関東大学春季大会A 対帝京大学
日時:4月29日(日)13:00
場所:長良川球技メドウ(岐阜県)
日時:4月29日(日)13:00
場所:長良川球技メドウ(岐阜県)
逆転へあと一歩及ばず・・・
しかし掴んだ確かな手ごたえ
大東文化 | 帝京 | |||
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
1 | 3 | トライ | 4 | 1 |
1 | 2 | ゴール | 4 | 1 |
7 | 19 | 計 | 28 | 7 |
26 | 合計 | 35 |
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▲試合前のサインボール投入 |
▲岡へパスを放る南 |
しかしここで先制トライを取ることが出来なかったのが、後々の痛手となる。8分に帝京大学13番にDFラインを突破されそのまま先制トライを許すと、17分にはラインアウトからフォワードの連続アタックから帝京大学8番に追加のトライを許した。
だが本学も負けていられない。20分、敵陣でのマイボールスクラムからバックスのサインプレーで盛田気(14番・4年)がゲイン。トライライン10m前まで攻め込むと、南が主将・河野良太(7番・4年)へパスを放り、アマト・ファカタヴァ(8番・3年)へとつなぐ。アマトはタックルしてきた相手を弾き飛ばし、豪快にHポール真下へボールをグラウンディングした。コンバージョンキックもアピサイ拓海(12番・3年)が成功させ、7-14と帝京大学へ迫る。
ここからまた流れを引き寄せたい本学だったが、23分に帝京大学に3つ目のトライを許すと、直後のキックオフで盛田が相手への危険なタックルによりシンビン(10分間の一時退場)となってしまう。嫌な雰囲気が本学に漂ったが、前回の試合で早稲田を圧倒したフォワード陣がここでも力を発揮する。帝京大学ボールのセンタースクラムで本学フォワードが相手を大きく押し返し、たまらず帝京大学がコラプシング(故意にスクラムを崩す反則)を犯す。直後の本学アタックで帝京大学が故意の反則によりこちらもシンビンとなるなど、嫌な雰囲気を断ち切った本学。しかし終了間際の38分、帝京が4つ目のトライをし結局7-28で前半を折り返すこととなった。
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▲中央へトライを決めた中川 |
その後もスクラムで優位に立ち、30分には帝京大学に危険なプレーでまたもシンビンが出され、32分には敵陣での展開から佐々木剛(4番・2年)が相手のタックルを受けながらも左中間へトライ。いよいよ逆転も見え始めたところで、雷雨によりこれでノーサイド、26-35で試合終了。意外な幕引きとはなったが反則数が帝京大学6つなのに対し本学は1つのみ、スクラムやラインアウトでも安定性を見せるなど、大学王者の背中が確かに見え、手ごたえを感じた敗戦となった。
試合後コメント
副主将・中川和真
ー試合を振り返って
「帝京に名前負けせずに、自分たちの大東ラグビーが出せたのが大きなところで、自分たちとしてもいい試合だった」
ー試合前に話したことは
「練習でやっていることを出そう、リアクションを意識していこうという意思統一をしていた」
ー後半の追い上げについては
「やっぱりあきらめないっていう事と、相手に走り勝つっていうことを実感できたと思う」
ー課題を挙げるとすれば
「小さなミスがいつも出てしまう。そういうミスをするのはしょうがないことだが、精度をもっと高くしていきたい」
ー次戦に向けて
「リーグ戦は優勝を目標にしている。まずは帝京という大きな山が終わったので修正するところ、課題が出たところを克服して、自分たちのラグビーが出来るようにどんどん詰めていかないといけない。大東は元気なチームなので、自分たちのリズムに持っていくことを意識したいので、そこを練習、普段からやっていけるよう頑張りたい」
アマト・ファカタヴァ
ー試合を振り返って
「帝京が強かった。フォワードも強かったけど、頑張りました」
ー良かった点は?
「最初のトライはよかった。でも、もっとディフェンスを修正します」
ー選手権の時と比べて
「今日の方がめっちゃよかった。特にフォワード。また次の試合までに弱いところを練習したい」
↓5/3更新
主将・河野良太
ー試合を振り返って
「今日も先週の試合に引き続きディフェンスで激しくいこうっていうことで試合に臨んで、それを前半ちょっと受けちゃう部分もあって、なかなか自分たちのペースで行けなかった。後半は自分たちから前に出てプレッシャーかけられるようになって、それで流れに乗れてトライもとれるようになったので、そこはよかったかなと思いますね」
ー後半の追い上げに関して、ハーフタイムで話し合ったことは
「前半アタックはしていたんですけど、ポイントが出来てゆっくりセットして、という感じでアタックに緩急がなかったので、ポイントを作って次を早くいくっていうアタックのスピードを出そうという話をして、それがちょっとずつ出せてトライが獲れたかなと思います」
ースクラムについては
「今年はフォワードがチームの強みになっていこうってフォワードの中ではしているので、それでこうやって日本一のチームに対してでもスクラムで優位に立てたのは本当に自信になると思います」
ー昨年の選手権と比べて手ごたえは
「ディフェンスで自分たちが前に出られればどんどん流れが良くなるので、そこで自分たちがどんどん前に出られればやはりそんなに差はないのかなと思います」
ー今後の課題は
「早いリアクションということで試合に臨んだんですけど、やっぱり前半はそこの早いフォワードのセットというところがあまりできていなかった。次の試合までまた日にちが空くので、練習でそういうところを詰めていきたいなと思います」
南昂伸
ー試合を振り返って
「帝京さん相手に最初の前半の部分で相手の勢いに押されてしまって、どうしても早稲田戦のようにいいテンポで出す事が出来なかった。ハーフの自分がまず指示できてなかったので、そこが一番の反省点かなと思います。」
ー試合の立ち上がりは良かったが
「最初の10分のところで自分のパスのせいでトライを逃してしまった所があって、落ち着いてなかったっていうのがあるので、どんな相手でも落ち着いてプレーが出来たらなと思います。」
ー後半の追い上げについて
「後半はフォワードのスクラムであったりそういうところで最初にフォワードが起点になっていてくれたので、そこの部分でやはりギャップが出来て、そこに後半はいいテンポで持って行けたかなと思います」
ー高校時代同じチームメイトだった帝京大学10番・北村将大選手と対戦してみて
「あまりマッチするところはなかったんですけど、高校時代同じチームで戦っていた仲間と、こういったいい環境の中で違うチームでも一緒にプレーできるっていうことは、自分の中でもいい経験になると思います」
ー次戦に向けて
「早稲田戦のところで自分も行けるっていう自信がついたんですけど、そういうところで気を抜くんじゃなくて帝京戦のこの負けをどうこれからの練習で自分で意識するかってのが大事だと思うので、もう一回1からやり直していきたいと思います」
青柳勝彦監督
−今日の試合を振り返って
「前半(トライを)とれるところで取り切れていればいい流れで行けたのかもしれないけど、あそこで取り切れないところが今後の課題。さすが帝京はとれるところで取ったというか、勉強不足じゃないけどもう少し時間かかるかな。だけど最後だんだん追い上げて、スクラムも安定していたからまぁ今日はよかったかな。セットプレーは安定してたね。(ラインアウトは)ほぼほぼそんなミスなかったので、相手のボールも取ったりもね。フォワードの部分ではよかった部分も結構あったけど、やっぱりブレイクダウンの部分で帝京がやっぱりフォワードでがつがつ来るところで若干受けたところがあったから、ああいうところをもうちょっと修正して、ゲインラインを突破させないような形が取れるともっとチームがよくなるかな。まぁ経験じゃない?負けはしたけどなんかいけるぞっていう自信を多分つけたと思うから」
ー後半の追い上げに関して、ハーフタイムに何か伝えたことは
「前半速いテンポでやろうって言ってたがなかなか出来なかったところがあって、そこをしっかりサポート早くとか、あとはシオぺを出して、あの子もボールをもらえばすごいビッグゲインをしたからそれはよかった。それでもなかなかボールが回ってこないから、そこら辺をこれからちょっと調整しないといけない。だからちょっとした修正っていうか、簡単に矢富君とかにカウンターで抜かれたりとかああいうのがね、しっかり止められるようになっていけばそう怖くないと思う」
ー次戦に向けて
「走り込みやウェイトトレーニングとか、また強化しなくちゃいけないところがあるので基礎の部分をしっかり、ブレイクダウンで押し返せるような体を作りたいなと思う」
◆次の試合予定◆
日時:5月28日(日) 13:00キックオフ
対戦相手:流通経済大学
場所:流通経済大学グラウンド
【姜 亨起】