2019年07月22日

【陸上競技部女子長距離】第30回ユニバーシアード競技大会/事後取材 関谷夏希・鈴木優花


 第30回ユニバーシアード競技大会の陸上競技は7月8日〜7月13日にかけてイタリア・ナポリで開催された。学生オリンピックとも呼ばれ、2年に一度の本大会。本学は、1万メートルで関谷夏希(外英4)が銅メダルを獲得し、ハーフマラソンで鈴木優花(スポ科2)が金メダルを獲得する快挙を成し遂げた。関谷は、台湾・台北が舞台だった2年前の前回大会は、5000メートルと1万メートルともに出場したが、入賞を逃した。今大会は雪辱を晴らす大会でもあった。鈴木は、3月の日本学生女子ハーフマラソン以来の自身2度目のハーフマラソンながら、世界の舞台で物怖じぜずにレース展開を繰り広げた。今大会のメダル獲得を自信に、国際大会での経験をさらなる飛躍につなげてほしい。
 本学から、ユニバーシアードで2人のメダル獲得となった女子長距離。女子長距離は、節目の創部10年目で、ユニバーシアードでのメダル獲得は歴史に名を刻んだ。秋には駅伝シーズンが控えており、エース区間を任されることに違いない。4年生中心で考えた「桜梅桃李(おうばいとうり)〜10年間の笑顔を頂点に〜」のスローガン。創部10年で成し遂げていない、杜の都(=全日本大学女子駅伝対校選手権大会)と富士山女子駅伝(=全日本大学女子選抜駅伝富士山女子駅伝)の`2冠´へ、確実に近づいている。

▽第30回ユニバーシアード競技大会

女子1万メートル決勝
関谷夏希(外英4)34分05秒84(3位)銅メダル

女子ハーフマラソン決勝
鈴木優花(スポ科2)1時間14分10秒(1位)金メダル

団体(日本)
金メダル:8個、銀メダル:6個、銅メダル:5個(1位)


DSC_0033-min.jpg
▲7月号を笑顔でもつ左から鈴木と関谷

《事後取材》ユニバーシアードと今後の意気込み聞きました。

関谷夏希
『悔しさ半分嬉しさ半分』

―銅メダル獲得おめでとうございます。率直な気持ちをお聞かせください。
 金メダルを目指してきました。3位は悔しい部分がありますが、2年前からの目標である、メダル獲得ができて素直に嬉しいです。でも、日本人2位ってことと金メダルではなかった悔しさが大きいです。まだまだ強くなっていきたい気持ちが芽生えた試合でした。
―目標はありましたか。
 金メダル獲得です。
―現地入りして調整はどのようにしていましたか。
 到着してから試合まで日にちが少なかったので、感覚が合わない部分がありました。でも上手くあわせていけたかなと思います。海外遠征ではいつも体調は行きは大丈夫ですが、帰国した時の方が大変です。昨日とかは、疲れてて約13時間寝てました。
―会場について、日本との違いはありましたか。
 到着して次の日にサブトラックで練習をしにいったんですけど、バスが、時間通りにこないとか、人が多すぎて乗れないとかで大変でした。それがあってからは早めの行動を心がけました。あと現地は暑かったですけど日本と違って湿度が高くなかったので、過ごしやすかったかなと。日差しが強かったですけど、日本より走りやすかったです。
―レースプランは考えていましたか。
 ラスト勝負になると想定していました。でも自分でレースを引っ張っても利用されるだけなので、5000メートルまでは周りの様子をみてついていってそこから仕掛けていくことを考えていました。
―レースを振り返っていかがですか。
 最初、あまりにもスローペースでした。これは、良くないなと思ったので、2000メートルぐらいで前に出ました。ラスト2000メートルで仕掛けて、ラスト800メートルで海外勢が仕掛けたのは対応できました。ラスト1周では、4番にはいった選手が疲れてていたので、いけると思ってぬかしました。でも五島(=莉乃、中央大学)さんについていきたかったですが、力不足でついていけなかったが現状で、世界ではまだ勝てないなと思いました。
―ユニバーシアードを経て成長を実感した部分はありますか。
 世界大会に出場しても、序盤で離されてしまって勝負できなかったですが、今回初めて勝負できる位置でレースができました。同時に世界の強さをまじかで体験できたことが刺激になりました。
―逆に課題はみつかりましたか。
 1万メートルは持久力はもちろんですがペース変化に対応できる力が必要です。まだ短い距離に苦手意識があるので、克服していかないと思いました。
―結果についてどう評価をしていますか。
 4月の時期で調子が上がってこなかったので不安がありました。でもその中でも記録を上げてこれて今までやってきたことに間違いがないなと思いました。結果には喜んでいいのか悔しがるのかが分からなくなりました。でもメダルをとれたのは前回とは違ったことだし、喜んでもいいのかなと。でも力不足と弱さが知れました。嬉しさ半分悔しさ半分ですね。
―1万メートルは男女通して日本勢が表彰台を独占しましたが、どう感じていますか。
 大学生の中でも、勝つための強さっていうのが、世界で戦う上では必要と感じました。前回大会よりもメダル獲得が多かったことはすごい良かったなと思います。でも金メダルをとっている人もいるので負けてられないなと思いました。
―ユニバーシアードを通しての大会の雰囲気はどう感じていますか。
 2回目でした。でもまた違った雰囲気で、他の大会とは違う。熱気や雰囲気も凄かったです。盛り上がりも凄かった。出てよかったなと思いました。
―イタリアの雰囲気は楽しみましたか。
 レースを終わったあとは観光にいきました。コーチ(=昨年の女子長距離の主務、松尾順菜)とカプリ島とかに。凄いキレイでした。食べ物とかは、ピザとかチーズが美味しかったです。あと女子1万メートルの五島さんと、男子の1万メートル組で行動していました。4年生が多かったので仲良くなれました。
―ユニバーシアードを終えてトラックと駅伝シーズンへの目標を教えてください。
 12月山口で日本実業団陸上競技連合女子長距離記録会で自己ベストを出すことと、学生新記録をだすことです。その前にある全日本インカレでは優勝して駅伝に繋げていきたいと思います。富士山もありますが、まず杜の都で区間新で優勝したいと思います。
 
DSC_0025-min.jpg
▲まずは、杜の都で優勝します!

★関谷夏希(せきや・なつき)
外国語学部英語学科4年。千葉・市立船橋高出身。自己ベストは1万メートル31分50秒17(2018年)。昨年の三大駅伝(関東、杜の都、富士山)では、全て区間賞の活躍をみてチームに大きく貢献した。今年度は女子長距離の主将に就任した。
好きな食べ物は「焼き肉」、レース後に食べるのが楽しみ。最近ハマっていることは「映画鑑賞」、主に洋画。


鈴木優花
『団体金メダルに貢献できて嬉しい』

―金メダル獲得おめでとうございます。率直な気持ちをお聞かせください。
 金メダルというのはずっと目標にしてきたので、嬉しいです。タイム的には遅かったですが、ユニバーシアードで1番になれたというのは、これから競技をやっていく上でも良い経験をさせてもらいました。
―目標はありましたか。
 金メダルを獲得です。それと、チームジャパンで団体金メダルを獲得するのを目標としていたので貢献できて嬉しいです。
―現地入りしてからの調整はどのようにしましたか。
 約1週間の中で、食事の面で日本食じゃないので、食べるものを考えなければなりませんでした。でもイタリアだと日本人の口に合うものが多かったのでその面は良かったなと思います。あと、日がとても長かったので、眠る時間とかもすごく気をつけました。それぞれの場面で自分の調子を崩さないように上手く対応していくというのを特に気をつけました。
―会場について、日本との違いはありましたか。
 日本はやっぱり時間にしっかりと合わせて動くのですが、海外は時間にルーズな面もあってバスに乗り遅れたのが大変でした。
―レースプランは考えていましたか。
 はい、前に出るのも自分の走りだとは思っていたのですが、残り5、6キロまではしっかりリラックスして、勝負所で絶対負けないというレースプランを考えていました。
―レースを振り返ってみていかがですか。
 前の人に引っ張ってもらいながらその中でリラックスしながらついていけたので、ラスト5キロから前に出ることができたと思います。
―ユニバーシアードを経て成長を実感した部分はありますか。
 スタッフの方々が競技者の数に比べて少なかったので、自分で動いて確認して自分で全てマネジメントするということがすごく勉強になりました。
―課題は見つかりましたか。
 ラストきつくなった時に腕振りが前後ではなく横ブレしてしまったことで、上手くスピードが出せなかった。もう1回しっかりと腕振りの形作りから見直していきたいと思います。
―結果については、どのように評価していますか。
 金メダルが、目標だったので達成できたかなと思っています。
―ハーフマラソンは男女通して表彰台を独占しましたが、それについてどう感じていますか。
 チームジャパンでみんなで戦うぞ、というのはスタッフの先生方もおっしゃっていたので、そういう面ではすごく嬉しいですし、みんなで笑って終われたというのが1番良かったなと思います。
―ユニバーシアードの大会の雰囲気はどうでしたか。
 各国の応援がすごく熱かったというのと、ハーフマラソンだと、町の人達も勢ぞろいで集まって応援してくださったので、そういう面では海外の方は陸上競技ににすごく関心を持っているなと感じました。日本でももっと地域の方々が、誰でも思いっきり楽しめるような雰囲気になって欲しいなと思うので、自分ももっと結果を残して盛り上げていきたいと思いました。
―ユニバーシアードを終えてトラックと駅伝のシーズンへの目標を教えてください。
 トラックでは、全日本インカレが控えているので、そこでしっかりと5000メートル、1万メートルに対応できるスピードを磨いたり、スピードが速い中でもしっかりとリラックスして走っていけるようにしたいです。駅伝に向けてはしっかり距離踏みをして、やっぱり1人で走ることになるので、普段の練習から後半上げるというのを意識して毎日の積み重ねを大事にしていきたいと思います。

DSC_0028-min.jpg
▲区間新でチームに貢献します!

★鈴木優花(すずき・ゆうか)
スポーツ健康科学部スポーツ健康科学科2年。秋田・大曲高出身。自己ベストは、ハーフマラソン(21.0975キロ)1時間11分27秒(2019年)。昨年の三大駅伝(関東、杜の都、富士山)で全てで区間賞。富士山では、最終区で区間新の快走で、チーム過去最高の準優勝に貢献した。
好きな食べ物は「うなぎ」、勝負メシにしてるぐらい好物。最近ハマっていることは「絵を描くこと」、小さい頃から好きで、チームメイトの似顔絵を描いたりするほどの腕前。

※取材日 7月18日

【西澤蒼馬 新井美咲】
posted by スポダイ at 15:40| 陸上競技部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする