2018年09月14日

【ラグビー部】リーグ戦開幕直前企画「One Team!!」vol.4 青柳勝彦監督『勝つ』


リーグ戦開幕直前企画

One Team!!

vol.4 青柳勝彦監督 

『勝つ
青柳勝彦監督.JPG



 9月16日に開幕する関東大学ラグビーリーグ戦1部。昨年、22年ぶりに8度目の優勝を果たした本学は今年もリーグ戦優勝を目指し戦い、冬の大学選手権では24年ぶり4度目の大学日本一を狙います。今回はリーグ戦開幕直前企画ということで、選手やスタッフ陣のこれからのシーズンに向けた意気込みを5回にわたってお送りします。

 第4回目は青柳勝彦監督。2013年度より本学ラグビー部を率い就任4年目でリーグ戦優勝に導いた監督は、自身が大学3年生の時以来遠ざかっている大学日本一へ、5度目の挑戦が始まります。




―まずは、夏合宿を振り返ってみていかがでしたでしょうか。

「夏合宿で主力のけが人がみんな戻ってきたことが収穫。早稲田大学戦でミスがたくさん出たから直さないといけないが、全員が集まって試合をすることが出来た。スクラムやボールアクティブという意識も少しずつ出来てきているかなと。流れ的には、リーグ戦に向けていい流れをつかめたかなと感じていますね」


―今年のチームが目指す『ボールをつなぐラグビー』は出来てきているという感覚でしょうか?

「全員が意識してやろうとはできているので、これからは精度の問題になってくる。慌てずしっかり判断出来るかってところで、最初はミス覚悟でやるけどそれを少しでも意識して改善しながら選手たちが出来るかってところかな」


―フォワードのスクラムやモールに関してはいかがでしょうか。

「スクラムは昨年と変わらず継続的にという感じだが、モールも今は強化していて練習でもラインアウトモールに比重を置いている。今年はスクラムでプレッシャーをかけ、ラインアウトモールでトライをとるというのを狙っているので、少しずつ出来てきているという感じ。敵陣ゴール前に行ったらラインアウトモールでトライという一つ鉄板の武器があると非常に楽なので、まだ完全ではないが最終的には大学選手権までに形を完成させたい。リーグ戦で色々試しながら、どんどん精度を上げていきたい」


―バックスに関しても成長は見られますでしょうか。

「バックスも、今年から外国人出場枠が1つ増えたからシオペ(ロロ・タヴォ/外英2)が入っているよね。で、留学生が3人なので昨年よりもボールも人も動かして、初戦からフォワードだけでなくバックスにもボールを回したいと思っている。両ウィングもフィニッシャー的なトライを取り切れる力を持っているので、バックスに関しても昨年よりも楽しみですね」


―春季では離脱していた平田快笙主将(環境4)が、夏合宿で復帰したのは大きかったでしょうか。

「そうだね。平田はやはり一つ一つのスクラムワークやラインアウトのスローイングも非常に上手だし、チームを引っ張ってくれるボールキャリアやディフェンスも良い。あとはけが明けで試合をしたばかりなので、スタミナの部分で少しずつ試合して慣れさせたい。そうすれば、コンディションも上がってさらに良くなるんじゃないかな」


―Aチームのメンバーに関しては、ある程度固まってきていますか?

「夏合宿での早稲田大学戦で出場したメンバー、という形で行くんじゃないかな。若干変更のあるポジションもあるかもしれないが、基本的にはあの感じで行くと思う」


―控えに関してはいかがでしょうか。

「昨年もそうだったが、ある程度ピックアップはしているけどそんなに多くいるわけではない。スクラムに関してもAとBでは差があるので、そこは頑張ってもらいたい。うちのチームはなかなか選手交代をしないからね。層が厚くないといけないけど、けが人を出してもいけないし、油断するなというのは厳しく言い続けるしかない」


―夏の期間を通して、BチームやCチームから今後Aチームに割って入ってくるような選手は出てきていますでしょうか。

「1年生では、酒木凛平(1年)はボールを持ったら非常に強いし、来年以降はかなり有望じゃないですか。東海林巧実(1年)も同じポジションには南がいるけど、彼をおびやかす存在になってくるんじゃないかな。東海林はけがの影響で今までずっと試合に出ておらず、夏合宿辺りから試合に出始めた。足が速くて負けん気も強いので、試合経験を積んだら結構いい選手になると思う」


―そういった意味で、チーム全体の底上げは出来たという感覚でしょうか?

「そうだね。あとはディフェンスで体張るというところ。アタックはいいけどディフェンスがいまいちとなると難しいので、そういう心の強さも兼ね備えた選手が上に上がってくるかな」


―監督の感覚的に、現時点でのチームの完成度は

「60%ぐらいじゃないかな。あとは精度の部分が良くなるとググッと来るかもしれないし、波に乗れば末恐ろしいチームになると思う。ディフェンス昨年までは河野(良太/2018年度社経卒)がいたから、チームを引っ張ってディフェンスラインを押し上げてくれたけど、そこまでの選手はまだいない。粘り強いディフェンスで反則をしないというのを、今後の試合でどれぐらいできるか」


「あとは油断しないで出来るかどうか」


―監督は、リーグ戦を昨年に続き優勝出来る自信を持っていますか?

「出来るチームだが、あとは油断しないで出来るかどうか。人間なのでやってみないとわからないけど、感覚的にはメンバーも昨年から3人程度しか変わってないし、そこからまた付け足してやってきているから」

「でも、そういうチームは油断しがちなんですよ。自分が大学3年の時に大学選手権で優勝して、翌年も結構メンバーが残っていて大丈夫だろ、という感じだったが俺も含めてけが人が出てしまい、大学選手権の1回戦で筑波大学にコロッと負けて終わりという。大丈夫だろ、というのが大丈夫じゃなかった。けが人が出ると一気に戦力も変わってしまうので、どれだけ油断せずできるか。経験者語るじゃないけど、本当にそうなんですよ」


―日本一を手にするために必要なことは

「やはりメンタルの部分。普段からどれだけ意識してベスト4以上を目指せるチームとして練習をできるかどうかだと思う。ベスト4にはなっているから、感覚的には学生もそこまではわかっているんだけど、それ以降の壁を突破したことないので」

「何とかなるという感じで練習すると試合でミスも繰り返すし、試合でミスしないためにも練習でもっと集中して出来るようになると、もっといいかな。俺から見ていて、まだそれがちょっと不完全だと思う。楽しくやるのはいいが気持ちが入っていない部分もまだ見えているので、そういうところだね。調子が良い時はいいけど、少しリズムが崩れた時にどれだけ修正出来るかというメンタルの部分。そういうのは練習以外にも、私生活などからも大事になると思う」


「勝たないと始まらない」


―色紙に『勝つ』と書いた理由は

「自分の名前に『勝』って入っているし、今年はチャンスなので勝たないとさ。ここでモノにできないと当分勝てないんじゃないかと思っていて、やっぱり昨年からファカタヴァ兄弟やシオペといったいいメンバーが残っているし、日本人と外国人選手がマッチすれば末恐ろしいチームになると思う。でも少しでもリズムが崩れるとコロッと負けてしまう可能性があるから、そこを平田主将がしっかり引き締めてくれたら」

「勝たないと始まらないんですよ。いくら綺麗事を並べても、評価するのは勝ってからだから。頑張ってるのはどこのチームも頑張っているけど、やはり結果を出さないと周りの人は見てくれないから。そういった風に、クリーンな形で試合に勝つ。反則してまで勝とうとは思っていないので、とにかく結果をしっかり出したい」






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 最終回となる明日は、今年のモスグリーン軍団を率いる平田快笙主将が登場します。お楽しみにお待ちください!

【姜 亨起】
posted by スポダイ at 23:07| ラグビー部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする