2013年06月05日

【ラグビー部】関東大学ラグビー春季大会CグループVS立正大学

関東大学ラグビー春季大会
会場:立正大学熊谷グラウンド
日時:6月2日(14時キックオフ)
青柳監督納得の圧勝
Cグループ優勝に一歩前進

   
立正VS大東
前半 0 − 38
後半 0 − 22
合計 0 − 60

圧勝。そう言っていいほど立正大を終始圧倒し続けた。本日、対戦した立正大は昨年、関東学院大を破って1部に昇格し、今年に入ってからも関東大学春季大会Aグループで奮闘する拓殖大にオープン戦で勝利するなど勢いがあった。
試合終了後、青柳監督も「A、B、Cチーム3連勝できて波に乗れてきた。」と満足した様子。特に、今年のゲームで初めて完封勝利を収めたことはこれからの収穫になったようだ。
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試合は、開始早々に動いた。LOオネセマ・ハフォカ(社経1)の力強い突破でゲインを図るとSH小山大輝(スポ科1)の手によってボールはバックスに展開。最後はFB大道勇喜(経済1)のラストパスを受けたトライゲッター淺井斗頼(スポ科4)が相手タックラーを弾き飛ばし先制トライを奪った。
先制した後は、一時立正大のアタック、粘り強いディフェンスに苦しめられるものの、それを打開するまでそう時間はかからなかった。14分にはNO.8テビタ・ツポウ(社経3)の突破からボールをもらった小山が持ち前のスピートで抜け出しトライ。18分にもファーストトライと同じような形で淺井のトライが生まれ19ー0とリードし、完璧に本学ペースに立正大を引き込んだ。
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本日デビューを果たしたWTB根岸も圧勝に貢献した。25分にはライン攻撃に参加していたオネセマが2人程を弾き飛ばすとフォローについていた根岸がボールをトライラインまで運んだ。先週行われた青山学院大戦ではCチームの試合に出場したが立正大戦ではAチームの先発。青柳監督も「いい選手だからAチームで起用した」と話すようにしっかりと実力を示した。前半は、36分に鈴木秀明(スポ科3)のトライも生まれ38ー0とリードする。
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後半は、3分にWTB淺井のトライで幕を開けると、7分には本日2つ目のトライを根岸が挙げる。このまま、前半と同じようにトライラッシュを続けるように思えたが、立正大も意地を見せ始める。SOツトネを中心に本学ディフェンスを抉じ開けようとアタックを仕掛けてくる時間が続く。しかし、FL篠原祥太(スポ科3)、CTB梶伊織(環境4)などの鋭いタックルで相手のミスを誘う。
嫌な、ムードを断ち切りたい、本学は後半20分に活躍したオネセマに変わり石関を、3トライを挙げた淺井に変えて本日がデビューとなる注目の昨年度U−20トンガ代表ホセア・サウマキ(外英1)を投入。
すると、26分には個人技でトライラインまで運び立正大まで駆けつけた大東ラグビーファンの度肝を抜くとラストプレーとなった40分にもトライを挙げた。
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この好調の原因の一つは選手たちが昨年度の苦い思いをしたくないという気持ちから来ているのかもしれない。この気持ちを呼び起こしたのも青柳監督や山内コーチの熱心な指導によるものであろう。立正大に勝利したことによりCグループ優勝は間違いないところまできた。しかし、本学が当初からの目標に掲げていることはリーグ戦で爆発すること。
本日、出場しなかったエース長谷川崚太、井東祐介、種市則之ら主力が戻ってくればさらに強力なメンバーが組めることは間違いない。
秋に向け一歩、一歩階段を上っている本学。来週は立教大学富士見グラウンドにて立教大学と対戦する。

〈試合後コメント〉

青柳勝彦監督
「CチームからAチームまで波に乗れてきた。60点取れたことより、ゼロに抑えたことの方が大きい。開幕戦の関東学院大の試合から段々失点が少なくなっていることは良いこと。毎回、試合では今まで練習してきた成果を出すことを目標にしているが今日はしっかりノミネートもできていたし前で潰そうと意思統一もできていた。いい形になってきている。ただ、今日の試合で大勝した事で変な油断をしてはいけない。足元をすくわれないように気を引き締めてやりたい。先週の青学戦に引き続き活躍した篠原は、僕みたいな選手(青柳監督)で体重とかは軽いですけどいてくれると試合が締まる。来週の試合も今までやってきたことを精度を高めてやるだけです。」

高橋洋丞主将
「練習でやってきた事が出せたと思います。途中中だるみしてしまったのは反省点です。これからは自分達がやってきたことをより深く突き詰めて今日の結果に満足せず練習をやっていきたい。」

梶伊織
「青柳監督から言われている早いアタック、前に出るディフェンスができて良かったと思います。前半は、FWが仕事をしてくれて、BK陣も仕事ができました。春で一番のゲームができたと思います。後半は少し、中だるみしてしまったのは青柳監督からも気を引き締めて行けよと言われたが、心のどこかに軽い気持ちがあったのかもしれない。去年と違う点は1年生が優秀で実力が高い。これからも自分たちのスタイルを突き詰めてやっていきたい。」

淺井斗頼
「チームの皆がボールを回してくれたので、トライが取れました。今のチームの雰囲気はかなり良いです。試合中は学年関係なくできている。練習でも楽しくできているし、寮でもコミュニケーションが取れているのがいい結果につながっていると思う。来週も試合はあるので気は抜かないで全勝を目指したい。」

小山大輝
「全体的にチームは出来上がっているように思えます。3試合連続のスタメンですが、自分にうぬぼれる事無く向上心を持ってやっていきたい。自分の今の課題は体を大きくすること。1年生が多く試合に出ているが、皆仲が良いのでやりやすい。春季大会では全勝で来ているので勝ち続けられればと思います。」

【鵜木 祥】
posted by スポダイ at 21:48| ラグビー部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする