日時:5月26日(13時キックオフ)
会場:青山学院大学緑ヶ丘グラウンド
大東41−7青山学院
関東大学春季大会2連勝
劣悪なピッチコンディションで行われた関東大学ラグビー春季大会第2戦。対戦相手は昨季対抗戦7位の青山学院大学。メンバーはエース長谷川崚太(社経2)が欠場したもののトンガ人留学生テビタ・ツポウ(社経3)、オネセマ・ハフォカ(社経1)は元気に出場。Aチーム初先発はFL篠原祥太(スポ科3)、SO川向瑛(スポ科1)、WTB大道勇喜の3名。Cグループ優勝のためには負けられない戦いとなった。
試合は、終始大東ペースで進んで行った。3分に先制トライをテビタが挙げると、前半は鈴木秀明(スポ科3)、大道勇喜、蛯名崇博(スポ科2)のトライも生まれ20ー7とリード。後半も新井智喜(経営4)のトライなどで青学を突き離した。
今日の試合で一番の収穫だったのはディフェンス面。青柳監督が就任してから強く意識していることは「前に出るディフェンス」。本日は特にFLに入った篠原が好タックルを連発。本学の2列目、3列目は突破力がある選手が揃う中、監督も必要とする「仕事人的な役割」をしっかりとつとめた。2年生の冬にSHからFLに転向し、3年目にして初のAチームでの出場。篠原自身も「上(Aチーム)でやれているのは楽しい」と手応えを掴んでいる。
チーム全体としても攻撃力を強みとする青学に対して7失点で抑えた事は収穫と言えそうだ。
得点は41点とやや格下とされる相手にしては伸び悩んだ印象だが、攻撃面でも収穫はあった。初めて得意とするCTBではなく、SOで出場した川向は前半3分のテビタのトライを絶妙なラストパスでお膳立て。チームの司令塔として、役割をしっかりつとめた。同じく1年生で公式戦デビューとなった小山大輝(スポ科1)も持ち前のスピードでチャンスメイク。1年生の同士のハーフバック団が結果を残した。
同じく行われたBチーム、Cチームの試合でも共に勝利。Bチームの試合ではウイングに入った戸室兄弟の弟戸室達貴の活躍が目立った。Cチームでも一時リードを許すものの森田禎章のトライで逆転。AチームだけではなくBチーム、Cチームの試合でも連勝が続いている。
これで、関東大学ラグビー春季大会は2連勝。来週(6月2日)に対戦するのは大東大前ヘッドコーチ太田正則氏が所属する立正大。春季大会において大一番になることは間違いない。高橋主将も「絶対に負けられない。しっかりとプレッシャーをかけたい」と話す。立正大に勝利すればCグループ優勝は確実になる。A、B、Cチーム3連勝を目標に突き進む。
〈試合後コメント〉
青柳勝彦監督
「Cチームは危なかったが3連勝できていい流れになってきた。グラウンドの状態が悪くて足首などの怪我が心配だった。点数に関してはもっとしっかりやっていれば60点は取れていたと思うが軽いパスが多かった。リーグ戦勢がとても調子がいいが大東は大東のプレーをしていけば問題ない。次の立正大戦はいつも通りプレーしてほしい。太田コーチがいることは良いモチベーションにしてほしい。力が入りすぎると固くなってしまう。試合前はリラックスしてプレーしようということは伝えると思う。」
高橋洋丞
「自分たちの練習してきたことは出せた思います。細かいプレーのミスが出てしまったのでオフ明けから集中して練習に臨みたい。青学の印象はバックスが低くて前にディフェンスが良く出てきたイメージがある。来週は負けられない。しっかりとプレッシャーをかけたい。」
篠原祥太
「初めての公式戦だったので良い面、悪い面もあった。自分ができる事は目立たない仕事であったり、前に出るディフェンス。SHからFLに転向して上(Aチーム)でやれているのは嬉しい。次の試合も自分のできる仕事をしっかりとやりたい。」
川向瑛
「初めてのスタンドオフだったので少し緊張しました。監督から視野が広くなるのでスタンドオフもやっておいた方が良いと言われた。先輩方からリラックスしてやろうと言われてリラックスできた。次に向けての課題は視野を広くして人を使えるスタンドオフになれるように練習したい。」
【鵜木 祥】


