9月22日13時キックオフ
会場:日本大学稲城グラウンド
Aチームに喝を入れるBチームの躍動
今季公式戦初勝利
今季公式戦初勝利
大東―日大
前半13―7
後半15―17
合計28ー24前半13―7
後半15―17
関東大学ラグビーリーグ戦を開幕2連敗でのスタートとなった本学。今日は下級生が主体となって参加する関東大学ラグビージュニア選手権が行われた。対戦相手は日本大学。リーグ戦においても11月に対戦するため勝って日大にいいイメージを持ちたい所。
本学の先発は一週間前の拓大戦で出場機会があった山口優(環境3)、梶伊織(環境3)がスターティングフィフティーンに名を連ねた。
前半本学は日大のアタックを受けるものの持ち味の低いタックルを見せつける。2分に日大ボールをミスで奪うと市川勇輝(社経4)が裏にボールを蹴りだし日大の反則を誘う。その後ゴール前5Mのラインアウトから山口の突破でチャンスを掴むが得点できず相手にボールを奪われてしまう。
逆に8分、相手のゴール前ラックから1番プロップに押し込まれトライを奪われる。ここではトライを奪われてしまったものの低いタックルでナイスディフェンスを見せる。
17分には耐えてもらったペナルティーをショットの選択にして、きっちりと市川が決め7−3に日大との差が縮まる。
随時、本学が持ち味とする低いタックルが決まり日大アタッカー陣を翻弄。ゲインは許すものの粘り強いディフェンスで相手のミスを誘い悉くマイボールにしていく。
すると35分にはゴール前5Mのスクラムを獲得するとラックから市川が押し込み7―10と逆転に成功。40分にもナイスディフェンスからペナルティーを奪うとPGを決め前半を13―7のリードで終える。
後半は両チームとも怒涛のトライラッシュ。後半4分にバックスのライン攻撃からチーム1の俊足戸室富貴(経営3)が快足を飛ばしトライを奪うと日大も負けずと2分後にラックから押し込みトライを奪う。得点を取った後のディフェンスだっただけにここは防ぎたい所であった。12分にも同じくラックから連続攻撃にてトライを奪われついに1点差にされてしまう。
しかし、本学も17分に相手のゴール前ノックオンにて得たチャンスをCTB太田修二郎(経営3)の突破でトライを奪う。
22分にも1年生蛯名崇博(スポ科1)の突破から本日2つ目のトライとなる太田が押し込みトライ。28―17とリードを広げる。
終了間際には未完の大器浅井斗頼(スポ科3)のカウンターアタックにてチャンスを演出するなどAチームでなかなか出番が来ない選手が躍動。最終的には28―24での勝利となった。
ジュニア戦とはいえども列記とした公式戦初勝利。この勢いに乗って来週リーグ戦での初勝利を期待したい。この試合で一番感じたのがラグビーはやはりセットプレーの安定がカギになるということだ。今日のフロントロー3人はそれをよく熟知して試合に臨んでいたように見えた。結果スクラムは押されるどころか押し返す場面も見られ試合も安定していた。来週の中大戦もセットプレーがカギになることは間違いない。今日の試合からAチームのメンバーが何を感じるのか?その答えは29日はっきりするであろう。
〈試合後コメント〉
高塚悠矢ゲームキャプテン
――試合を振り返ってどうでしたか?
立ち上がりは悪かったが何とかディフェンスは個々が頑張っていた。点差は開いていないがそこまでやられた感じもない。
――低いタックルというのは心がけているのでしょうか?
そうですね。ひざ下に入っていくというのは意識しています。今日もそれができていました。
――この試合で意識していたことは何かあるのでしょうか?
アタックで練習していることが1人行ったら2枚サポートに付くということなのでそこを意識しています。
――Aチームが不調ですけどBチームからということは考えているのですか?
来週中央大戦なのでBチームから盛り上げてということは考えています。BチームでもAのリザーブに入っているメンバーもいますし、BのメンバーはもちろんAチームに上がりたいと思っていますし。
――次のジュニア法政大戦まで変えたい所はありますか?
立ち上がりが悪かったのでそこを変えたいですね。しょうもないミスが多かったので次の試合は無くしたいです。
【鵜木 祥】