日時:11月2日14時キックオフ
会場:キャノンスポーツパーク
東海大に9年振りの勝利
全員ラグビーで掴んだ大金星
全員ラグビーで掴んだ大金星
法政大に勝利してから中5日。本学は昨年度リーグ戦王者、そして大学選手権ベスト4の東海大学と対戦した。スターティングフィフティーンにはテビタ・ツポウ(社経3)がないもののオネセマ・ハフォカ(社経1)がLoで復帰。2戦ぶりにエース長谷川崚太(社経2)はNO.8での先発となった。
試合は、前半0分に動く。本学がターンオーバーされると東海大は見事なキックパスを経由して日本代表練習生のWTB石井魁にボールが渡る。石井は見事なランを見せトライラインを割った。その後も本学は3分にもトライを取られてしまい、0―12。一方的な雰囲気が漂うが一瞬の隙を突き状況が逆転する。
8分、東海大が本学自陣で連続攻撃を仕掛けWTBに投げたパスを淺井斗頼インターセプト。淺井はそのまま80mを走りきりトライ。大道勇喜(社経1)のゴールも決まり7―12。その後も、14分に種市則之(社経4)がラインアウトモールから、21分には梶伊織(環境4)の突破にフォローに付いていた長谷川が自慢の俊足でトライをゲット、24―12とリードを奪う。前半はその他に、東海大が湯本のトライで応戦。24−19で前半を終えた。
後半は、東海大ペースで試合は進む。後半10分に混戦からトライを奪われると、16分にはNO.8北出にスクラムトライを取られ24―29逆転を許してします。
しかし、ここで本学の選手たちは下を向かなかった。LOオネセマやNO.8長谷川といった突破役を使い徐々に前進。すると28分小山大輝、川向瑛を経由したパスがCTB梶に渡り東海大でディフェンスラインを突き破りトライラインを割った。
5点差で迎えたロスタイム。本学は2回もマイボールスクラムを回されピンチに立たされるが約8分間もの間を守り切った。
この勝利は非常に大きく、3勝目を手に入れた。これで日大戦に勝利を挙げれば大学出場が決まる。
今年の冬は一段とモスグリーンが熱くする。
<試合後コメント>
青柳勝彦監督
「本当に嬉しい。最後はしびれました。最初前半、立て続けにトライを取られたのでびっくりしたと思うがその後すぐトライを取れたので良かった。東海大学相手だったので接戦になると思っていたが予想通りになった。あきらめない気持ちが勝てた要因かなと思います。(長谷川選手について)テビタが出れないと決まった時から長谷川にもうお前しかいないんだから思い切ってやってくれと話した。一皮剥けたかなと思います。」
高橋洋丞
「やって来た練習をやろうと話してそれを信じたのでこのような結果が出たんだと思います。3分まで2トライ取られた場面は、自分達のミスだけだし体をあてればゲインができるのでやってきたことを自信もってやろうと話しました。今日の勝因はディフェンス。ペナルティーとかもあったが下に下に皆が入ってくれたので勝てたと思います。」
梶伊織
「反省点としてはゲームの入りの部分を言っていたのですが今日も試合の入りが悪くてここを修正しないともっと上にはいけないだろうなと思います。ですが、今日は喜びたいです。(昨年は69点差で負けているが)そうですね、監督もいつも話すんですが相手どうこうより自分達のプレーができるかで絶対にお前たちは上に行けるからと言われていたので今日は自分達のプレーができたから勝てたと思います。」
淺井斗頼
「前半の最初は悪くてゲームの入りはこれからの課題だと思います。トライの場面は2トライ取られた時からなんとかしないといけないと思っていたのでとれてよかったです。東海大に勝てたのは素直に嬉しいです。」
篠原祥太
「勝った瞬間は最高に嬉しかった。去年は69点差で負けたのをスタンドから見ていて、今年は東海大にピッチの上で勝てたのは信じられない。これまでやってきたことは間違いなかったんだなと思いました。」
法政大戦&東海大戦の記事は「スポーツ大東」236号の編集と重なってしまい更新が遅くなり大変申し訳ありませんでした。尚、「スポーツ大東」236号では、全日本女子駅伝を準優勝した女子駅伝部の記事はもちろんのこと、ラグビー部の方では、リーグ戦の内容はじめ鏡保幸GMのインタビュー、ルール解説などを掲載しております。宜しかったらご覧ください。
【鵜木 祥】


