2012年03月11日

【スポダイ定期コラム第91回】

こんにちは。
行動派かどうかはわかりませんが、スポダイ部員の中で終電が1番早い神奈川県民の財務担当・山本貴之が担当させていただきます。

さて、東日本大震災から1年が経ちました。
昨年、震災直後に定期コラムを担当させていただいたのですが、またこのタイミングで定期コラムを担当させていただけるとは思ってもいませんでした。
本来は7日(火)に更新すべきコラムでしたが、誠に勝手ながら本日3月11日に合わせて更新させていただきます。

スポーツ界全体においてこの1年間を語るとき、「スポーツの力」というものが、ひとつのキーワードになるのではないかと思います。それだけスポーツの力というものを強く感じた1年間でした。

思い返せば、震災の影響で中止になったり、日程・時間・大会形式に変更が生じたりした大会・試合がたくさんありました。
あるひとつの見方をすれば、スポーツを「娯楽」というとらえ方ができます。お金を払って観戦する。これは、スポーツを娯楽という側面から見る代表的な一例です。
震災直後に自粛ムードが広がったとき、スポーツもその対象となりました。試合や大会の会場事情、電力事情など物理面の原因もありましたが、スポーツを娯楽という側面からとらえたゆえの心理的な原因というのが大きかったのではないでしょうか。

その中で、春の選抜高校野球のように開催に踏み切ったもの、Jリーグやプロ野球のように遅れながらも早期に開幕に踏み切ったものなど、中止が議論されながらも行われたスポーツもありました。
では、なぜ震災直後の3月4月に開催できたのか。それは、「スポーツの力」というものがあったからだと思います。

スポーツには、勝敗を争う「競技スポーツ」と勝敗関係なく楽しむためや健康の維持・増進のために行う「生涯スポーツ」があります。では、メディアが毎日のように伝えている競技スポーツにあるスポーツの力とは何か。
それは、「観客の声援がプレーヤーに勇気を与え、プレーヤーはそれにプレーで応えるとともに、観客に勇気・感動を与える」ということです。

嬉しい思いをすることもあれば悔しい思いをすることもあり、時として厳しい言葉が飛び交うこともある競技スポーツ。これまでにたくさんの感動を与えてくれました。
これは、震災の有無に関係なく以前からありましたが、心を痛めたこの1年においてはより強く感じられるものとなりました。まさに、「スポーツの力」というものを再確認できた1年になったと言っていいのかもしれません。

今や日本の、そして世界の大衆文化に根付いたスポーツ。仮に勝敗を争うことや娯楽として楽しむことだけのものだとしたら、ここまで大衆文化に根付くこともなければ、スポーツの力などこの震災に対して恐らく無力だったでしょう。
しかし、スポーツの中に楽しさ・よろこび・感動があり、元気や勇気を与えてくれるからこそ、震災が起きた後もスポーツがこの日本から消えることはありませんでした。
そして、女子サッカー日本代表のW杯優勝などさまざまな競技においてこの1年、日本を元気づけてくれたのです。

これからも、スポーツがさまざまな勇気や感動を人々に与え、復興へ向かう日本を、そして人々を元気づけてくれることを期待したいものです。

次回のコラムは、普段はおとなしいけど語るときはスポダイ現役部員の中で1番熱く語る鵜木祥が担当いたします。
お楽しみ。


【山本貴之】
posted by スポダイ at 15:33| スポーツ大東編集部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする