日時:10月29日(日)11:30
場所:秩父宮ラグビー場
見せた!怒涛の大逆転!
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大東文化 | 流通経済大 | |||
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
0 | 3 | トライ | 2 | 0 |
0 | 2 | ゴール | 2 | 0 |
0 | 19 | 計 | 14 | 0 |
19 | 合計 | 14 |
《本学メンバー》 | |||||
スターティングフィフティーン | リザーブ | ||||
1 古畑 | 2 平田 | 3 藤井 | 16 柴崎 | ||
4 服部 | 5 佐々木 | 17 小泉 | |||
6 湯川 | 8 アマト | 7 河野 | 18 塩田 | ||
9 南 | 19 浅沼 | ||||
10 大矢 | 20 呉山 | ||||
11 土橋 | 14 シオペ | 21 村上 | |||
12 星野 | 13 畠中 | 22 石橋 | |||
15 中川 | 23 鈴木 |
ここまでリーグ戦を4試合戦い全勝の本学は、10月29日に秩父宮ラグビー場でこちらも全勝中の流通経済大学を迎えた。全勝同士、両チーム優勝へ向け気合が高まる中、試合開始の笛が鳴った。
前半は流経大のペース。雨によりグラウンドコンディションが悪い中、前半23分に本学が自陣ゴール前でペナルティを犯すと、流経大5番タウムア・ナエアタがクイックで突進。河野良太主将(社経4)がタックルに向かうも止めきれず、大事な試合で先制トライを許してしまった。その後シオペ・ロロ・タヴォ(外英1)がレフリーへの暴言によるシンビン、一時退場となると、31分には中盤で流経大にラインブレイクされたところからどんどんオフロードパスをつながれ、最後は流経大9番中嶋大希がトライ。コンバージョンも成功させ、前半は0-14とリードされ折り返した。
走して迎えた後半。開始早々ゴール前でのアタックから南昂伸(社経1)がアマト・ファカタヴァ(外英3)へパスを放ると、アマトが相手のタックルを受けながらもボールをキープし星野大紀(社経2)へとパス。そこから狭いエリアで中川和真副主将(スポ科4)→シオペと繋ぎ、最後はシオペがゴール右隅にトライを決めた。さらに後半11分、再びゴール前へシオペが迫ると一度は相手に捕まりターンオーバーされてしまうが、ピンチを脱出しようとした流経大10番中川彪流のキックに河野主将が猛然と飛び込みチャージ。インゴールに転がったボールを佐々木剛(社経2)が必死に抑え、2点差に迫る殊勲のトライを挙げた。
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▲アマトのトライシーン |
逆転となるトライは後半24分。既にこの試合幾度も圧倒しているスクラムを敵陣ゴール前で再び組むと、本学FWが一つの塊となり押し込んでいく。残り数mに迫った所でアマトが持ち出し、トライラインに片手でボールをグラウンディング。大矢雄太(環境3)のゴールキックも成功し19―14と本学が逆転した。その後も本学がスクラムを中心に敵陣でプレーをするが、終了間際には本学のミスから一気に自陣に戻され、トライラインまで残り数mのところで流経大の猛攻に遭ってしまう。
ロスタイムのまさかのピンチに逆転負けが脳裏をよぎるが、最後はリーグ戦初スタメンの土橋永卓(環境3)と河野主将が低いタックルで相手を倒しアマトが素早くボールに絡むとレフリーが流経大のノットリリースザボールを取る。残り時間をしっかり確認した大矢が外に蹴りだしたところで試合終了。激戦を制した本学がリーグ5連勝とした。
試合後コメント
青柳勝彦監督
「今日は雨のなかボールも滑るので、当初の予定よりもスクラムにこだわりました。今日の勝利はスクラムによる勝利だと思います。DFについてはいつも油断するなと常に口酸っぱく言っていて、しっかり踏み込んでレッグドライブやバインド、そういうことを細かくいつも言っていますね。そこのところを後半選手たちも意識しだして、よかったかなと思っています。今年は去年に比べてスクラムが圧倒的に違っているので、そこをもう今年は武器にして。今度の東海さんもスクラム強いんですけど、そこでどっちが強いかっていうのは選手たちも多分張り合うと思いますが、スクラムだけじゃなくて次は天候もよければもうちょっと展開もやりたいのですが、今日みたいに悪天候でボールが滑るとなると、どうしても近場近場っていうのでスクラムにこだわって、ペナルティやアドバンテージもらったらちょっとボール出そうかって感じでした」
河野良太主将
ー試合を振り返り
「今日の試合はコンディションが悪いのは想定していたのですが、前半は自分たちのDFからプレッシャーをかけられず受けに回ってしまい、自分たちのやりたいラグビーを流経大にやられてしまいました。ハーフタイムにそこをしっかり修正しようという事で後半に臨んで、後半はしっかり自分たちのラグビーを出せていいリズムでいけたので、勝ちにつながったと思います」
ーハーフタイムでは
「ハーフタイムでは、まずDFの部分で流経大にドライブされる場面が何回もあり、そこで一人一人のタックルがちょっと飛び込んでしまい踏み込めずバインドが外れてしまうところがあったので、そこをしっかり踏み込んで一人目がしっかり下に入って、そこで2人目がしっかりボールに絡もうってことを意識しました。あとサポートプレーヤーの寄りが遅かったので、そこをもっと早くしていこうという事で後半臨みました」
ースクラムでは
「スクラムは圧倒できていたと思うんですけど、やっぱりちょっとしたアングルだったり、レフリーとのコミュニケーションだったり、そういう所で反則を最後も取られてしまったので、やっぱりそういう所を試合の中でレフリーとコミュニケーション取って修正していけるようにしていきたいです。今年の大東の強みはスクラムなので、そこでどんどんスクラムでペナルティもらって相手にシンビンが出たので枚数も減って、どんどんスクラムでプレッシャーをかけていけばいい流れにできると思うので、そこを今シーズンは徹底しています」
ーDFについて、また次戦の東海大学について
「DFに関しては極端に言うと点を取られなければ負ける事は無いのと、やっぱり大東はDFをフォーカスして毎試合毎試合やっているので、今シーズン全部2トライ以下で抑えられているってことはチームとして成果が出ているのではないかと思います。東海大学さんは強いランナーが多いので、そこのDFで受けに回らない様に、一人一人が精度の高いタックルをしてアタックでもサポートを早くしていけば自分たちのいい流れでラグビーが出来ると思います。(スクラムのイメージは)東海は春やった時も互角ぐらいだったので、やっぱりそこで少しでも圧倒、こっちが有利に立てれば、いい流れが出来ると思うので、そこはフォワードがしっかりプライドもってやっていきたいです」
◆今後の試合予定◆