日時:11月24日 14時キックオフ
会場:熊谷ラグビー場
最終戦を有終の美で語る
青柳監督も納得の勝利
青柳監督も納得の勝利
大東34ー12立正
選手権に向けて価値ある勝利だ。青柳監督も「いい流れになってきた」と大学選手権に向け手応えを掴んだようだ。立正大戦のスタメンにはここまでリーグ戦で活躍してきたLOオネセマ・ハフォカ(社経1)、FLテビタ・ツポウ(社経3)、FB大道勇喜(社経1)を外し、ここまで出番の少なかった選手も起用。そして、このゲーム終盤にはリザーブの選手も全員出場させる、総力戦でリーグ戦を締めくくりで埼玉ダービーを制した。
試合は序盤から両チームともミスが目立つ展開だった。しかし、試合後FL篠原祥太も「ディフェンスは前に出れていた」と語るように守備面では相手のトンガ人留学生2名を中心としたアタックを防ぎ、チャンスを与えない。
すると、前半15分相手LOレイモンドがFL篠原に危険なタックルでシンビン。本学はこの数的優位の時間10分を有効に使い19分にはホセア・サウマキ(外英)がトライラインを超えると、エース長谷川崚太(社経2)が相手スクラムのボールを奪い取るり追加点を挙げた。前半はこの他にも長谷川の2トライ目が生まれ15ー0とリードを奪った。
後半は2分に本学が伝家の宝刀ラインアウトモールから本日3本目のトライが生まれ20ー0としたものの立正大に9分、16分に連続トライを奪われてしまい、一時は8点差に。この時前に出るディフェンスはできているものの最後の最後に我慢できずトライラインを割らせてしまった。
大学選手権などで対戦する帝京大などはさらに強いボールキャリアーを揃えているため最後の最後で我慢する粘り強さは必要になってくるであろう。
試合はこの後、WTBサウマキの50m独走トライなどが生まれ34ー12で勝利を収めた。
試合後の青柳監督からは非常に満足した表情が伺えた。それは主力を3人欠きながら勝利を収めたことからくるものなのかもしれない。大学選手権ではさらに強い相手との対戦が続く。3戦目であたる帝京大は現在大学選手権4連覇中で大東に勝ち目はないと思っているラグビーファンは多くいるであろう。しかし、勝負ごとに絶対はない。
まずは、12/8瑞穂ラグビー場で関西学院大に勝利して帝京大戦を迎えてほしい。
青柳勝彦監督
「(今日の試合について)リーグ戦3位も決まっていた中、気持ちを崩さずやっていこうと話していたので油断せず勝てたことを喜びたいです。リーグ戦も5勝2敗で終われて大学選手権に向けて良いステップアップになったのではないでしょうか。
(今日は主力3人を欠いて勝てたことは自信に繋がるのではないですか)そうですね。でも今年はスタメンで試合に出ている選手もリザーブメンバーも遜色ない感じなので誰が出てもいいかなと思っています。
(リーグ戦7戦を終えて)リーグ戦7戦を終えて5勝2敗という事で勝ち癖もついてきたと思います。しかし、今日の試合でもそうですが修正点は多々あるのでそこは修正して大学選手権に向けてやっていければと思っています。
(大学選手権に向けて)去年は0―98で負けた帝京大ともあたりますし、胸を借りるという事でどれだけできるかは楽しみです。スクラムは確かに押されてはいるが帝京も今年は早稲田や明治に押されたりしているので低さだとか、8人で組む方向性などを確認すればそこまで押されることはないのかと思う。後は、アタックでボールをパスすればトライを取れる場面などが今日目立ったのでそこは修正点だと思います。」
高橋洋丞主将
「(今日の試合について)ディフェンスの面で言えば早い戻りとセットで良かったと思うのですが、アタックの所で自分達の細かなミスがあったのでそこは残念です。リーグ戦の中で一番駄目だった試合なのかもしれません。4年生でリーグ戦が最後だったのでもうちょっと気持ち良く終わりたかったです。途中乱闘みたいになってしまいましたがあのような事をしては大学選手権で勝てないのでもう1回全員で引き締めて頑張っていきたい。
(大学選手権に向けて)みんな期待をしてくれていると思いますし、その恩返しは勝つことだけだと思います。大学選手権を4連覇している帝京大とも対戦するが狂ったようにタックルをして全力でぶつかっていきたい。」
新井智喜
「80分間で今まで自分たちのやってきたことを出せた。熱くなってしまった部分もあったのでそこは反省して抑えていきたい。アタックとディフェンスが良くなかった。チーム状態が良いので、四年生としっかりコミュニケーションを取ってさらに上げていきたい。応援してくれている人たちのためにも選手権は頑張りたい。」
小山大輝
「前半でミスが多かったのでそこを修正していきたい。ディフェンスは良かったのでもっと高めていきたい。選手権はコンディションをしっかり整えてワンチームで頑張る。」
【鵜木 祥・櫻井理子・小林奈緒】