日の東京農業大学戦で敗れたことで自力での残留が不可能となり、3部との入替戦に黄信号が灯った本学。今回の神奈川大学戦こそ勝利を誓い試合に臨んだが、結果は5-12と大差で敗れ、本学の最下位が確定。3部との入替戦への進出が決まった。
1Q開始早々に神子和哉(健康3)がシュートが決まり、本学はリーグ4戦目で初の先制点獲得に成功する。しかしその後2失点であっという間に逆転を許すと、2Qでも序盤から3連続失点で1-5とさらにリードを広げられてしまう。それでも終了間際に大野祐希(外英4)の得点で3点差に詰め、十分に再逆転可能な点差で前半を折り返した。
3Qの序盤、流れは本学に傾いていた。細田康平(外英4)のシュートが突き刺さり、いよいよ点差は2点に縮まると、以降も大野や神子が積極的にシュートを放ち神大ゴールを脅かす。
だが、そこでさらに点差を詰められなかったのが痛かった。神大のチームタイムアウトが明けてからは相手に2得点を許し、3-7と4点差で試合は最終Qを迎えた。
逆転勝利を信じて最終Qに臨んだ本学。しかしその思いも虚しく、開始から10分経過後には無残にもスコアは4-11となっていた。これまでのリーグ戦でも、一度相手に流れが傾くと立て直せずにズルズルと連続失点してしまう展開を見せていた本学。今回もその流れを巻き返せず、終了間際にダメ押しの1点を与え、5-12で試合を終えた。これでリーグ戦未だ勝ちなしの4敗目を喫した本学は、順位が5位以下で終えることが確定。最終戦の青山学院大学戦の結果を問わず、3部との入替戦に進むことが決まってしまった。
試合後コメント
若山大毅主将
―率直なお気持ちは
「2部の舞台で4試合戦って、コーチ陣や応援に来てくださる人たちの前で一勝も出来ていないのが恥というか、勝利を見せられていないことが一番悔しい」
―敗因としては
「自分たちの強みが出ていないわけではないが、同時に弱みも顕著に出続けている。例えば得点力不足や我慢しきれず失点するなど。それがこの4連戦全部出ていると思う。やはりどうしても自分たちの強みであるブレイクでの得点が出来なかったときに、我慢できず相手のターンオーバーでやられてしまうところが、よろしくないと思う」
大野祐希(外英4)
「最後の最後細かいミスというところで5得点に終わってしまったのかなというのは正直なところ。(次戦に向けて)相手は今シーズン全勝しているので、そこに対してしっかりいい戦いが出来れば試合で勝てると思う。しっかり4年間やってきたので、応援してくれる人に感謝し、チームで一緒に勝ちたい。そして、後輩たちに2部という舞台を残したい」
神子和哉(健康3)
「素直に悔しい。これだけ大差で負けているので、オフェンスでの得点力とディフェンスの失点率というのは改善していかないと、下位チームにも負けてしまうと思う。(次戦に向けて)自分たちのやりたいことをまず優先し、かつ負けるよりも自分たちのやると決めたことをやって、下との入替戦につなげたい」
坂哲夫ヘッドコーチ
―今日の試合を振り返り
「前回も前々回の試合もそうだが、もったいないシーンが多いと思う。(連続で失点してしまう要因は)正直、ディフェンスの基礎的なシステムが出来ていないというのが一番だと思う。ラクロスは1対1で抜かれるのが前提のスポーツなので、誰かをカバーして動きに行かなければいけない。そこでのコミュニケーションが苦手であり、それはかなり致命傷となってしまう」
―入替戦が決まった中での最終戦をどう臨むか
「基礎的なことをもう一度機能させることに尽きるし、それを試合の場で実行できるようにすることが一番だと思う。もう一つは士気の回復。入替戦の時に崩れていると困るので、何とか自信をつけさせたい」
―4年生たちに期待することは
「組織的にプレーすることはとても大事だが、もはや個人個人の勢いや根性で点を取ってもらわないといけない局面も出てくると思う。そういうときに引っ張れるのは4年生なので、4年生だけでも勝ちに行くぐらいの根性は見せてほしい」
◆次の試合予定◆
10月28日(日)9:30FO
対青山学院大学
会場:東京理科大学野田キャンパス
【姜 亨起】