日時:6月9日(13時キックオフ)
会場:立教大学富士見グラウンド
立教14ー95大東
大東が見せたトライラッシュ
大量得点で勝利
大量得点で勝利
春シーズン終盤を迎えた6月。関東大学春季大会第4戦で対戦するのは昨季、対抗戦Bグループに降格した立教大学。本学は先週のメンバーに右WTB根岸を1年生本日がAチームデビューとなる戸室達貴に変更、この試合でも相手を圧倒すべくゲームに臨んだ。
試合は前半から大東が圧倒。先制トライを挙げたのは前半3分、試合開始直後からBKを中心とした連続攻撃からゴール前5Mラインアウトのチャンスを得る。このラインアウトのチャンスをしっかりと主将・高橋洋丞(社経4)が押し込み幸先よく先制。6分にはバックスのライン攻撃から副将梶伊織(環境)がゴール中央にトライ。その後も大東自慢のパワフルランナー、オネセマ・ハフォカ(社経1)、テビタ・ツポウ(社経3)が次々とゲインしてチャンスを作り出し前半29分までに0−43と圧倒的リード。この試合も立正大戦同様無失点での勝利に期待がかかった。
しかし、向かえた前半34分。大東自陣にて立教のアタックをなんとかしのぎマイボールにしたもののライン攻撃の途中、パスをインターセプトされ2試合ぶりにトライを奪われてしまう。続く終了間際にも昨年の対抗戦でも活躍したFB中澤に自陣から個人技によるトライを奪われトライを献上。前半は、14ー50で折り返す。ディフェンス面では少しばかり課題を残す結果となった。
そして、試合は後半に向かう。大東は、WTB淺井斗頼(スポ科4)に変えてホセア・サウマキ(外英1)を、LOオネセマ・ハフォカに変えて石関崇人を投入。
後半、ファーストトライはNO.8テビタ・ツポウ(社経3)が強引な突破から挙げ、続く8分にも本日がAチームデビュー戦戸室が一度はタックルで止まられるものの力強いランでトライを挙げた。
本日も1年生が多数出場したが、その中でもSH小山大輝(スポ科1)は特に活躍したメンバーの一人であろう。自慢のスピードを駆使し前後半合わせて3度トライラインを割った。特に後半終了間際、テビタからのパス受け相手を弾き飛ばしトライを奪ったシーンは強烈だった。小山自身、本学入学2か月にして不動の位置を掴んだが「まだまだ自分にうぬぼれることなく練習をしていきたい」と意識も高い。
試合は大東が立教大を圧倒。内容は決して良いとは言えないながらも95点を奪っての圧倒だった。
春シーズンも残すところ関東大学春季大会・成蹊大学戦一試合のみ。青柳監督が就任して主力メンバーの怪我はほとんどなく順調に秋シーズンに向かっている。
最終戦はホーム東松山キャンパスラグビー場。この試合も多くの大東ラグビーファンが納得する試合を見せて欲しい。
〈試合後コメント〉
青柳勝彦監督
「こんなもんじゃないかなと。立正大に大勝したので、まずは気を引き締めてやろうと話しました。ノックオンなどミスが結構ありましたが、相手に力勝ちしていたので自分が自分がの気持ちが出てしまった。シンビンも2人出てしまったが、この点に関しては、修正できるし心配はしてません。もちろん、今回も大勝したのは良い事だが浮き足立たないで、うぬぼれはしてはいけない。これからも自分達の練習してきたことをしっかい出したい。」
高橋洋丞
「悪くはなかったんですが、変なミスが多かったです。トライも取られましたし自分達のプレーがあまり出来なかったです。ペナルティーの多さも反省点かなと思います。再来週は、ホームで最終戦なので、クリーンアウトをしっかりして勝って終わりたいです。」
戸室達貴
「キックオフ直後は緊張して何も出来なかったですけど、最初のトライで体がほぐれました。良いプレーと悪いプレーの両面があったので修正したい。今日経験したことをたてに少しでも成長できればと思います。」
【鵜木 祥】